むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • ストレス性の下痢

    仕事などのストレスが原因で下痢になることがあります。朝、仕事に行こうとすると急に腹痛が出現し、下痢になる。その結果、仕事に遅刻したりして日常生活に支障が出てきます。このような人は、結構たくさんいるのですが、内科にかかると感染性胃腸炎と症状が区別しにくいために通常の整腸剤などを処方されて終わり、ということが多々あります。

    このような人が病院にかかる時は、通常の胃腸炎ではないと思うこと、慢性的でストレスと因果関係があることなどを医師に伝えないと、誤診の元となります。さらに、胃カメラなどの消化器の検査を受けてもあまり所見がみられません。

    心の不調が体に出てくるこのような疾患を心身症と分類します。このように、心の問題と体の問題がオーバーラップしている分野が心療内科の領域です。下痢はお腹だから消化器内科、と思っても、実は心療内科が正解かもしれません。