むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 入院中の食事には注意

    最近、マツダの車の名前はドイツ車みたいに3とか5とか番号になりました。以前はいろんなネーミングがありましたが、番号のほうがスッキリしていいですね。日本人は何にでも名前をつけたがります。先日JR(国鉄時代)の人がインタビューに答えていましたが、新幹線にはネーミングをする予定はなく、番号で呼ぶつもりだったが、開業ギリギリでひかりとこだまとネーミングされたそうです。その後JRに限らずありとあらゆるものにネーミングしているのは御存知の通りです。最近気になるのはトヨタのタンク。日本語にすれば戦車です。もうひとつ気になるのが、三菱のデリカ。日本語にすれば、お惣菜屋さんです。なんでこんな名前にしたのかわかりませんが、外国人が聞いたらびっくりでしょう。

    ところで、最近友人が交通事故で入院しました。お見舞いに行ったのですが、病院食があまりに質素でお腹が空くので、毎日売店でカップ麺を買って食べているとのことでした。不健康極まりないです。入院中にこんな食事をして、リハビリなんてできるはずありません。骨折した骨はカルシウムとコラーゲンからできています。その周りの筋肉はタンパク質です。そこで、当たり前ですがこういう入院の際には蛋白(アミノ酸)を十分とらないといけません。プロテインが手っ取り早いですが、アミノ酸ならグルタミン酸とバリン、ロイシン、イソロイシン(3つ合わせて分岐鎖アミノ酸という)、カルシウム、そして、摂取した蛋白がコラーゲンに再構築されるために必要なビタミンCなどを大量にとらないといけません。

    入院中の食事は国が一日あたり幾らと値段を決めているので肉など蛋白を増やしたくても予算の都合で増やせません。結果、入院中はわずかなおかずとどんぶりご飯です。もし皆さんが入院するような際には自分でなんとかしないといけません。決してどんぶりご飯を全部食べないこと。代わりにプロテインを飲むこと。ビタミンなどのサプリを取ること。間違ってもお腹が空いたからカップ麺、というのはいけません。パンもだめです。SOYJOYなどのプロテインバーはいいと思います。