むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 露天風呂で体をアースする

    天地人という言葉があります。日本は開けた大地があまりありませんからピンとこないかもしれませんが、アメリカなどでは見渡す限り平たい大地がどこまでも広がり、その上には限りない空があります。わたしたちはその間にぽつんと立つ小さな人間です。最近は季節がおかしいのであまりないですが、以前は、お盆が明けた8月の後半は毎日のように夕立が来たものでした。この夕立を広い大地で見ると、空の雲と大地が雨の柱でつながって見えます。

    このような現象を見ると、天と地がつながった=アースしたと考えます。アースというのは英語で地球という意味ですが、電気製品についている電源と別のもう一つのコードのことです。物によってはコンセントが三股になっており、そのうち2つが電源で一つがアースとなっています。医療用機器はほとんどアースが付いています。感電を防ぐ安全機能としての意味合いと、心電図や脳波のような微細な電気信号を記録するには、環境から受ける電磁波が記録データにノイズを入れてしまうので、アースしてそういった電磁波の影響を消去するものです。

    わたしたちの住む環境は電磁波だらけです。特に危険なのはポケットに入れている携帯電話です。家のワイファイなどは弱いのですが、車のエンジンや電子レンジ、炊飯器、IHコンロなどからは強い電磁波が出ていて、わたしたちの体に影響を及ぼします。そこで、わたしたちも時々アースして電磁波を逃したほうがいいと思います。ただ、いつも靴下を履いて、ゴム底の靴を履いていては体に溜まった電気はアースできません。たまに裸足で大地に立つことが大切です。とはいえ、そんなことはめったにしないので、私が心がけているのは露天風呂です。濡れた足で大地に立つのはとても有効です。家庭菜園などで土に触るのも手からアースできるので、いいと思います。