むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 来たる米朝会談の行方

    韓国の話をすると、韓流ドラマやKポップの影響で韓国大好きという人もいますが、嫌いという人の方が多いようです。たしかに、政治的な問題は腹立たしいことも多いですが、日本からだけでなく、ここまで世界中から嫌われている国は少ないと思います。今や北朝鮮のほうが好感度高くなっているかもしれません。私は、どちらでもありません。政治的な関心はあまりありませんし、韓流ドラマも興味ありません。韓国焼き肉やビビンバが好きかと言われれば、面白いから食べるという程度です。ではなぜ韓国に遊びに行くかと言うと、やはり国際的な視野を持つと世界が広がるし、日本に戻るとさらに日本に生まれた幸せを実感できるからかもしれません。実際、たった一泊ですが、日本に帰ってくると入国審査の係官でさえ外国より優しい。そして、空気が美味しいし、適度な湿気が肌に優しい。日本の食べ物が美味しいことは言うまでもありません。

    私が初めて韓国に行ったのは40年くらい前でした。当時は民俗村みたいなところで古い生活様式みたいなのを見た覚えがありますが、鮮明に覚えているのは、当時韓国人はお茶を飲まないということでした。なんと、ご飯を炊いた残りのおこげにお湯を入れてお茶代わりに飲んでいました。私が大学生の頃に韓国に行ったとき(25年くらい前)はまだ韓国には喫茶店がありませんでした。その時韓国人はコーヒーを飲まないと聞きました。しかし、今やあちこちスタバがあって、街行く人達はコーヒーを片手に歩いています。時代は変わったなと感じます。

    こんな韓国ですが、今度米朝会談をベトナムでするらしいですね。ベトナムは朝鮮と同じく戦後南北に分断されていましたが、南ベトナム(アメリカ側)が負けて北が統一しました。今回アメリカは韓国を見捨てて北朝鮮にずいぶん肩を寄せているので、ベトナム同様北が南を統一する形で終結するかもしれません。ベトナムで米朝会談をすることは、そのことを暗示しているように感じます。

     

    明洞(ミョンドン)の屋台を食べ歩き。左下はチーズとトッポギを串にさして焼いたもの。甘い練乳をかけてくれました。左上はラム肉の串焼き。唐辛子ソースを塗って食べます。右上は韓国おでん。右下は江南(ガンナム)のレストランで食べたサイコロステーキ。牛と豚のハーフアンドハーフ。コチュジャンをつけて食べます。たった1泊2日でいったい何食したんでしょう😅

  • ソウル第2弾

    ちょうど1ヶ月前に何年ぶりかでソウルに行った話を書きました。またまたソウルにふらっと行ってきました。さすがに寒かったです。日中1度、夜はマイナス9度まで下がりました。今回は前回より更に弾丸トラベルでした。滞在時間はわずか24時間です。日曜の朝熊本を出て月曜の昼には戻ってきました。この前行って、空港や駅での手続きなど全部わかったので、今回は無駄な足を運ぶことなく手際よくどんどん進みました。T-moneyという日本で言うSUICAみたいな交通系ICカードも前回買った残高があったので、今回は切符も買う必要なくあっという間に昼にはソウル駅につきました。念の為ガイドブック「るるぶ」の地図のページだけを持っていったのですが、結局帰国するまで一度も開くことはありませんでした。役に立ったのは、携帯にダウンロードしていった地下鉄マップです。これがないと、現地のハングルのマップでは全然わかりません。

    今回の目的も、食べ歩きです。この前行ったときに美味しそうだと思ってもたった1泊では食べられる回数は限りがありますから、あれこれ思ってもまた今度、ということになります。そのまた今度ですが、まずはソウル駅に昼についたので昼ごはんです。駅から歩いてすぐの庶民的な店。東京にも明洞(ミョンドン)海苔巻きという店がありますが、韓国の海苔巻き、食べてみたら、ほとんど日本のと同じ味でした(写真左下:でっかいチキンカツレツがメイン)。次に、南大門市場近くの麺専門店。ここはホテルの近くで、美味しかったので今回2回も食べに行きました。写真上がおなじみチャジャ麺。

    写真右下がメニューにはシーフードヌードルと英語で書いてあった激辛海鮮ちゃんぽん。私は激辛料理には慣れているので、平気で食べました。激旨でした。たぶん辛い料理に慣れていない人が食べると刺激で下痢することと思います。

     

  • マスクの話

    下通りなどを歩いていると、時々若い人たちが黒いマスクをして歩いているのを見ますね。この黒いマスク、異様な感じがしますが、実は殆どが韓国からの観光客です。今回ソウルを歩き回って見ると、マスクをしている人がかなり多かったのですが、8割位の人は黒でした。黒が流行っているのだと思いますが、詳しくは知りません。むかしは、マスクをするのは日本人くらいだと言われていました。欧米ではマスクをするのは手術室に入る外科医くらいで、普通の人はマスクはしません。もししていたら、犯罪者のような悪いイメージしかありません。日本の犯罪者といえば、むかしなら唐草模様の風呂敷を頭に被り鼻の下で結ぶいわゆる「どろぼー」スタイル。現代では、スキーの目出し帽にサングラスですね。

    以前から、韓国人はなぜ大勢マスクをしているんだろうと疑問だったのですが、行ってみてわかりました。ソウルの大気汚染は凄まじいです。中国から流れてきたPM2.5なのか、自国で発生しているのかは知りませんが、空が霞んでいました。慢性気管支炎のような変な咳をしている人も見かけたので、公害は深刻なようです。ソウルではまだ道端でたばこを吸う人が大勢いました。今や日本では考えられない風景です。おそらく今後肺がんが相当増えてくるのではないかと心配します。

    ところで、マスクをすることは感染予防にはほとんどなりません。咳やくしゃみをした際にツバを飛ばさないくらいの効果です。病院に行くときやバスに乗る時マスクをするというのは無意味です。マスクは風邪を引いている人がすべきもので、健康な人がしても役に立ちません。唯一予防効果のあるN95マスクというのはウイルスも通さないのですが、マスクと鼻の間にわずかでも隙間があると意味がないので、ぴっちりとはめないといけません。そんなことでは息苦しくて仕事になりません。そういうわけで、私は診察中に一切マスクをしません。インフルエンザとわかっている患者さんを診察するときでさえ、です。

    ソウル 明洞(ミョンドン)の屋台

  • チゲ鍋で薄毛治療(?)

    今から20年以上前になりますが、私が大学院生だった頃に血液凝固の事や研究のいろはを教えてくれた担当教官のO先生という人がいました。とても頭が切れて、性格も私とは丸反対で自分にないところをたくさん持っている先生だったので、毎日刺激的でした。そのO先生は熊本から他大学の教授となって出ていかれたのですが、ひょんなことからこの先生の研究テーマは血液凝固学をやめて「薄毛の治療の研究」となりました。その研究は以前熊本におられた頃にすこし聞いたことはあったのですが、本格的に研究されたのは他大学の教授になった後でした。

    その後、研究結果が商品化され、薄毛の男性をモニターとして募集していたのですが、半信半疑でした。その内容とは、「カプサイシンとイソフラボンを同時にとると薄毛の治療になる」というものでした。カプサイシンとは唐辛子の辛味成分です。イソフラボンは大豆に含まれる女性ホルモンに似た働きをする物質です。カプサイシンはそのままでは辛くて飲めないのでカプセルになっていました。そして、それを料理でとりたいなら、湯豆腐に一味唐辛子をかけて食べなさいと言われていました。そんなんでハゲが治るのか!?という感じでした。

    湯豆腐に一味という発想があまり良くないです(旨くなさそう)。もっと本格的な食べ方を考えれば、豆腐チゲ(ズンドゥブ)ですね。韓国料理で豆腐を唐辛子スープで似たもの、これこそO先生の目指していたものではないか?それを思い出したので、20年越しの疑問を検証するため、韓国人はハゲが少ないかを歩いて見て周りました。その結果、たしかに少ないようです。ソウルは熊本より人口構成が圧倒的に若く、高齢者の割合が非常に少ないので、目立たないのかもしれません。また、ネットで調べると韓国人は見栄っ張りだから、かつらを使う人も多いと書いてありますが、それにしても薄毛が少ないのは事実のようです。これは、今度の韓国旅行での重大な発見でした(笑)。

    ソウル 南大門 

  • ソウルへ弾丸トラベル

    開業の準備からこれまでほとんど熊本を離れることもできず、仕事仕事の毎日でした。しかし、この様な生活も長く続くとだんだん息が詰まってきます。街で飲み歩く趣味もないので、ほとんどクリニックと自宅の往復の毎日です。そんな生活を見て、患者さんや製薬会社の人からは、ちゃんと息抜きしていますか?と聞かれます。考えればほとんどしていませんでした。自分の趣味を考えると、写真と旅行です。写真はいつも近所をウォーキングしながら撮っていますが、それだけです。久しぶりに旅行ぐらいしたいな、と思い立ちました。

    この週末が連休だと気づいたのが先週の水曜日でした。その夜に楽天トラベルでいろいろ見ていたら福岡ーソウル間の飛行機が往復2万2千円(燃料サーチャージその他の手数料をすべて含めて3万円)、ソウルの4つ星ホテルが8000円です。なんと東京に行くより安いです。ポチッと予約ボタンをクリックして、行ってきました。1泊2日の弾丸トラベルです。ソウルは5−6年ぶりですが、ソウル駅、南大門、明洞(ミョンドン)、江南(カンナム)あたりはほとんど地図を見なくても歩けます。一度行ったことがあるので土地勘はあります。

    結局、2日で歩いた距離はなんと40キロ。62000歩でした。馬鹿みたいに歩きまわり、食べ歩きました。2日で食べたのは、タッカルビ、海鮮チヂミ、冷麺、揚げ餃子、海老シュウマイ、ジャジャ麺、牛肉粥、ビビンバ、栗マッコリ(栗風味のどぶろく)、タコベル(メキシカン)など。韓国を満喫してきましたニダ。

     

    南大門市場、ソウル