むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • フードジャーを買いました

    先日、クリニックの待合においている日経ヘルスという雑誌を見ていて、目に止まった記事があります。それは、フードジャーを使ったヘルシー弁当。フードジャーとは広口の魔法瓶のことです。象印やサーモスなどの断熱効率の良いものがおすすめ。熱々のスープを朝から入れておくと、昼でも温かいスープが食べられます。記事によると、保温調理ができるので、米とお湯を入れておけばお粥ができると書いてありました。私は昨日書いたようにほぼ毎日冷食の唐揚げ3つくらいを食べているのですが、もっとヘルシーで温かい弁当がいいと思い、この記事に目が釘付けになりました。早速アマゾンで購入しました(私が買ったのは象印SW-HC45-NM)。

    昨日届いたので、今日からスープを弁当にしています。だし汁に舞茸、ズッキーニ、ソーセージなどを切って入れました。そばの実があったので、そのままスープの中に入れて保温したところ、昼には柔らかく食べごろのそば粥になっていました。美味しい。そして温かいので幸せな昼ごはん!ところが今日は午前の診察が多くて、昼ごはんを食べる時間は3分ほどしかなく、すぐに往診へ飛び出しました。

    フードジャー、優秀でした。朝からスープを作るとはいえ、最後まで調理はいりません。スープの塩気(塩梅)だけ整えておけば、野菜などは真空調理されるので完成する前にジャーに入れて蓋をして出来上がり。また楽しみが増えました。豆などを入れたミニストローネなんか、ヘルシーで腹持ちも良くていいのではないかと思います。

  • 炭水化物も大事

    昨日入手した三石巌先生の本を読んでいて、気がついたことがありました。三石先生は糖質(炭水化物)もある程度取らないといけないと言っています。藤川理論では糖質を制限するので、三石先生も同じだと思っていました。多分以前別の三石先生の本で読んだと思うのですが、うっかり忘れていました。三石理論でも、体に絶対必要なタンパク質をできるだけたくさん取らないといけないのですが、糖質(炭水化物)の摂取が少なすぎると、せっかくとったタンパク質から糖新生(体内でブドウ糖を合成)するため、蛋白が有効利用されず、エネルギーとして燃やされてしまう。しかも、炭水化物を消化分解して得られるブドウ糖と比べると蛋白から合成される糖新生のステップは複雑です。それだけ無駄なステップを要するのです。したがって、せっかくとったタンパク質を燃やしてしまわないようにするためには、ある程度の炭水化物摂取をすべきだとの理論です。

    もう一つ気づいたのは、三石先生が日頃自分でとっていたサプリの中にレシチンがあったことです。レシチンは私もとっています。卵黄レシチンです。安い大豆レシチンもありますが、私自身飲み比べた感想では、卵黄レシチンがいいです。頭が冴えます。一日中絶え間なく診察していてボーとしないのは卵黄レシチンのおかげです。最近よくあるのが、物忘れがひどくなってきたので認知症の薬を出してほしい、という話です。家族から頼まれることが多いです。

    日本にはいくつか認知症に保険が認められている薬がありますが、どれも殆ど効きません。もったいないので、私はほとんど処方しません。すると、家族は精神科に連れて行って認知症の薬を出してもらってこられます。しかし良くなったケースは殆どありません。そんな家族からなんとかなりませんかと相談を受けると、いつも、一言でこの薬を飲んだらいいとか言えるほど認知症の治療は簡単ではない。説明には本1冊分くらいの情報量が必要となる、といいます。その中で、認知症の予防や治療に絶対必要だと思うのが、卵黄レシチンとDHA/EPA(魚油)、ココナッツ油などです。もちろん栄養だけでなく、運動や脳トレなど総合的に取り組まなければ難しいです。認知症はそれほど手強いのです。保険外(自費)でいくら頑張れるかが大事だと思います。

    肉(タンパク質)を食べよう 当院から車で1分 ドラゴンキッチンにて

  • 三石巌先生の新刊ゲット

    私の実践している分子栄養学(メガビタミン療法など)は通称藤川理論と言います。広島の藤川先生が有効性を確認し、多くの著書を書かれています。私はその本で学んで真似しているわけです。実は、この藤川先生の理論には更に基礎となる先生がいます。それは、三石巌先生です。物理学者なのですが引退後、分子生物学、医学、薬理学、栄養学などを学び、卓越した科学的センスにより独自の理論を打ち立てられ、現在の分子栄養学の基礎を作られた方です。なんと、81歳でビタミンなどのサプリメント会社を起業されています。そして、残念ながら95歳で亡くなられているのですが、92歳のときに書かれた著書が文庫化されて、今月発売となりました。早速アマゾンで予約していたら、今日届きました。「人生100年時代の新・健康常識 医者いらず 老いしらず」というタイトルです。

    私は分子栄養学を学ぶため、三石先生の本はほとんど全部読みました。素晴らしい著書ばかりです。そして、今日届いた本も素晴らしいです。92歳でこんなにすごい本がかけるのですね。三石理論は科学的事実に基づいているので時代がたっても風化しません。いつ読んでも真実で、新鮮なのです。藤川先生の本はドクターらしく実際の症例などから得られた治療のヒントが書かれていますが、三石先生の本はサイエンスです。遺伝子のこと、タンパク質の代謝のことなどが書かれているので、最低でも高校3年生(大学受験)レベルの生物学的知識がないと読んでも理解できないかもしれません。

    私は高校時代から年間50冊は本を読むようにしています。高校時代は三島由紀夫とか渡辺淳一などが好きでした。大学時代は村上春樹、椎名誠などが好きでした。医者になってからは乱読ですが、実用書(医学書)を読むことが多くてこれといってハマった作家はありません。そして今、三石巌先生です。手に入る本は殆ど買って読みました。私の読書人生でベスト3に入る作家(?)です。

  • WEB講演でのこだわり

    診療後、1時間ほど漢方の講演をしました。今回も診察室からパソコンを使ってWEB配信です。皆さん、オフィスやご家庭から聴講いただきました。先日、予行練習したとおりパワーポイントは重いとわかったのでPDFに変換してそれをスライドショーにしました。おかげでスムーズにいきました。もう一点工夫したのは、演者用パソコンの他にあと一台iPadを会議につないで聴衆の画面を表示して目の前をデュアルモニター(2画面)にしました。演者用パソコンの画面とは別に、皆さんが見ている画面を両方確認できるわけです。講演は画像の見やすさとともに、音声が大切です。もちろん今回もユーチューバーいち押しのコンデンサーマイクを使いました。ZOOMは慣れていたのですが、Teamsではどこに外部マイクへの切り替えスイッチがあるか随分探しましたが、本番直前に発見し、間に合いました。

    私はマックブックエアーを使ったのですが、この内臓カメラはかなり画質がきれいです。その他iPad、iMAC、マイクロソフトのSurface, 富士通のラップトップなどたくさんのデバイスをもっていますが、マックブック内蔵カメラの綺麗さはダントツです。次にきれいなのがiPad Proです。WindowsのSurfaceや富士通のパソコンはがっかりするほど画質が悪いです。これだけWEB会議が普通になってきて、自撮りがきれいでないパソコンはだめですね。特に女性の場合自撮りの写りを気にするでしょうから、マックがおすすめです。全然違いますよ。

    ところで、韓国料理にこりまくって随分上手になったので、スパイスの配合を変えて、スパイスカレーに挑戦中です。にんにく、生姜、赤唐辛子、玉ねぎ、ひき肉、塩コショウまではチゲ鍋(スンドゥブなど)と共通です。この、ほとんどチゲ鍋の工程にクミンシード、コリアンダー、ターメリック、ローリエ、トマト(ケチャップ)、ガラムマサラ、を加えるだけでスパイスカレーになります。あまりに簡単に本格カレーができるので驚きです。10分ほどで完成です!カレーのスパイスは薬草と同じ。カレーは薬膳。認知症予防効果が報告されていますよ。

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  • 新しいダイエット法を考案しました

    Yahooニュースを見ていたら、新型コロナとビタミンDに関するニュースが出ていました。私が以前からこのブログで書いていたとおり、ビタミンDが不足すると重症化しやすいというデータがアメリカで示されたというものです。https://news.yahoo.co.jp/articles/31d371087017d76304259518a9232c27735b0557私は2月からビタミンDを積極的にとっており、スタッフや患者さんにも勧めています。やはり間違いなかったと、データを見て確信しました。まだこれから第3波が来るでしょうから、今のうちからビタミンDだけはきちんととっておきたいものです。

    私はこれまでご飯や麺類などの炭水化物を極力減らして肉魚野菜のおかずのみ食べたいだけという糖質制限ダイエットをやってきました。しかし、この方法はつい無駄におかずを食べすぎてカロリー的には決して少なくないのでなかなか痩せません。いちばん太るのは糖質の多い食事ですから、それは避けないといけませんが、糖質が少なすぎてもいけない気がしてきました。そこで、少量のご飯を夕食に摂るように方針を転換してみます。

    代わりに、おかずを食べすぎないように気をつけたいと思います。ご飯を少したべることで血糖が上がるので満足感が違います。そこで、少なめのおかずでも我慢できるわけです。これを実行するため、小さな鍋を買いました。一人鍋とでも言うべく小さなものです。直径14センチでたっぷり入れても500ccくらいしか入りません。この鍋に入るだけ料理すれば食べすぎることは絶対にありません。我ながらいいところに気づきました。しばらく実践してみます。

    下江津湖