むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • 今日もワクチン説明会でした

    土曜の夕方は国主催のコロナワクチンの説明会でした。ZOOMであったのですが、全国のドクターが参加したため、参加人数が予定枠を超えました、とエラーメッセージが出て説明会に入れませんでした。何度も、手を変え品を変えしていたら、10分ほどして溢れた人用にYouTubeライブに誘導され、ZOOMのライブがYouTubeライブで流れるという裏技で参加することができました。結局、厚労省からのワクチン接種の流れが説明されたあと、ファイザーの担当者から取り扱いや副作用などに関する情報を延々聞かされ、2時間が過ぎました。こんな、医薬品情報や接種方法についての動画などは予め資料としてYouTubeにアップしておいてもらえば、好きなときに見られるのに、なぜ生配信をするのかわかりません。わかったのは、予防接種としてはインフルエンザなどとたいして変わらないのに、クーポンが送ってきたり、ネットでの予約登録が必要だったり、とにかく煩雑な事務作業がおおい。アナフィラキシーショックのことをTVやネットで見ますが、それはどのワクチンでも起こり得ることなので今回のコロナワクチンに限ったことではありません。懸念される中長期の副作用(有害事象)に関しては、人類始まって以来初めてのmRNAワクチンでもあり、今回のが世界規模の人体実験ですから、諸外国より遅れて始まる日本はラッキーだと思います。世界に目を向けて情報を集めたいものです。

    ところで、先日買ったアンドロイドPadはけっこう使えています。iPadの半額ですから、おもちゃかと思ったら、実用機として必要十分の機能を備えています。思いつくことをいろいろしましたが、全部できます。動画の編集などは厳しいかもしれませんが、私はそんなことはしないので、関係ありません。OSが違うと使い勝手も違うので頭の体操になりますが、以前一度だけアンドロイド携帯を使っていたので、結局なんの苦労もなく、したいことは全部できます。わからないところを何度かググったのですが、Windows10よりよほど使いやすいです。

    話は変わって、キッチンの流しの排水がつまり気味だったので、パイプ洗浄の液体を流しましたが、改善なし。むかし買った業務用のパイプつまりを取る薬品を流してみましたが、かえって詰まってきました。おそらくパイプにこびりついた汚れが剥がれて詰まったのか?それを流すため、重曹とクエン酸を同時に流して泡(二酸化炭素)をボコボコ発生させましたがまだ流れません。仕方ないのでパイプ洗浄用のブラシを見つけ出して、流しの排水溝から奥深くまでブラッシングしたところ、驚くほどのヘドロ状の汚れが流れて、スッキリ改善しました。嬉しい!

  • 今日もワクチンの説明会でした

    冷えますね。雪がちらついています。寒いのは日本だけではないようです。私が留学していたアメリカのテキサス州ガルベストンはメキシコ湾に面する南国で緯度は屋久島くらいの位置にありますが、昨日はなんと何十年ぶりの積雪だったそうです。友人がフェースブックに写真をアップしているのをみて驚きました。ニュースをチェックしたら、ヒューストンでもかなりの積雪だったようです。暑かったり寒かったりで、体に応えます。しっかり防寒して体調を壊さないようにしましょう。

    これだけ寒いと、犬の散歩も大変ですが、最近はジョギングしながらの散歩です。体はすぐに温まり、寒さを感じることはありませんでした。とはいえ、ダウンジャケットを着てのジョギングです。最近は朝晩いろんな用事があり通勤で歩く暇がありません。運動不足で太ってしまいました。今日も、夕方診療が終わってすぐの6時から県庁主催のコロナワクチンのWEBに説明会でした。まだ決まっていないこともたくさんあり、どう動いたらいいのかわからないことばかりです。明後日は、国の方から再度WEB説明会があります。診療の他に相当な準備のための時間を取られています。それにしても、またもやワクチン接種のシステムは国ではなく市町村単位で独自にシステム開発をしているようです。熊本県は予約システムをJTBに投げたようで、国のシステムの他に県が作るシステムも併存しての運用みたいです。混乱します。

    当院がワクチン接種の拠点としてどのような役割を果たせばいいのか、いまだによくわからないのですが、まずは先行して始まる医療関係者に対してのサテライト会場としての機能をはたし、その後、一般枠の準備に入るという感じでしょうか。一般枠のワクチンはまだ国内に入荷しておらず、いつ何本はいるかもわかっていないので、予定は未定と言ったところです。お問い合わせが多いですが、しばらくお待ち下さい。

  • コロナワクチンの準備が進んでいます

    熊本は独自の緊急事態宣言を出していましたが、だいぶ状況は改善して解除になるとのことです。飲食店をはじめ、ホッとすることだと思います。私の予想では、去年と同じ季節的な変化をたどると思っています。つまり、5月頃には随分改善するでしょう。しかし、去年の2月から4月頃というのはちょうど増え始めた時期でした。今年は前倒しで増えていたので、今減ってきていますが、あと2−3ヶ月は気を抜かずに行きたいものです。

    世の中は、コロナワクチンがいよいよ始まるようです。まずは国立病院の職員が先行し、その次が医療従事者、65歳以上の高齢者と続くようです。当院でも、患者さんからの問い合わせや要望が多いことから、ワクチン接種のサテライト会場として申請しています。ファイザーのワクチンが1単位1000人分と言う話で、1日あたり100人以上打たないとメイン会場の資格がないのですが、そこからドライアイスに入れて小分けしてもらう形でサテライト会場となるようです。まだ詳細は不明ですが、3月頃からクーポンの印刷が始まり、4月頃には発送されるでしょう。それをもとに、希望する会場に予約を入れる形になりそうです。今回は、保存が難しく品質管理が厳重なため、接種者のほうがワクチンの都合に合わせてもらわないといけません。1本あたり5人分とか6人分とか議論されていますが、無駄にならないようにきっちり予約制になります。予約したら、必ずその日は会場に行ってもらわないと困ります。うっかり忘れたりドタキャンしないでください。

    私の予想では5月頃にはかなり患者数が減ってすでに流行も終わったような気分になると思いますが、一般の人のワクチンは5月頃に回ってくるため、注射する気持ちもだいぶ薄れるのではないかと思います。しかも、インフルエンザだと今年のワクチンで来シーズンの予防効果はないので、コロナワクチンは5月頃打ってどのくらい意味があるのかと思っています。インフルワクチンなら10月から12月頃に打って備えます。誰も指摘しませんが、コロナワクチンも季節変動を無視しては無駄打ちになるのではないかと思っています。

  • プランマン

    月曜は患者さんも多く、けっこう慌ただしく過ごしました。診療が終わって、経理作業をしていたら予定していたWEB講演会が始まりました。帯状疱疹ワクチンの話です。先日もブログに書きましたが、当院でも帯状疱疹ワクチンが接種できます。帯状疱疹は運が悪いと神経痛の後遺症が残り、つらい思いをします。ワクチンの予防効果は抜群ですので、まだ帯状疱疹にかかったことのない場合ワクチンを検討されたらと思います。この講演会が終わったら、次に睡眠薬の講演会。最近新しくでた睡眠薬はとてもよく効くのですが、従来のベンゾジアゼピン系ではないので比較的安全で習慣性も少ないと言われています。当院でもすでに処方しています。この講演会が終わったら、3つ目のWEBセミナーが糖尿病の話です。最近はSGLT2阻害剤という新しい機序の治療薬がでて、糖尿病合併心不全や腎不全などの予後が劇的に改善しています。今となってはSGLT2阻害剤を使わないのは患者さんにとって悪いことのような気がして、どんどん取り入れています。

    このように、夕方3つのWEB講演会をはしごして効率的に勉強できたのは単に運が良かったわけではありません。勉強しようと思って計画的に3つの講演会を予約したからです。何事もそうです。自分でやりたいことを具体的にイメージしたら、その方法を考え、計画する。そして、計画を実行する。それにつきます。私は、もともとあまり計画的な性格ではなく、旅行などに行ってもぶらっと地図も見ずに雰囲気で好きな方向へ歩いていっては目に止まった店に入ってご飯を食べる。ガイドブックなど殆ど見ません。

    しかし、50歳も過ぎて、今後の人生を考えるとあまり無計画に無駄な時間を過ごしてはいけないと思い、できるだけ計画をたてるように心がけています。昨日、たまたまアマゾンプライムビデオでみた韓国映画「プランマン」は何でも計画通りにしないと気がすまない強迫性障害の男性の話。日常のすべてをプランしてそのとおり動く。しかし、図らずもコンビニ店員さんと出会ったことから認知行動療法みないな事になり、結果計画しすぎて困った病的性格を克服するという面白い話でした。

  • インフルのない平和な冬

    祝日でしたね。クリニックはお休みでしたが、訪問診療は通常通りでした。4箇所の老人ホームを回りました。当たり前ですが、こういう施設は祝日など関係なく皆さん働いています。介護関係の皆さんのご苦労には頭が下がります。例年だと、この季節インフルエンザとか普通の風邪とか、老人ホームでは発熱患者さんが続出し、そのたびに面会制限などをしていましたが、今年は最初から厳しい面会制限と感染対策で、熱を出して体調を壊すひとがほとんどいません。おかげで、しずかで平和な冬の診療です。マスコミはコロナで大変だ、医療崩壊だ、と騒いでしますが、それはコロナ患者を見てくれる限られた病院の話で、ちまたは例年よりよほど静かで健康的な生活を送っています。当院でも、この冬タミフルなどのインフルエンザの薬は1回も処方していませんし、インフルエンザの検査(綿棒を鼻に入れる検査)も1例もしていません。

    訪問診療している老人ホームからは、コロナワクチンを打つ際には当院を提携先に指定していいかと問い合わせがあります。おそらく県か保健所が下調べしているのだと思います。しかし、マイナス70度で保管しないといけないワクチンを冷凍庫のないクリニックでどのように扱うか、さらに、それを老人ホームなどに持っていって打ってもいいのか、などなんの説明もないのに気安く「提携先になります」なんて約束できません。集団接種(体育館などでどんどん打つ方法)が基本となっていますが、クリニックにも参加してもらう方法を「練馬区方式」なんて報道されています。小さい自治会単位で決めずに日本全国同じ基準にしてさっさと決めてほしいです。

    こんなことを書いていたら、保健所から40ページをこすコロナワクチン接種マニュアルがメールで送られてきました。読むのも大変。これから何度かWEB説明会が予定されています。どうしてこんなに複雑な仕組みにするのかわかりません。さっさとクーポンを配って、インフルエンザワクチンと同じ扱いで、最寄りの会場で打てるようにすればいいのに、官僚は机上の空論が好きで好きでたまらないようです。