むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 今、何に注意すべきか・・

    コロナの騒ぎでみんな不安症になっていますね。国も不要不急の外出を控えるように言っていますから仕方ありませんが、家でワイドショーばかり見て心配を膨らませていませんか。それでなにか得することがありますか。夕方のニュースを見ていたら、学校が休みになったけど、行っていい場所といけない場所を具体的にプリントで配ってほしい、と保護者が言っていました。なんて他人まかせなんだろうと思います。そんなこと、自分で考えろ、ということです。感染者がクラスター(集団)で発生した場所は報道されている通りクルーズ船、ライブ(コンサート)会場、雪まつりのテント、観光バスなどです。閉鎖空間です。それを考えれば、公園はOKだけど混み合う遊園地はやめたほうがいい。下通りなどを歩くのは問題ないが、混雑する店にははいらない。野外のゴルフはいいが、スポーツジムはやめておく、という判断です。

    どうしても移動しないといけない場合は、乗り物を選ぶことです。短時間で目的地につく方が良いに決まっています。バスより自家用車。電車より新幹線。自由席よりグリーン席です。ちょっと考えればわかると思います。いいとか悪いとかいうのは絶対的なものではなく、相対的なものだということです。

    もう一つ大事なことがあります。病院の待合で待つのが怖いから受診を控えるという人が結構います。しかし、病院に行ってCOVID-19に感染する確率より、血圧の薬や血液サラサラの薬を切らしたばかりに、脳梗塞や心筋梗塞になってしまう確率のほうが高いということです。当院では、今後当面は待ち時間を更に短縮するため診察を極力短時間にして皆さんの院内滞在時間短縮の努力をします。ご協力をよろしくおねがいします。

  • (重要) 免疫を高める方法

    もうテレビなどでさんざん聞かれたかもしれませんが、私なりに免疫を落とさない方法を書いておこうと思います。どれも私自身が実践していることばかりです。ご参考になればと思います。まず、栄養。ビタミンA, ビタミンB群、ビタミンC,ビタミンDは必須です。ビタミンAは皮膚や気道粘膜のバリア機能を高めます。Bは代謝を良くしてエネルギー産生を高めます。Cは活性酸素を消去し炎症をコントロールします。DはDNAにプロモーターとして作用して免疫を賦活します。肉や野菜をしっかり取ることです。炭水化物(パン、麺など)はビタミン含有量が少なくかえって消耗するので極力控えましょう。ビタミン摂取は食材だけでは難しいので、サプリを使って補うのも有効です。

    スパイスは免疫を高めます。胡椒もいいですが、カレー粉などはとてもいいと思います。生姜、ネギ、にんにく、ニラ、玉ねぎなど匂いの強い野菜は毎日欠かさないようにしたいものです。うなぎのように栄養価の高い食べ物も良いですが、毎日食べられません。個人的にはモツ鍋がビタミン豊富で値段も安いのでいいと思います。

    生活面ではストレスを避けて、楽しい毎日を過ごすこと。十分睡眠を取ること。この際不眠症の人は睡眠薬を使ってでもいいのでしっかり寝て疲れをためないようにしましょう。タバコは絶対ダメです。お酒はストレス解消にある程度はいいですが、大量に飲むと肝臓に負担になり免疫を落とします。家にこもっていてはいけません。天気が良ければ日にあたって紫外線を浴びて運動しましょう。

    サクラマチの屋上テラスでは桜が咲いていました

  • ありがとう、ついてる、嬉しい、楽しい

    一日中テレビを見てコロナ怖い怖いと言っているとそれが現実になります。過度に恐れても何の特にもなりません。もっといいことを考えましょう。いいことが頭に浮かびませんか?すでにうつ病みたいになっている人がたくさんいます。今日の新聞にもあるように、コロナかもしれないと思っても肺炎など重篤な状況にならなければ、自宅で過ごしてください、というふうに方針が変わりました。今まで、感染者がどういう行動をしてどこで誰とあったかと言う追跡を死にものぐるいでやっていましたが、そんな無意味なことやめます、ということです。

    コロナは全然特別なウイルスではありません。みなさんもこれまでに何度となくかかって、風邪引いた、で済ませていたようなウイルスです。たまたま、肺炎になったり重症化するタイプがでてきたので騒ぎになっていますが、エボラ出血熱などの殺人ウイルスとは話が違いすぎます。9割の人は単なる風邪症状で終わるか、風邪症状さえも出ずに不顕性感染(感染しても無症状)です。要するに、誰がかかったとか、どの区に発生したとか、無意味な議論です。かかった人を村八分にする田舎者の習性が日本人にはあります。こっちのほうがコロナよりもよほど恐ろしいです。

    私はこのところ毎日斎藤一人さんの本を読んでいますが、ついている、ありがとう、感謝します、嬉しい、楽しい、幸せです、許します、という幸せ言葉を使おうというのがポイントです。不平、不満、心配事、泣き言を言うと不幸になります。今日一日なにかいいことがありましたか?今日も元気に仕事ができた、家族揃ってご飯を食べた、美味しいお菓子をもらった、などなど、考えればいくつも感謝すべきことはあります。幸せ言葉だけ頭に入れて、不幸な言葉を頭から追い出すことがあなたを幸せにするのですよ。

    サクラマチのテラスにいる巨大くまモン

  • さあ、家でTVばかり見ていないで外に出よう

    連休は天気に恵まれ、温かかったですね。行楽日和でした。山に行くのも近所の公園でのんびりするのも最高だったと思います。私は、残念ながら当番で地域医療センターの協力医として朝から仕事でした。朝から5時間働き30名くらいの診察をしましたが、半分くらいが胃腸炎、あと半分は風邪です。風邪の人たちはコロナウイルスを気にしていましたが、そんな検査民間病院ではやっていません。肺炎でもなく重篤でない普通の風邪なら何ら心配することはありません。マスクがどこに行っても手に入らないと右往左往している人もいますが、マスクなんてないならないでいいです。アメリカでは、今回のコロナの騒動のさなか、マスクは感染予防には推奨しないと言っています。https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/155974

    私も、日頃の診察ではマスクはしません。耳の遠いお年寄りは口を見て読唇術で大体の見当でハイとかイイエとか返事します。マスクしていたらコミニュケーションになりません。今日医療センターでは、看護師さんが気を利かせて私にマスクをくれたので、久しぶりにマスクをして診察しました。診察が終わりそのままマスクをして医局に戻ったら、交代の待機していた先生からこの病院はマスクをしないといけないのか、と聞かれました。そう、私たちはマスクにそれほど効果を期待していないので、規則がどうなっているかだけ気にするのです。

    仕事が終わって、少し遅いランチを取ろうと街に出たら連休だというのにガランとしています。熊日にも客足が2割ほど少ないと書いてあります。こういうときこそ街に出て買い物しないと経済が回りません。このままではリーマンショック以上の連鎖倒産が起こりかねないと思っています。休日に街に行ってガラガラの駐車場に車を止め、サクラマチのレストランでも待ち時間ゼロ。いい事ずくめです。みんなで街に出て買い物を楽しみませんか。

    一つだけ注意、エスカレーターの手すりは触らないこと。目や鼻が痒くても手で触らないこと。私たちは外科実習でこんなアタリマエのことは訓練済みですから、感染しないのです。

    サクラマチのテラスより

  • ウイルスよりもマスコミや世間が怖い

    40−50歳台男性の風疹のワクチンクーポン、もう終わりましたか?まずは採血の検査を受けて、抗体がない場合はワクチンを打ちましょう。せっかく国からの補助があるので有効期限内に済ませましょう。もし糖尿病や高コレステロールなどの治療中なら、その採血をする際についでに風しん抗体価を見ることができます。まずはクーポンを持参してください。当院ではいつでも予約なしで対応いたします。この風疹の抗体検査ですが、検査してみると多くの人たちが抗体陽性です。つまり、ワクチンは打っていないし、幼少期に風疹にかかった記憶もないのに6割以上の人は知らないうちにかかって自然治癒しているということです。感染しても症状が出ないのを不顕性感染と言います。

    今話題のコロナウイルスは診断キットがないためPCRという遺伝子検査で確定診断しています。この検査は犯罪の際に僅かな血痕から犯人を割り出すのと同じ技術で微細なDNAを機械で何万倍にも増幅して診断するものです。非常に感度が高いものです。こんな検査すれば、不顕性感染の人までどんどん見つかってしまいます。発症した人の家族など、全く症状がなくてもPCRでは陽性になるであろうことは容易に想像がつきます。ウイルスとはそんなものです。昨日、熊本でも感染者が発見されました。近くの医療関係者でした。

    新型コロナに感染したとしても9割方はただの風邪です。睡眠、食事をきちんととって体力をつけておくこと、ストレスを避けること、タバコを吸わないことが大切です。マスクは手に入らないなら必要ないです。手で顔を触らないことです。本当に怖いのはウイルスではありません。過剰に反応しているマスコミや世間です。風評被害を最も恐れます。また、クリニックを経営している以上、コロナウイルス感染者との接触の機会は多いと考えられますから、まずは当院スタッフとその家族の安全対策をこの連休中に考えたいと思っています。