むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • マックユーザーにフレンドリーでない行政

    今日は患者さんが少なめでのんびりだったのですが、私は結構バタバタしていました。なぜかと言うと、確定申告の書類がそろわず、あちこちに電話して書類を送ってほしいと頼んだりしていたからです。一つは大学病院。組織が大きすぎて、問い合わせにも時間がかかります。つぎに、国民年金、電話したら、基礎年金番号を言わないと先に進まない仕組み。名前や電話番号では検索できないのかと思いますが、仕方なくいったん電話を切って、年金番号を調べました。次に、医師国民健康保険組合。こちらは番号を言わなくても名前と住所で本人確認できました。それにしても、面倒なことばかり。このところ、コロナの助成金申請とか、ワクチン説明会とかいろんなことに振り回されてゆっくりした時間が全く取れず、後回しにしていた確定申告がいよいよ切羽づまって動かざるを得ないタイミングでした。最後は税理士さんに頼むのですが、ぎりぎりになって申し訳ない。もっと早く動くべきでした。

    もう一つ、手間取ったのは、税金をオンラインで支払うダイレクト納付というやつ。国税庁のサイトとMacの相性が悪く、どうしてもウインドウズパソコンでないとスムーズに行きません。仕方ないので、手持ちの古いウインドウズパソコンを出してきて動かすのですが、遅い。なんとか、税金の納付は完了しましたが、完了のページをプリントできず、結局パソコン内にPDFで保存して、それをクラウドにアップして、マックで開くという面倒なことになりました。もっとMacユーザーにも優しくしてほしいです。

    そんな中、コロナワクチンの医療機関調査がありました。こういう文書も国や県はウインドウズ仕様のエクセルで送ってくるのですが、マックで作業しようとするとマクロがおかしくなったりして仕事になりません。先日買ったおもちゃのようなアンドロイドタブレットで開いてみたらきちんと作業ができました。こういうところもマックユーザーの試練があります。それでも私はMacを使い続けますよ!

  • 休職と復職をめぐる難しい問題

    最近、製薬会社からもらった薬品のパンフレットに面白いことが書いてありました。精神科医を困らせることランキング。順番は忘れましたが、会社のストレスで仕事にいけなくなった人の復職可能かどうかの診断書。たしかにこれは困ります。休職しているときはすっかり元気になって、もう大丈夫と思っても、職場へ向かったところ到着する前から動悸がしたり息苦しくなったり、吐き気がして結局自宅に後戻り、ってことがよくあります。結局のところ、主治医に復職可能か判断しろというのは責任転嫁です。行ってみないとわかりません。

    その点、しっかりした企業は、復職プログラムを準備してくれるので、最初の1-2週間は午前中勤務、その後3時までの時短勤務。そして次に5時までの勤務。その後通常勤務でも残業なし、みたいに段階的に慣らし勤務をさせてくれます。職場のストレスの場合、本当は部署を変えてもらったり転勤するのがストレスから離れるという意味では手っ取り早いのですが、会社の規模によってはそれが叶うとは限りませんから、焦らずじっくりやってもらいたいものです。たまに、職場から、完全に治るまで出てくるな、と言われるところがありますが、それは、間接的にクビを宣告しているものと捕らえます。

    私たち医師は患者さんの味方ですから、その人が会社でどんなに失敗ばかりしても、人並みに働けていなくても弁護します。会社が強硬な姿勢を取る場合、弁護士さんを紹介したりして患者さんを守ります。しかし、あまりに理不尽な対応をされる場合、それとなく転職を勧めます。しかし、暴力夫に悩む奥さんの相談の場合、さすがに離婚したら、とは言えません。医者は患者さんの話を黙って聞く(傾聴する)のが良くて、あまり具体的なアドバイスは良しとされないからです。

  • 今日もワクチン説明会でした

    土曜の夕方は国主催のコロナワクチンの説明会でした。ZOOMであったのですが、全国のドクターが参加したため、参加人数が予定枠を超えました、とエラーメッセージが出て説明会に入れませんでした。何度も、手を変え品を変えしていたら、10分ほどして溢れた人用にYouTubeライブに誘導され、ZOOMのライブがYouTubeライブで流れるという裏技で参加することができました。結局、厚労省からのワクチン接種の流れが説明されたあと、ファイザーの担当者から取り扱いや副作用などに関する情報を延々聞かされ、2時間が過ぎました。こんな、医薬品情報や接種方法についての動画などは予め資料としてYouTubeにアップしておいてもらえば、好きなときに見られるのに、なぜ生配信をするのかわかりません。わかったのは、予防接種としてはインフルエンザなどとたいして変わらないのに、クーポンが送ってきたり、ネットでの予約登録が必要だったり、とにかく煩雑な事務作業がおおい。アナフィラキシーショックのことをTVやネットで見ますが、それはどのワクチンでも起こり得ることなので今回のコロナワクチンに限ったことではありません。懸念される中長期の副作用(有害事象)に関しては、人類始まって以来初めてのmRNAワクチンでもあり、今回のが世界規模の人体実験ですから、諸外国より遅れて始まる日本はラッキーだと思います。世界に目を向けて情報を集めたいものです。

    ところで、先日買ったアンドロイドPadはけっこう使えています。iPadの半額ですから、おもちゃかと思ったら、実用機として必要十分の機能を備えています。思いつくことをいろいろしましたが、全部できます。動画の編集などは厳しいかもしれませんが、私はそんなことはしないので、関係ありません。OSが違うと使い勝手も違うので頭の体操になりますが、以前一度だけアンドロイド携帯を使っていたので、結局なんの苦労もなく、したいことは全部できます。わからないところを何度かググったのですが、Windows10よりよほど使いやすいです。

    話は変わって、キッチンの流しの排水がつまり気味だったので、パイプ洗浄の液体を流しましたが、改善なし。むかし買った業務用のパイプつまりを取る薬品を流してみましたが、かえって詰まってきました。おそらくパイプにこびりついた汚れが剥がれて詰まったのか?それを流すため、重曹とクエン酸を同時に流して泡(二酸化炭素)をボコボコ発生させましたがまだ流れません。仕方ないのでパイプ洗浄用のブラシを見つけ出して、流しの排水溝から奥深くまでブラッシングしたところ、驚くほどのヘドロ状の汚れが流れて、スッキリ改善しました。嬉しい!

  • 今日もワクチンの説明会でした

    冷えますね。雪がちらついています。寒いのは日本だけではないようです。私が留学していたアメリカのテキサス州ガルベストンはメキシコ湾に面する南国で緯度は屋久島くらいの位置にありますが、昨日はなんと何十年ぶりの積雪だったそうです。友人がフェースブックに写真をアップしているのをみて驚きました。ニュースをチェックしたら、ヒューストンでもかなりの積雪だったようです。暑かったり寒かったりで、体に応えます。しっかり防寒して体調を壊さないようにしましょう。

    これだけ寒いと、犬の散歩も大変ですが、最近はジョギングしながらの散歩です。体はすぐに温まり、寒さを感じることはありませんでした。とはいえ、ダウンジャケットを着てのジョギングです。最近は朝晩いろんな用事があり通勤で歩く暇がありません。運動不足で太ってしまいました。今日も、夕方診療が終わってすぐの6時から県庁主催のコロナワクチンのWEBに説明会でした。まだ決まっていないこともたくさんあり、どう動いたらいいのかわからないことばかりです。明後日は、国の方から再度WEB説明会があります。診療の他に相当な準備のための時間を取られています。それにしても、またもやワクチン接種のシステムは国ではなく市町村単位で独自にシステム開発をしているようです。熊本県は予約システムをJTBに投げたようで、国のシステムの他に県が作るシステムも併存しての運用みたいです。混乱します。

    当院がワクチン接種の拠点としてどのような役割を果たせばいいのか、いまだによくわからないのですが、まずは先行して始まる医療関係者に対してのサテライト会場としての機能をはたし、その後、一般枠の準備に入るという感じでしょうか。一般枠のワクチンはまだ国内に入荷しておらず、いつ何本はいるかもわかっていないので、予定は未定と言ったところです。お問い合わせが多いですが、しばらくお待ち下さい。

  • コロナワクチンの準備が進んでいます

    熊本は独自の緊急事態宣言を出していましたが、だいぶ状況は改善して解除になるとのことです。飲食店をはじめ、ホッとすることだと思います。私の予想では、去年と同じ季節的な変化をたどると思っています。つまり、5月頃には随分改善するでしょう。しかし、去年の2月から4月頃というのはちょうど増え始めた時期でした。今年は前倒しで増えていたので、今減ってきていますが、あと2−3ヶ月は気を抜かずに行きたいものです。

    世の中は、コロナワクチンがいよいよ始まるようです。まずは国立病院の職員が先行し、その次が医療従事者、65歳以上の高齢者と続くようです。当院でも、患者さんからの問い合わせや要望が多いことから、ワクチン接種のサテライト会場として申請しています。ファイザーのワクチンが1単位1000人分と言う話で、1日あたり100人以上打たないとメイン会場の資格がないのですが、そこからドライアイスに入れて小分けしてもらう形でサテライト会場となるようです。まだ詳細は不明ですが、3月頃からクーポンの印刷が始まり、4月頃には発送されるでしょう。それをもとに、希望する会場に予約を入れる形になりそうです。今回は、保存が難しく品質管理が厳重なため、接種者のほうがワクチンの都合に合わせてもらわないといけません。1本あたり5人分とか6人分とか議論されていますが、無駄にならないようにきっちり予約制になります。予約したら、必ずその日は会場に行ってもらわないと困ります。うっかり忘れたりドタキャンしないでください。

    私の予想では5月頃にはかなり患者数が減ってすでに流行も終わったような気分になると思いますが、一般の人のワクチンは5月頃に回ってくるため、注射する気持ちもだいぶ薄れるのではないかと思います。しかも、インフルエンザだと今年のワクチンで来シーズンの予防効果はないので、コロナワクチンは5月頃打ってどのくらい意味があるのかと思っています。インフルワクチンなら10月から12月頃に打って備えます。誰も指摘しませんが、コロナワクチンも季節変動を無視しては無駄打ちになるのではないかと思っています。