むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 料理が大好き

    職員の給料から源泉徴収しているわけですが、その徴収した税金を毎月銀行に行って国に収めないといけません。税理士さんから今月はいくら収めてくださいと連絡があり、急いで銀行に行きます。遅れたら追徴金があるそうです。事務員さんに銀行に行ってもらう事も考えますが、100万円近い税金なので、頼まれる方も気が重いだろうとおもい、毎月自分で銀行に足を運んでいました。個人的な振り込みはスマホから簡単にできるのに国へ税金を収めるのはどうしてネットバンキングできないんだろうとずっと不満でした。国は遅れている!と思っていました。税理士さんに、銀行に行く時間がない、困っていると相談したら、なんとダイレクト納付という国税庁のWEBサイトから税金を収める方法を教えてくれました。税理士さんからあらかじめデータをダイレクト納付のサイトへ入力していたくと、私は後日そのサイトに入って納付の手続きボタンを押すだけで完了。あとは銀行から自動的に引き落とされる仕組み。なんと便利なんでしょう。これまでの私の苦労(時間のやりくり)は何だったんだろうと思います。国はどんどんデジタル取引を推進して、なんでもオンラインで完結できる仕組みを作ってもらいたいです。

    昨日は冷凍ミックス豆で納豆を作ってみた話を書きました。ヨーグルトメーカー(なければこたつの中でもよい)で8時間発酵させた後、一日冷蔵庫で熟成したものを今日食べました!美味しかったです。北海道産の5種の豆。もちろん遺伝子組み換えなどではない良い豆です。こんな材料で作った納豆が美味しくないはずありません。感動したので、今日は大量に(昨日作った3倍位)仕込みました。明日が楽しみ!

    今日は農業をされている患者さんに採れたての白菜をいただきました。冷蔵庫に入らないほど大きい!とりあえず野菜室に入るくらいまで5−6枚むいて、どう食べようと思いました。ちょうど薄切りの豚肉があったので、ダッチオーブンに白菜、豚肉スライスを何層にも重ねて塩コショウ、生姜、をまぶして蒸し焼きにしました。白菜とポークのミルフィーユです。15分ほど蒸したらポン酢を掛けて食べました。新鮮な野菜にポークの脂がしみておいしかった!ごちそうさまでした。

  • 手作り納豆はおいしい

    昨日はレンズ豆で納豆を作った話を書きました。他になにかないかと思って探したら、ひよこ豆がでてきたので、これも茹でて納豆にしてみました。それなりに美味しいのですが、私はひよこ豆のカレーが大好きです。インド料理屋さんではベジタリアンカレーのメニューにひよこ豆カレーがあると、無性に食べたくなります。ひよこ豆は水に戻すのに一晩かかり、茹でるのも時間がかかるので、わざわざ納豆にすることはないと思いました。次に、冷凍庫をゴソゴソ探していたら、サラダ用のミックスビーンズが出てきました。これは茹でてあるのでちょうど良いと思い、レンジで解凍して納豆一パックと混ぜてヨーグルトメーカーで発酵させました。夕方、だいたいできたので食べてみました。絶品です。店では買えない高級納豆の出来上がりです。冷蔵庫で一晩熟成したほうがいいそうなので、半分食べて残りは明日のお楽しみです。

    日曜はあさ6時半から1時間、9時から1時間、10時から1時間の合計3つのZOOM講演会に参加しました。最初の講演は経営者モーニングセミナーで横浜の社長さんが経営のヒントについて講演しました。2つ目は同じく横浜から会社経営に必要な人集めのコツについての講演。自分の人間力が高いと自然と人が集まってくる。社長は自分を磨くこと、というお話。事業をするのに人を巻き込むことを苦手とする人は多いと思いますが、集まってくれたみんなを巻き込んで一丸となって経営することで会社も繁栄し、集まってくれたみんなも幸せになる。これが理想です。

    3つ目の講演は東京から漢方の講演会です。コロナの漢方治療について、免疫アップに必要な食生活についてなどを勉強しました。最近は毎日ZOOM講演で忙しいです。昨日は新型コロナの一般向けワクチン接種体制に関するWEB説明会と、福岡から「痛みと漢方」という講演会の時間がかぶったためiPadを2つ並べて同時に視聴しました。手元にはノートを開いて、右はワクチンのメモ、左は漢方のメモと忙しいことこの上なしです。

    2月1日から新しい看護師さんを採用しました。訪問診療や訪問看護などの依頼が増えているので、できるだけお答えできるよう、体制を整えていきたいと思います。よろしくおねがいします。

    ミックス豆の手作り納豆

  • ターメリックで口内炎もう治った!

    昨日書きましたが、口内炎にカレー粉の成分であるターメリック(ウコン)の粉を飲んで治してみました。痛みは速攻で軽くなったのですが、朝昼晩とターメリック入りの食材を食べ続けたところ、1日でほとんど治りました。すごい!納豆に混ぜるのが簡単で美味しかったです。ただ、ターメリックだけではなく、ビタミンCを毎日4000mg、Eを800IU,セレン、ビオチンなど良さそうなものをいつも以上に取ったので、総合的な効果だと思います。それにしても、こんなに早く治ったのは高校生の頃に口腔用ステロイド軟膏を塗ったとき以来です。体が若返っている証拠です。

    ところで、醤油麹(しょうゆこうじ)をご存知ですか?塩麹なら知っているという人が多いと思いますが、あれと同じ要領で作ります。米麹に醤油を入れて放置するだけです。今は冬なので1週間以上かかりますが、ヨーグルトメーカーに入れれば、1日でいい味になります。私は年末に作って、一晩ヨーグルトメーカーで発酵させ、さらに室温で1ヶ月熟成させたのですが、日に日に美味しくなってきました。すごくおいしい!と思ったところで、最初に作った分が残り少なくなったので、今日新しく作りました。当院スタッフに教えてもらったのですが、佐土原にあるマルシェ有機生活で冷凍の麹が300g500円です。とてもいい麹なのでおすすめです。それを瓶に入れて、できるだけ添加物の少ない本物の醤油をひたひたに入れておしまいです。どんな料理も醤油代わりに醤油麹を使うと深い味わいで満足間違いなし。

    発酵ついでですが、家の食材を片付けていたらレンズ豆がでてきました。レンズ豆はじっくり煮込んだスープが美味しいですが、軽く茹でたあとに納豆一パックと混ぜ合わせてヨーグルトメーカーで発酵させてみたら、レンズ豆の納豆ができました。これに、醤油麹をたらして食べたら絶品の朝ごはん!おいしい〜♪

  • 口内炎にターメリック(ウコン)

    先日ピザを食べていたら舌に血豆みたいなのができて、そこが破れて口内炎になってしまいました。痛い!ビタミンCとEとセレンをあわてていつもより多めに飲んでいます。口内炎がいたいと仕事に差し支えます。一日中患者さんとお話するのが仕事なので、話すたびに痛みで涙が出そうになります。口内炎には黄蓮解毒湯とか半夏瀉心湯という漢方がよく効くのですが、医師は自分で自分に薬を処方することが禁じられているため、あまり漢方薬を持っていません。そこで、代わりになるものとして、カレー粉の成分のターメリックを使ってみました。ターメリックはウコンです。黄色い粉で、ショウガ科の植物ですから少し生姜に似た味です。ターメリックをスプーンですくって口にくわえてお茶で流し込みました。すると、すっと痛みが取れました。

    ラッキー!そのあと、歯を磨いたら、歯ブラシが黄色くなってしまいました。ショック!しかし、痛みが確かに和らいだので、朝から仕事前にターメリック入りのスープを作り飲みました。そして、ランチにはターメリック入りの豚汁を作ってランチジャーに入れて持っていきました。おかげで、午後の診療もなんとか無事こなせました。夜はターメリックをたっぷり入れたモツ鍋、美味しかった!

    ターメリックは認知症予防に有効だと言われています。アメリカとインドで同じ年齢の人を調査すると、インド人の認知症はアメリカの4分の1と言われており、その原因が、カレーにあると考えられているのです。認知症予防に有効なのは、そのほかに、DHA/EPA(魚の油)、シークワーサージュース、ココナッツオイルなど。逆に認知機能を落とすのが白砂糖、アルミ(鍋や缶ジュース)などです。たっぷりのゴハンは砂糖と同じですからだめです。カレーはいいけどカレーライスはだめ!ということです。日本人の好むコシヒカリ系の米は糖度が高いので注意しましょう。インド料理ででてくるタイ米は糖度が低いので大丈夫です。私は家で米はめったに食べませんが、タイ米を買っています。

    南阿蘇 ホテル夢しずくの露天風呂からの眺め  中岳に雲がかかっています

  • 腎性貧血の新しい治療

    慢性腎臓病、腎不全になると貧血を合併します。それを腎性貧血といいます。腎臓は造血ホルモンであるエリスロポエチンという物質を分泌して赤血球の合成を促進しているのですが、腎機能が低下すると、造血ホルモンの分泌も減って貧血になるのです。このエリスロポエチンを発見したのは熊本大学の宮家先生といいます。私は熊大医学部を卒業して血液内科の研修医になったので、その当時エリスロポエチンが発見されて間もないころで、宮家先生の苦労話はよく聞かされていました。そして、研修医時代にはすでに大腸菌で遺伝子組み換え技術により作成したエリスロポエチンが医薬品として登場し、私たちもその臨床治験を行いました。

    そのように、当時からエリスロポエチンを使って貧血治療をしていたので、この薬には馴染みがあります。開業する前には桜十字病院で透析を担当していたので、腎不全で透析になった患者さんの多くにエリスロポエチンを使っていました。その流れで、現在開業してからも腎臓が悪くて貧血になっている場合、エリスロポエチンの注射を使った治療をしています。貧血は、鉄欠乏だったり、再生不良性貧血だったり、加齢による造血機能の低下だったり、骨髄異形成症候群と言って白血病に近い造血異常の疾患だったりしますから、本当に腎性貧血かどうかの見極めをしないとエリスロポエチンは使えません。

    今日は、診療のあとWEB講演会で腎性貧血の勉強をしました。なんとこの度新規で内服の増血剤が発売されたのです。データによると従来のエリスロポエチン注射と遜色ない効果が得られているそうです。注射しないでいいのは患者さんにとってはありがたいことです。何より、簡単に治療できることで貧血が改善すれば体も軽くなり元気が出ますから朗報です。

    苔むした山小屋