むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • いいキーボードは仕事効率化に大切

    仕事で電子カルテに大量の文章を打ち込むために東プレのリアルフォースというキーボードをつかっています。このキーボードで仕事をすると指の疲れ方が違います。軽いタッチでどんどん打てます。一方、自宅でこのブログを書いたりするのに以前はLenovoのThinkPad を使っていましたが、最近はiPadに変えました。不思議なことに、iPadは今まで使ったいろんなパソコンより日本語変換が的確で優れています。おなじアップルでもマックブックエア(ノートパソコン)ではiPadほどきちんと日本語が出てきません。アップルの「ことえり」というIMEやGoogleIMEなどよりiOSの方が優れているのはなぜなんでしょう。

    そのiPadで文章を書くには画面に出てくる仮想キーボードで打つのが標準でしょうが、それでは素早く打てません。そこで私は、外付けキーボードをブルートゥースでつないでいます。このキーボードは結構使いやすく、気に入っています。一方、最近困っていたのが、iPhoneにメモする時です。もちろんiPhoneの画面に仮想キーボードを出して打つか、フリック入力するのが普通と思いますが、私が打ちたい文章は文字数が多いので、それでは話になりません。

    そこで、思いついて、折りたたみ式で持ち運べるキーボードを買いました。バッファローのiOS, Android用のキーボードです。折りたたんで収納するケースがついているのですが、そのケースからキーボードをとりだすと、そのケースがiPhoneを立てる台になるという優れものです。これでいつでもどこでもメモを取れます。

  • 救急は過酷な労働現場

    夕方テレビを見ていたら、ドクターヘリの番組をやっていました。私も10年以上前ですが、国立病院医療センターの救急を担当していました。当時は3人体制で当直しており内科系、外科系、研修医の3名です。一晩に20台から40台の救急車が入っていました。テレビでやっていたようなドクターヘリもちょうど熊本で稼働し始めた頃でした。天草や山都町あたりでも15分もあれば患者さんが飛んできます。ドキドキしました。

    それ以外にも、植木にある寺尾病院や南区の東(あずま)病院などの救急病院でかなり長い間勤務した経験から、ムカデに刺されたとか、耳に虫が入ったというような急患から、高速道路での交通事故や日本刀での殺傷事件などありとあらゆる救急を見てきました。アメリカに留学していた時も集中治療部に所属し、ER(救命救急部門)の回診をしていました。アメリカでは日本と違って拳銃による外傷もあるし、水上スキーで転んだ人の多発骨折などもありました。このような患者さんを救うことを生きがいのように頑張っていました。

    しかし、日本の救急の現場はあまりに過酷です。24時間、365日不眠不休の仕事を医師に強いられます。(アメリカでは完全2交代制で12時間働いたら次の12時間は絶対呼び出されることはありませんでした)今では働き方改革とか言いますが、それをまともに遵守すると地域の救急医療体制が崩壊するので、国も迂闊に手をつけられません。国はもっと救急ドクターを増やす努力が必要だとおもいます。医師の献身的な努力とその家族の犠牲の上に成り立っている救急システムというのはほめられたものではないとおもいます。

  • 刀削麺(とうしょうめん)調理師の国家資格

    刀削麺を食べたことありますか?ラーメンでもうどんでもない中華料理です。東京に行くとあちこちで見かけます。こねた小麦粉の塊を大きな刀のような刃物で削ると麺状になり、それをどんどん沸騰した大きな鍋の湯に投入して茹で上げるものです。料理の美味しさだけでなく、作っている姿が雑技団みたいでパフォーマンスが最高です。こういった刀削麺屋さんを見ると、たまに看板に中国国家資格・特急厨師・麺点師とか書いてあるのを目にします。ほーこういう麺を削るのは国家資格があるのか、と感心します。私は漢方好きなので、中華料理も大好きで、興味は尽きません。

    話は変わって、昨日と今日の2日間東稜高校からインターンシップという職業体験の実習に学生さんがきていました。主に看護、介護福祉系の職場体験をしていただきました。医療系の仕事と一言にいってもたくさんあります。医師、看護師、薬剤師、介護士、理学療法士、鍼灸師、臨床心理士、救急救命士、その他諸々です。しかも、どの仕事もしたいと思っても誰もがすぐにできるものではありません。国家試験があります。

    その国家試験はどういった学校に進学するかで取れるかどうかが決まってきます。ほとんどの場合、資格は1つしか取りません。学校を出直して2つの資格をとるということはあるかもしれませんが、それは稀です。したがって、今日学生さんたちにお話ししたのは、どういった仕事に就きたいかよく考えて進学しましょう。その先には、国家試験があります。それをパスしないと医療系の仕事はできません、ということです。そのことをブログに書こうと思ったら、ふと刀削麺の中国の国家資格のことをおもいだしたわけです。

    こういう写真の構図を日の丸構図と言います。基本中の基本ですが、素人っぽい仕上がりになります。

  • 院長の仕事

    クリニックにおける院長は会社でいうなら社長職です。しかし、経営者でありながら、技術職でもあるためなんでもしないといけません。考えると世の中そんな感じの社長はたくさんいると思います。例えば、ウェブクリエーター。自分がWebデザインを担当しつつ経営者という場合もあるでしょう。ドローン撮影の技術者でかつ映像会社の社長という場合もあるでしょう。まあ、そんな例はどうでもいいのですが、中小企業の社長は忙しいのです。

    私の場合、朝7時前には出勤して鍵を開けます。あまりに暑いので、エアコンのスイッチを入れて診察室や待合室の温度を調整します。それから玄関周りやクリニック前の歩道の清掃をしたり、植木に水をやったりします。また、この時期は一晩で蜘蛛の巣ができるので、玄関周りの手すりなどに蜘蛛の巣がついていないか点検します。また、通常職員は職員駐車場に車を置いて社員通用口から入ってくると思いますが、社長はそれではいけません。お客様目線であらゆるポイントをチェックします。

    お客様駐車場から正面玄関を通って待合に入る。トイレも職員トイレでなく、お客様用のトイレを使ってみる。そうすることで、お客様(患者さん)の目線で全てをチェックできます。駐車場にタバコの吸殻は落ちていないか、正面玄関の自動ドアのガラスがくもっていないか 、ロビーに髪の毛は落ちていないか、トイレットペーパーは足りているか、朝からみんなが出勤してくるまでの1時間は大忙しなのです。

  • 熱中症に注意

    海の日ですね。6月は祝日がないので、この連休は5月のゴールデンウィーク以来の祝日ですね。私はほとんどの土曜日には午後まで用事が入っており全く休めませんので、日曜日だけが休日なのですが、その日曜もワックスがけや備品の買い物、領収証の整理その他平日できない仕事が山積みです。そのうえ平日の運動不足解消のためと、このブログ用の写真を1週間分取り溜めるためにあちこちウォーキングに出かけます。全然休みなしです。しかし、今日みたいに連休となると、気持ちはゆっくりおやすみモードです。

    しかし、そうは言ってもじっとしているわけではありません。朝は5時半に起きてクリニックの外回りの清掃をしました。クリニックの面している道路側に目隠しの塀があるのですが、最近うっすらとコケがついてきたので、気になっていました。それをスポンジでこすって洗いました。また、待合室の大きな窓を清掃しました。窓用のワイパーみたいな道具を初めて使いましたが、面白いように綺麗になります。さらに駐車場の50m以上ある芝生の植え込みに生えた草を取りました。大きな袋に3つです。朝早いとはいえ、日差しは強く汗もどんどん出ます。

    こういう外での作業には熱中症対策が必要です。作業の「前に」十分水分を取っておくこと。あらかじめ水分を取っておかないと汗をかきませんから体温が下がりません。かいた汗を気化させる速乾性のシャツもオススメです。今日はランニング用の長袖を着ました。そして帽子。頭は赤外線を吸収して熱くなりますから、帽子で日光を遮るとかなり体感温度が下がります。