むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 個性を伸ばす大事さ

    犬の散歩をしていてふと思ったこと。公園は放っておくと草がいっぱい生えてきて大変ですが、きれいに刈り込めば芝生のような緑のグランドみたいになります。一方、学校のグランドは草一本生えていません。しかし、学校でグランドの草取りなんてしません。もちろん運動場の周辺には草が生えるでしょうが、トラックの部分などは全く手入れしなくても草が生えていないのはなぜなんでしょう。草が生えない仕組みがあるに違いありません。

    学校の部活(運動部)を見ると、とても気になることがあります。野球もサッカーも、陸上もコーチがとても厳しい。気合を入れろとか、声を出せとか、あっちもこっちもスパルタです。学校教育の延長としてやっているにしては厳しすぎるのではないかと思います。みんながプロ野球やJリーグ、箱根駅伝を目指しているわけではないと思うのです。もっと、和気あいあいスポーツを楽しめる部活にしてはどうかと思うのです。もしトップアスリートを目指すのなら、そういうクラブチームに入ればいいと思います。

    こういった厳しい部活でのスパルタ教育は悪い形で大人の社会にも影響を残していると思います。人それぞれ得意な分野は違うし、能力も異なるのにそういった個性を伸ばせない。人と同じことを同じパフォーマンスでこなすことを要求される。アメリカでは人種も話す言葉も多種多様なので人と同じであることは全く美徳ではなく、個性を伸ばす事を要求されます。これから日本が少子化で外国人労働者を広く受け入れるようになったときにそういう世界に気づいても手遅れになるかもしれません。早急に考え方を変える必要があると思います。