むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 社長は登る山を決めるのが仕事

    随分涼しい一日でした。夜はエアコンがいらないし、昼の往診の際も死ぬような暑さではありません。帰宅して犬の散歩をするときは涼しくて心地よい風が吹いています。なんだかホッとします。今日は、連休とお盆休みの中日でものすごく忙しい一日でした。訪問診療やワクチン患者さんを合わせて120名ほどの患者さんでした。目が回る忙しさ。

    それでも、一例一例しっかり話を聞いて、難しい症例はじっくり考えて最適と思われる解(処方)を出したつもりです。患者さんの話を聞いたり診察する時間は1秒でも長く、そして、患者さんの入れ替わりは1秒でも短く、と思って動いています。私の周りのスタッフも、それぞれの立場で慌ただしく動いてくれていました。ナースは私のサポートだけでなく、訪問診療の準備や採血など。医療事務も受付、外来患者さんのお金の計算、電話対応、その他たくさんの仕事を分担して、待ち時間が最短でしかも間違いなく仕事をこなす。みんなその道のプロに育ってくれたなーと感心します。

    実はわたしはほとんどスタッフを指導したりしません。あれしろこれしろと言いません。具体的な仕事の動きは私より現場の人のほうがわかるに決まっているからです。私にできるのは、目標設定です。大事なことなので、もう一度書きます。「患者さんの話を聞いたり診察する時間は1秒でも長く、そして、患者さんの入れ替わりは1秒でも短く」です。目標がはっきりすれば、あとはみんなが考えて動いてくれます。

    最後に鴨頭さんのYoutube講演で聞いた話。社長は登る山を決めるのが仕事。富士山にするのか阿蘇山にするのか。部長やマネージャーはその目標達成に必要な具体的方法を考え、社員に落とし込むのが仕事。社長がマネージャーの仕事をすると、社員からは嫌がられるだけです。