むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • ホエイプロテインのすすめ

    お盆休みもいよいよ終わります。しわ寄せ的に明日からは相当忙しいと予想されます。私の予想では来週月曜からが本格的に忙しいと思われますので、来週予定の方で繰り上げて来られるようなら今週中のほうがおすすめです。それでも待ち時間が長くなるかも知れません。スタッフにも十分待ち時間対策をするように指示します。

    先日、たけしの健康番組を見ていたら、血糖をあげない食材としてホエイを取り上げていました。実験では食前に取ったほうが食後よりも血糖抑制効果が高く、おすすめでした。わたしは患者さんに蛋白質をしっかり摂るように勧めますが、なかでもホエイプロテインを補助的に摂取することを勧めています。血糖が下がるなんて知りませんでしたが、自分でもホエイプロテインを水に溶かして朝晩飲むようにしています。番組ではホエイはヨーグルトの上澄みなので、ヨーグルトでいいと言っていました。わたしは毎朝朝食としてヨーグルトをカップ1杯食べていますが、それではタンパクが足りないのでさらにホエイタンパクを20gほど飲んでいます。

    先日薬局でホエイプロテインを見たらどれも3000円から4000円くらいします。高くてビックリです。わたしはiHerb.comでアメリカ製を輸入していますが、900g入りで2000円前後です。アマゾンでも輸入品を買えばそのくらいで手に入ります。日本製は非常に添加物が多くてとても飲む気がしません。それに比べてアメリカ製は、グルテンフリー、遺伝子組み換えフリー、大豆フリー、人工甘味料フリーが当たり前です。安全性と健康へのこだわりの姿勢と値段の安さどれを取っても日本製とは比べものになりません。日本人がそういった品質にうといのだと思います。例えば納豆についているタレ!人工甘味料と大豆加水分解物(ニセ醤油の材料:大豆油の絞りかすを塩酸処理したもの)、アミノ酸(化学調味料)などなどトンデモナイ代物です。大豆が国産かどうかよりも変なタレを使わないことが一番です。こういう怪しい化学物質をとることが腸内細菌をおかしくするのです。

    江津湖

  • キラキラ星に囲まれて

    夜空を見上げると明るい星がいつくもみえてとても賑やかです。台風が接近中ですが、空はとても澄んでいます。西には三日月。そのすぐ左にきらきらひかる金星。調べたら今月はマイナス4等星、すごい明るさです。視線を左に移すともうひとつキラキラ光る星。木星です。今月はマイナス2等星です。そしてさらに東の方へ視線を向けるとオレンジ色に輝く火星です。先日大接近したときはすごい明るさでしたが、今もまだマイナス2等星です。

    ところで昨日はお盆にちなんで親戚揃って食事をしました。最近は古い写真もクラウド上に保存してあるため、親戚がそろって昔話をするときもスマホでクラウドの写真を見れば懐かしさもひときわです。そして、亡くなった先祖の話などをしながら、今の自分たちはこういう先祖のおかげだなと感じたところでした。

    20年くらい前私が大学院で研究に没頭していた頃、慢性心不全に悩む祖母から「大学での勉強もいいけどいつかは〇〇さん(近所の開業医)のように立派な先生にならんといかんね」と言われたのを思い出します。当時は大学で研究する人の方が開業医より偉いと思っていましたが、やはり医者というのは困った患者さんを治して初めて存在価値があると思います。祖母からのリクエストを20年越しに実現できたのはやはり自分だけの力でなく、ご先祖様たちの見守りのおかげではないかと、お盆らしくもの思いにふけった1日でした。

  • ブログを書き続ける意義

    診察の際にこのブログを読みましたと多くの患者さんに声をかけて頂きます。毎日隅々まで読んでいただいてありがとうございます。感想など言っていただくと励みになります。当院はもうすぐ開院2周年です。実際にオープンしたのは9月1日だったのですが、保健所に開設届けを出したのは、8月8日でした。あれから2年、本当によく働きました。振り返っても、毎日が濃厚で5年くらいたった様な気がします。毎日毎日本当に難しい患者さんが「助けて下さい」と来院されます。いくつもの病院をたらい回しにされて、やっとたどり着きました、と言われると頑張るしかありません。どんな病気なのか、どう治療したらいいのか、どの患者さんも教科書に出てくるようなわかりやすい症例ではなく、どこにも治療法が書いてないような難治例です。

    そういう患者さんが集まって来ると、俄然やる気を出して頑張ります。他で治せなかったなら、漢方、鍼、生活指導、その他全ての方法を使いながらなんとかしてあげたい。これが当院の経営理念であり、存在価値であると思っています。患者さんがどんどん増えて来て混雑することも多くなりました。待ち時間をできるだけ少なくする努力をしていますが、ピーク時にはどうしても1時間程はかかることがあります。ご了承下さい。

    また、患者数が増えるに連れてお一人お一人に十分お話しする時間が取れなくなって来ました。挨拶もそこそこ本題にはいり、状態を観察し、治療の方針を立て、患者さんの疑問に答えたりしているとあっという間に時間がすぎてしまいます。食事の取り方、ビタミンのすすめ、その他いろんなアイディアがあるのですが、ゆっくりはお話しできません。診察時に簡単な説明はしますが、ブログを参考にわたしの考え方を理解していただけるとたすかります。

    今日の夕焼け@尾ノ上

  • 個々の医療、集団の医学

    私たち臨床家にとっての医療は目の前に座っている患者さん一人に対するベストの治療法を考えるという意味で「個々の医療」です。一方、学会などで発表される「医学」は集団の医学です。例えば、1万人の糖尿病患者に新しい治療薬と従来の治療薬を振り分けて使ったところ、新しい薬は糖尿を改善するばかりでなく心臓発作による死亡率を30%低下させた、とかそういう集団を相手にした話になります。西洋医学はこのような集団の医学で、統計処理して差があることを証明できた場合にはじめて有効であるという証拠(エビデンス)があるというお墨付きを与えます。

    一方、漢方の世界に多いのは、このような患者にこういう治療をしたら効いたという症例報告です。個々の成功例なので、一般化させるのは難しいのですが、ベテラン医師のカンは統計学にもまさる分析力を持っています。一つの症例報告を読むことでそれが自分の目の前にいる患者に応用できるかどうか瞬時に判断できます。

    こう暑いと塩分が欲しくなりますが、高血圧の患者さんには塩分制限を口うるさく指導します。しかしこれも個別に対応した話でないのです。実は、塩分感受性(塩に反応して血圧が上がりやすいかどうか)は遺伝子レベルで決まっています。塩分を制限したほうがいい人と、制限しなくてもいい人がいて、それは生まれながらに決まっているのですが、現段階で検査のしようがないために統計的に意味があるという「エビデンス」に基づきみんなに塩分制限をしましょうといっているだけなのです。本来の医療というのは個々の患者さんに対してベストの治療法と予防法があるはずで、それを追求すべきものであって、必ずしも統計に基づいたガイドライン通りにすればいいというわけではないと思っています。

    上江津湖

  • 人は宇宙の波動を受けて生きている

    火星大接近です。ご覧になりましたか?私はいつも夜に犬の散歩をするので、夜空を見上げながら月や星を見るのが好きです。今日は、何気に夜空を見上げたら驚くほどオレンジ色に大きく輝く星が見えました。火星です。地球に大接近していると報道で聞きました。望遠鏡を持っていないので肉眼で見るにとどまりましたが、十分に素晴らしいものを見せていただきました。

    人の体は宇宙のリズム(波動)に大きく左右されています。主には月と太陽の重力と自転、公転のリズムの影響です。潮の満ち引き、潮の大小、季節の移り変わりなどです。海の生物は誰に習うこともなくそういうリズムを利用して生活します。亀の産卵も当然そういったリズムを把握して日取りが決まります。海から丘に上がった人間などは潮の満ち引きを忘れたようにしているかもしれませんが、体の中の水分は当然月や太陽の重力に影響を受けるはずです。女性の生理周期が月の満ち欠けと同じ周期になっているのもその名残でしょう。

    一定の周波数を持った波動は周りの別の物体に影響を与えます。共鳴と言います。人からも波動が出ていると考えられます。貧乏ゆすりも波動だし、声のトーンも波動です。そういった波動は無意識に周りの人に影響を与えます。そういった波動で人を元気にすることができる人は芸能人やヒーラー(治療家)に向いていると思います。逆に、他人を傷つけてしまう波動を持った人もいます。そういう人は同じ波動を持った人どうしつるんでいく傾向にあります。そういうところには近寄らないことが一番だと思います。

    今日の夕焼け。しばらく見とれました。