むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • やっぱりランニングは楽しい

    雲一つない汗ばむ陽気の一日でした。空気はカラッとして過ごしやすいですね。一方、黄砂かPM2.5かわかりませんが、この時期は空がかすみ、埃っぽいです。車もすぐに汚れてしまいます。花粉はスギが終わってヒノキの時期です。アレルギーのある人はもうしばらくつらい時期です。咳がなかなか止まらなかったり、のどのイガイガがつづきます。鼻水や目のかゆみの人はだいぶ減ってきました。あれはおそらくスギ花粉症だったのでしょう。

    今日の往診は案外早い時間に終わって、昼休みに1時間以上ポッカリと時間が空きました。こういう時間は私にとっては天からの贈り物にも等しい貴重な時間です。何をしようかと一瞬考えましたが、すぐにランニングシャツに着替えて外に出ました。ランニングは半年以上ぶりでした。当院から九州自動車道まですぐなのですが、その高速に並行する下の細い道があります。そこを戸島の「ぶぶたんの湯」ちかくまで走りました。

    昔ならなんてことない距離なのですが、すごく久しぶりだったので、午後の診療に間に合うように帰れるか途中で心配になりました。しかし、案外気持ちよく走っているうちにクリニックに戻ってきました。いい汗を流し、ランニングの楽しさを再認識した一日でした。

  • 4月22日(日)は当番医です

    昼に往診に行った帰り、突然爆音が聞こえてきました。空を見上げると戦闘機が1機、熊本市東区の上空を飛んでいました。有事かと思いましたが、飛び方が超音速に達していなかったこと、1機だけだったことから、おそらく心配ないだろうと思っていました。夕方ニュースを見ていたら、米軍ヘリが熊本空港に緊急着陸したと言っていました。おそらく、それを受けて自衛隊が偵察機をすぐに飛ばしてきたものと思います。素早い対応です。こういう偵察機は、熊本地震の際にも地震発生数分後には飛んできていたとのことでした。明るい時間に飛んでいるのは私も見ました。おそらく戦闘機の基地は熊本にはないので、福岡あたりから飛んできているのでしょうが、ものの数分でしょう。新幹線で30分もすごいですが、飛行機は本当に早いです。

    医療ではドクターヘリというのがありますが、私が国立病院で救急担当をしていた時は自前のヘリはなく、県の災害救助用のヘリを依頼していました。今は国立病院にはヘリポートがありますが、当時は二の丸公園に着陸していました。天草から15分で飛んできても、二の丸から病院の救急外来まで30分以上かかることもありました。今となっては懐かしい話です。

    ところで、今度の4月22日(日)は休日当番医です。朝9時から夕方5時まで内科系の疾患をお受けいたします。同日のその他の当番医情報を掲載しておきますので、ご参照下さい。

     

  • ハザードマッップと指定避難場所

    熊本地震の本震から2年目の今日は肌寒く雨の降る一日でした。あの日の夜、こんな冷たい雨が降っていなかっただけでもラッキーでした。深夜に避難した中学校の校庭でビニールシートをしいて余震におびえた日のことは鮮明に覚えています。晴れていましたが相当寒かったです。もし今日のような雨だったらもっと悲惨だったと思います。実は、この地震が起こる1ヶ月ほど前に当院のホームページのために書きためた文章があります。そのうちいくつかはすでにブログにアップしましたが、まだアップしていないものがあります。なかでもずっと気になっていた文章があります。今日はその文章を以下に掲載させていただきたいと思います。

    ーーーーーーーーーー・・ーーーーーーー・・ーーーーーーーーーー

    皆さんはハザードマップを見たことがありますか?災害はいつ起こるかわかりません。最近は異常気象と言えるような激しい気象現象も目立ちますから、地震、洪水、津波などの災害時にどのエリアが危ないとか、どこに避難したらいいかといった情報を確認しておいた方がいいと思います。

    市町村のホームページに情報が挙げられています。またあとで、と言わず、今からでも検索してみてください。たとえば、私が住む熊本市の情報は、熊本市のホームページで見ることができます。検索キーワードに「熊本市、ハザードマップ」といれると、洪水、高潮、地震、津波、液状化、に関するハザードマップが見られます。→ https://www.city.kumamoto.jp/hpkiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=2121

    また、「熊本市、避難場所」と検索すると、各校区ごとに指定避難場所の情報が載っています。私のクリニックのすぐ近くに東稜高校と山ノ内小学校がありますが、いずれも指定避難所になっています。幸いこの辺りは高台にあり、洪水や津波の心配はほとんどありません。通常は、近隣に住んでおられる皆さんの健康と幸せを守るクリニックとして精一杯働きますが、万が一大規模な災害で大勢の避難者が出るような場合には、これらの避難所に最寄りのクリニックですから、避難者全員の健康を守る覚悟で日頃より準備しておきたいと思っています。これは、学校前のクリニックの責任だと思っています。

    あの日も、そしても今年も咲いている玄関先のガーベラ

  • 熊本地震から2年

    熊本地震から2年がたちました。色々変わったこともあれば、何も変わっていないこともあります。私はあの時ちょうど今のクリニックの建築中でした。地震のあと、資材の供給などが遅れたことと、大工さんたちが仮設住宅作りにかり出されたことなどで工期が遅れましたが、幸い建物自体は被害をまぬがれました。一方、自宅の方は屋根が壊れて雨漏りしたり、薪ストーブがとんでもないところまで動いて壊れてしまったり、ブロック塀もボロボロに壊れました。屋根の修理と暖炉の撤去はなんとか済みましたが、それ以外はあの時のままです。食器もたくさん割れてしまいましたが、何も買い足さずそのまま過ごしています。

    強制的な断捨離だったと思えば、諦めもつきます。これからは、「モノ」にこだわらず質素な生活の中に「こころ」豊かに過ごしたいと思いました。一方、災害に対する対策は怠ってはいけません。熊本はもともと地震が少ないから九州の災害支援の拠点にしようと言われていたのに、逆に支援される立場になりました。日本中安全な場所などないのです。あまりたくさん買い揃える必要はないと思うのですが、数日分の缶詰や米、電池、防寒具、レインコートなどの準備は必要でしょう。

    それにもまして大切なのは、健康です。持病がある人は1週間分くらいは薬に余裕を持っておいたほうがいいと思います。持病がない場合、健康増進あるのみです。自分のことは自分で出来るだけの足腰づくりがまずは大切だと思います。

     

  • 週末は湖畔をウォーキング

    昨日は腰痛を「かたお」で治す話を書きました。私は患者さんに鍼治療をするので、この症状はどこのツボを刺激すればいい、というノウハウがありますが、自分の腰だとハリをしようにも手が届きません。そこで、「かたお」などを背中や腰のツボに当てて仰向けになってツボを刺激するのです。ハリは刺さなくても、適切なツボを刺激すれば効果は抜群です。(「かたお」には姉妹品の「やわこ」がありますが、こちらもオススメです)

    最近、この「かたお」がすごくいいと思うのはスマホ首(ストレートネック)の治療です。くびのツボにあてて仰向けになって首の骨を矯正します。肩こりや手のしびれなども軽くなります。また、くびのツボは自律神経を調整します。寝汗が多いとか、めまいふらつきとか、いろいろな自律神経失調に伴う症状にも有効です。それから、私はまだ持っていませんが、ストレッチポールというウレタン製の丸太のようなリハビリ道具があります。これもとても良さそうです。特に脊柱管狭窄症で足が痛かったりしびれたりするのにいいようです。自宅でできるセルフケアです。

    日曜日、前日の雨も上がってすがすがしい快晴の一日でした。私はいつものように江津湖の遊歩道をウォーキングしました。腰痛や膝の痛みなどの時は、無理してはいけませんが、少し動いたほうが痛みは軽くなります。運動することで筋肉や関節が調整されるからだと思います。今日、私は肩を回したりストンと落とす操体法をしながらブラブラと湖畔を歩きました。1週間分の疲れが飛んで行くようないい週末でした。

    江津湖