むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 音の話

    プリウスや日産リーフなどが背後から近づいてくるとすぐわかります。静かですが、ものすごく高周波数のノイズが聞こえます。人間の耳が聞こえる音は2万ヘルツが限界ですから、あのノイズは1万8千Hzくらいではないかと思います。頭の芯までキーンと聞こえてきます。キャンプグッズ用品で蚊を近寄せない蚊よけも同じくらいの高い音を出します。クラウンハイブリッドやレクサスはさほどこの音が強くないので、何か仕掛けがあるのだと思います。みなさん聞こえますか?私はこの高音が苦手なので、タクシーも出来るだけノーマルエンジン車を選んで乗ります。(調べたらインバーターのノイズみたいです;https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1166312591

    昨日の夜に犬の散歩をしていて、びっくりしたことがあります。健軍の自衛隊近くを歩いていたら、路面電車の走る音が聞こえます。電車通りまでは遙か1キロくらい離れています。空耳かと思いましたが、その後何台も電車が通るたびにガタンゴトンと聞こえます。そういえば昔田迎に住んでいた時、南熊本あたりを走る豊肥線の機関車の音が聞こえていました。2キロは離れています。

    このような、実際の音が聞こえるのはいいのですが、耳鳴りは困ったものです。耳鳴りで来院される患者さんはたくさんおられます。耳鼻科に行っても治らなかったので、漢方か針で治りませんか、という相談です。耳鳴りで比較的治るのはキーンという金属音です。蝉が鳴くような低音の耳鳴りは難治です。それでも、来院された場合、漢方や針でベストを尽くします。

  • まずググれ

    「ググる」の意味がわからない人は勉強が足りません。「Googleで検索する」という意味ですね。それで、「人に聞く前にまずググれ」というふうに使います。新聞などでは使わない日本語ですが、今や子どもからお年寄りまでスマホを持っている時代ですから、こういう言葉は常識です。最近、ホリエモンの言葉で「記憶力より検索力」というのがありました。もっともな話です。テレビでクイズ王などありますが、携帯でググる時間さえもらえれば、大抵の答えは出ます。それをググらずに記憶しているからみんなビックリするわけです。

    しかし、世は総スマホ時代です。記憶していなくても、携帯を持ってさえいればググれるので、クイズ王にも匹敵するだけの知識が手のひらにあるのと同じことです。大事なのは、その中から正解を導きだす「検索力」です。

    来院される患者さんの多くが自分の症状を検索して、いろんな心配をしてこられます。例えば、「微熱、倦怠感、咳」と調べると「結核の恐れ」とか「肺がんの可能性」と出てくるわけです。そのググった結果をどう判断するかは素人にはできないことですから、結局私たち専門家の意見を聞くことになるわけですが、検索力を磨くことは現代人にとっては必須のスキルだと思います。そのためにも、検索できるツール(スマホやiPad)とネット環境(Wifi)を持つことが何より大切だと思います。スマホを音楽やゲームのためだけの道具にしてはいけません。

  • ホリデーシーズン

    秋晴れの気持ちいい週末でしたね。私は家でゆっくりしましたが、天気や気温がここまで快適だと、何もしなくてもリフレッシュできます。ちまたはハロウィンだったようです。東京のニュースでは、毎年大混乱の渋谷の様子が報道されます。いつから日本のハロウィンがこんな風になったんでしょう。数年前までは、英語教室や国際交流会館のようなところでこぢんまりとしたパーティーがあった程度だったと思います。それも、保育園児たちの仮装パーティーみたいなもので、大人は参加しないものでした。本場アメリカでも子供のお祭りです。

    アメリカでのハロウィンはお化けが出てくるので、日本でいうとお盆のような感じだと思いますが、季節的には秋の収穫祭をイメージします。かぼちゃのランタンも季節ものだし、イメージカラーのオレンジ(かぼちゃ色)、茶色といいうのは収穫した野菜や穀物を連想させます。

    アメリカでは、ハロウィンが終わると感謝祭、クリスマスと年末にかけて大きなイベントが続きます。店もいろんなセールが続き、気持ちもだんだんホリデーシーズンに向けて盛り上がってきます。日本は感謝祭がない代わりにクリスマス前後に忘年会をする習慣があるので、結構慌ただしいです。交通量も増えて、イライラしやすい季節です。節度を持って楽しめばこれから年末にかけてはいい季節です。クリスマスソングに、It’s the most wonderful time of the year(一年で最も素晴らしい時)と言います。https://m.youtube.com/watch?v=gFtb3EtjEic

  • 風邪を予防しましょう

    風邪が増えています。インフルエンザのワクチンも大切ですが、通常の風邪にはワクチンはありませんから、十分対策しましょう。うがい手洗いと言いますが、うがいはほとんど効果がありません。喉についたウイルスは15分もすると喉から体内に入ってしまうため、うがいをするなら10分おきにすればいいかもしれませんが、現実的には不可能です。また、イソジンのうがいは昔よく使われましたが、かえって粘膜を傷害するため風邪を悪化させるというデータがあり、最近は使いません。

    手洗いは当然有効です。何かに触った手で自分の口や鼻を無意識に触ることで感染します。マスクをしているとそういう無意識に口や鼻を触ることが減るため予防効果があります。ただ、ウイルスが飛んでくるのを防ぐ効果はほとんど期待できませんのでマスクを過信してはいけません。昨日のブログで書いたように、ビタミンCを十分取ることは効果的です。野菜や果物で取るのもいいですが、それでは量が足りませんので、風邪シーズンはサプリで2000mg以上は取りたいものです。

    体温を下げるのもよくありません。ウイルスは体温が高いと活動性を落とします。体はウイルスを追い出すために熱を出すようになっていますが、解熱鎮痛剤を多用すると熱が出ませんので、ウイルスにとっては居心地よく、風邪は長引きます。あれ、風邪かな?と思ったらすぐにビタミンCを飲んで、お風呂でよく温まって、湯冷めしないようにして寝ましょう。

  • ビタミンC健康法

    三石巌先生の著書「ビタミンC健康法」を読んでいます。本当に素晴らしい本です。こんな素晴らしい本に出会えてよかったと思います。私は結構忙しくて本を読んで勉強する時間は限られていますが、毎朝30分だけはこの本を読む時間に当てています。1ページ1ページ大切なことが書いてあるので、噛み締めながら読んでいます。

    ビタミンCはみかんやレモンなどにたくさん含まれているのはご存知の通りです。毎日こういう果物や野菜をしっかり食べれば、とりあえずの必要量は摂取できます。それは、壊血病というビタミンc欠乏による症状はおこらないという意味です。むかしヨーロッパから大陸発見の大航海をしていた時代に新鮮な野菜がなくて船乗りさんたちがことごとく壊血病にかかって亡くなったという話は有名です。しかし、いまここでビタミンC健康法で扱うビタミンの量は1日あたりレモン50個、100個分というレベルです。とても食品では取り切れません。しかし、それだけ大量のビタミンcを取ることで、風邪の感染予防効果や、老化防止、ガンの進展を抑える働きなど様々なメリットがあります。

    これだけの理論と経験が紹介されているのに、ネックとなるのはなんでしょうか?それは唯一、自分で実践するかしないかだけです。日本に売ってあるビタミン剤は1粒あたりの量が少ないため何粒も飲まないとしっかりした量になりません。私はアメリカ製の輸入品を買っています。安くて大容量です。粒が大きく飲みにくいのですが、炭酸水だと簡単に飲めることを発見しました。おためしください。