むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 舌痛症は難しい疾患

    いよいよ増税です。準備に追われて大変だろうと思います。単純に10%になるならまだしも、軽減税率なんて混乱すること必至です。夜遅くまでシステム変更や値札の付替えなどご苦労さまです。当院の電子カルテも夜にアップデートしました。レセコン(会計用のコンピュータ)は事務員が手作業で改定してくれました。大変な作業だったと思います。それに加えて病院は月初に前月のレセプトをすべてチェックしないといけませんから、事務的な慌ただしさは今週ピークを迎えます。

    郵便局はかんぽ生命の不祥事で話題ですが、この消費税増税で郵便料金が値上げされることを全然周知していませんね。みんな知らずに今まで通りの切手を貼って郵便を出したら、追加料金の徴収などでまたまた手間がかかります。たった1−2円の値上げですから、追加料金を徴収するほうが手間です。それでも、黙って見過ごすわけにはいかないでしょうから、事業としては大赤字でしょう。もっとテレビや新聞で告知すべきだと思います。

    ところで、舌が痛いという舌痛症という病気があります。原因は単純ではありません。舌カンジダのような感染症、亜鉛などの栄養不足、シェーグレン症候群などの膠原病、その他色々あります。また、舌がいたいとイライラしたり、絶望的になったり、精神をやんでしまうことが多くみられます。歯科に行ったり、耳鼻科に行ったり、漢方に走ったりしますが、どこにかかってもなかなか難しい病気です。当院でも数人みていますが、決定的な治療法はないので、コツコツと理論を考え、治療法を研究しています。

    萌の里

  • 10月はストレスの季節

    いよいよ9月も終わろうとしています。まだまだ暑くてびっくりしますが、来週には10月です。9月から10月というのは多くの会社で上半期が終わり決算期を迎えるところもあり、転勤シーズンでもあります。心筋梗塞などはこの時期非常に多くなってきます。おそらくストレスが大きく関与していると思われます。ただでさえ忙しい9月末なのに、今年はビッグイベントです。10月1日から消費税増税です。小売りなどをしている会社はレジの交換、メニューの値段設定の見直し、値札の付替その他相当な仕事があるようです。医療関連はほとんど関係ないのですが、自費あつかいとなる診断書や予防接種などの消費税が変わります。来院される患者さんに聞くと、雑用が増えてとにかく大変だと言われています。

    今回の増税は軽減税率というとんでもない複雑な制度を押し付けてきたため、小売業の方の苦労は相当なものです。自民党は連立政権のために仕方なく軽減税率という制度を飲んだわけですが、歴史に残る悪法だと思います。消費者はちょっと得するかもしれませんが、それにかかる人件費や隠れたコストや精神的負担がいかに大きいか考えると、話になりません。マスコミは重箱の隅をつつくような議論ばかりしています。買った食べ物を店先のベンチで食べるときにベンチが店のものだった場合と、別の所有者(例えばビルのオーナー)のものだった場合税率が変わるそうですが、そんなことはどうでもいいです。消費者には関係ないことです。

    話は変わってスウェーデンの高校生が地球温暖化を訴えて国際的に活躍していますが、環境保護団体とか、温暖化対策で儲かっている企業とか影の立役者がいるに違いありません。たしかに温暖化していますが、グリーンランドという北極に近い氷に覆われた島国は名前の通り昔は緑に覆われていたのです。温暖化と騒いでもまだグリーンランドは凍っています。グリンランドが完全に溶けて草原になってもまだ地球の歴史の中で特別な異常状態ではないと考えないといけないと思います。地球はいま氷河期が終わったばかりでやっと氷が溶け始めたところです。今後数万年かかって暖かくなり、その後また氷河期が来るとエスキモーは言っているそうです。

  • 私のどこが悪いの、と思う人へ

    うちの近所にあまり流行っていないパン屋さんがありますが、最近、あたらな問題を発見しました。お店の前に街路樹のイチョウがあるのですが、今の季節歩道は銀杏(ぎんなん)がたくさん落ちていて大変です。臭くてまともに歩けないので、普通の人は店と反対側の歩道を歩きます。自然と、店を避けて歩いているのです。店のスタッフが毎日掃除をすれば済むことです。5分とかからないと思います。それで店の前の人通りを回復できるのならしない手はありません。また、この店は閉店と同時に無断駐車禁止の立て看板を駐車場手前にたてるので、それもまた人を近寄せないオーラが出ています。きっと店主は気づいていないと思いますが、こういった客に来るなという無言のメッセージを発しているのは致命的です。

    別の例では、第2空港線沿いのうどん屋さん。玄関前の街路樹のしたから1mはあるかと思うようなカヤが茂っていて、道路から店があまり見えません。私だったら、このカヤはきれいに刈り取って店の前はきれいにします。街路樹は市や県のものだと思われるので、その下草をかるためには許可がいるかも知れません。とにかく、街路樹の下草が見苦しく伸びているのは営業妨害なので、刈り取るべきだと思います。

    同じことは、人にも言えると思います。自分は何も悪くないのに部長や店長から叱られてばかりという人は、自然とそういうオーラを出している可能性があります。顔がこわい(笑っていない)とか、おどおどしているとか、身だしなみが悪いとか、色々あります。人も動物ですから、直感的に受け入れない人に対しては冷たくすることがありえます。自分はついていないという人は、なにか気づいていない理由があるかもしれないので、客観的に自分を見つめ直してみてはと思います。

     

  • 怒りを消す方法

    せっかくの連休ですが、台風ですね。日中は雨もたいしたことなく、こんなものかと思っていたら、夜になって風がすごいです。熊本は少し中心から離れていますが、怖いですね。こんな天気だとどこにも行けず、かといって家でテレビばかり見ていても仕方ないので、何かないかと思ったら、運転免許の更新が来ていたのを思い出して、免許センターに行ってきました。午後から行ったのですが、休日のわりに混んでおらず、ぱっとお金を払って視力検査をして講習を受けて終了です。全然待つこと無くスムーズでした。昔は講習では事故のビデオを見せられて気分悪くなる人もいましたが、今日の講習は話だけでした。高齢者の更新は自動車学校に行く必要があるとか、アオリ運転はやめましょうとか、そんな話を30分聞いたらおしまいです。

    せっかく免許センターまで行ったので、そこから大津方面へ足を伸ばして菊陽にある「大谷の湯」という温泉に行ってみました。この温泉は日帰り温泉ランキングで1位だったので一度いきたいと思っていました。国道からちょっと奥に入っているのですが、カーナビで行けば簡単です。行ってみたら大勢のお客さんです。連休ですから、仕方ありません。少し硫黄の匂いのする天然温泉かけ流しでとてもいいお湯でしたが、今日は人が多すぎてゆっくりできませんでした。

    ところで、本を読んでいたら、怒りを消す方法を書いてありました。とにかく怒りから気をそらす努力をするといいのですが、その方法は、怒りと関係ないことを「見る」「聞く」「感じる」ことだそうです。例えば、会社で窓から外の風景を見る、電車の通る音に集中する、風や暑い寒いなどを集中して感じること。そうすると、脳は感覚野(視覚野、聴覚野など)に血流が集中し、怒りを考える前頭葉の血流が低下するとのこと。理屈はわかります。あとは実践です。

    数日前の夕焼け

  • 中国は想像より遥かに進んでいる

    昨日のブログで博多のキャナルシティにある無印はすごくいい店だったと書きました。熊本のはどうかなと思って、COCOSA4階にある無印に行ってみました。ここには何度か行ったことがあるのですが、やっぱり普通の店でした。キャナルにあるのとは雰囲気が全然違います。無料のコーヒーは見つかりませんでした。本屋コーナーはなぜか店舗のいろんな部分に分散しておいてあったので、本の全体量は結構あるようでしたが、一箇所にまとめておいてないので、本を見たいと思ったら広い店舗全体をあるき回らないといけないし、きっと全部は見れずに見落とすと思います。私が博多で買ってきた漢方関係の本も一部は熊本店でも見つけましたが、品揃えは同じではないようです。

    土曜日に漢方の勉強会に参加して、講演をしていただいた中国の先生と会食しました。わたしたちが、20年ほど前に北京に行ったときは、天安門広場近くは自転車の大群がすごかったという昔話をしていたら、今や車の大渋滞で北京の中心部はどこも億ション(数億するマンション)ばかりだそうです。(当時私が中国に行ったときは1万円を中国元に変えたら、1週間の滞在期間で使い切りませんでした。)肉まんや餃子を作りますかときくと、北京では家庭で料理をすることは殆どないとのこと。外食もあるそうですが、ほとんど毎日出前だそうです。餃子や肉まんは冷凍をかって温めるだけだと言われていました。時代は変わりましたね。

    今日、日経新聞1面にキャッスレスの進化が止まらない中国という記事がありました。中国で現金を使うことは殆どない、車を買うときも頭金の数万元は携帯で払うと書いてありました。病院の会計に人が並んで待つこともないとのこと。顔認証で瞬時に支払いが完了するそうです。日本は技術大国と思っていたら、完全におくれをとっています。