むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • ノルマに縛られず、今日を大切にしましょう

    ツタヤ健軍店にNHK語学のテキストを買いに行ったら、タピオカ屋さんだったところにピザハットができていました。8月3にオープンだそうです。錦ケ丘公園前にはDOMINO’sもあるので、このあたりはピザ激戦区になりつつあります。オープンが待ち遠しい。ワクワク。私は、患者さんには健康的な食事とは、とお話しますが、自分では結構ジャンクも好きです。マック大好き。ラーメンもピザも好き。ただ、好きだからといって食べまくるわけではありません。たまに食べるから感動するのです。糖尿病の人は毎回の食事を気をつけないと血糖が乱高下しますが、それ以外の場合、全食事を完璧にする必要はないと思っています。たまに羽目を外すのも楽しみであり、ストレス解消になります。そこで、その日その日でできていなくても、一週間単位で帳尻が合えば良しとします。

    例えば、友人と飲みに行ったり、ごちそうを食べる機会があれば、その日は存分に楽しみます。そして、他の日でカロリーをセーブして野菜もしっかり取るよう工夫します。仕事でも家事でも同じような考えでいいと思います。完璧主義の人は、その日の仕事が終わらないと帰宅しないとか、家事を完璧にこなさないとイライラして機嫌が悪く、夜遅くまで黙々と働きます。そういう働き方は体に悪い。今日できなかったら明日すればいい。今日は、予定通りでなかったけど楽しいことができた、ということであれば、それでいいのです。楽しいことなどチャンスはまたとないかもしれないけど、毎日のルーチンは明日もできる、というわけです。

    最近は老老介護が珍しくなく、95歳の親の介護を70歳の子供がするなんてよく聞きます。70歳というと年のようにも聞こえますが、実はまだまだ若くて元気です。60歳や65歳で定年退職して、第2第3の職場で現役で働いている人もいます。そういう人たちが元気に旅行できるのはあと何年だろうと考えると、毎日が貴重です。全時間を親の介護に向ける人もいますが、介護はエンドレスです。無理せず、人に任せたりデイケアやショートステイなどを使いながら貴重な自分の時間を過ごしていただきたいと思います。足腰が調子良く動いて、ご飯を美味しく食べられる。それが当たり前と思っているとその健康な日々はいつか当たり前でなくなります。今日が貴重なのです。