むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 痛みと漢方

    「痛みと漢方」というシンポジウムに参加するため博多に来ています。福岡でペインクリニックをされている平田先生の主催する勉強会です。毎年参加しているので、これが7回目になります。ちょうど当院がオープンして7年なので、同じ年数が経っています。この勉強会は整形も産婦人科も内科も横断的に痛みに関係した疾患の漢方治療について毎年それぞれの専門家が発表します。そして最後に平田先生が痛みの専門医として難治症例をいかに考えいかに治療すればいいかを教えてくださいます。今日も素晴らしい講演をしていただき、大変勉強になりました。当院にも、いろんな病院に行ったけど治らなかったという難しい患者さんが漢方を求めて来院されます。わたしも、ここで勉強したことをもとにいろいろと考えて治療に取り組んでおり、胸痛、腰痛、手足の痺れなどあらゆる疾患にチャレンジしています。手術をしたけど治らない、みたいな症例は最初から難しいとわかっているので、漢方でなんとかしましょうと安請け合いはできません。頑張ってみます、と患者さんと共に戦う姿勢で臨むまでです。それでも、平田先生からいろいろ教えていただいたおかげで、難しい症例もある程度治せるようになってきました。

    私ぐらい漢方を長年勉強していると、こういう勉強会でもそうそう新しい話に出会うことはありません。今日も4時間にわたる勉強会で、なるほど、これを聞けてよかった、というキラッと光る情報は二つ三つあればいい方です。あとの9割ぐらいの時間は知っていることなのでただ聞き流しているだけです。それでも、そのたった数個の情報が価値があるのです。おそらくそれを聞けただけでたくさんの患者さんが救われる結果になると思います。

    さて、先日にわかベジタリアンになったと書きました。一方で、韓国料理屋さんで美味しいステーキ肉を焼いて食べて感動の旨さだったと書いたばかりですが、今日はせっかく博多に来たので、どうしても食べにいきたかったメキシカンのエルボラーチョ(博多駅ビル内)にいきました。ここでタコスを食べたら、また涙が出るほど美味い!!肉を食べるたびに涙が出そうなくらい感動します。こういう幸せを味わえるにわかベジタリアンは最高です。