むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • いい事は理屈抜きに実践すればいい

    最近テレビの車のCMを見ていると、むかし多かった車の性能を強調したようなものはほとんどなく、車を買ったらいかにウキウキ楽しい週末が過ごせるかとか、趣味のレジャーを楽しめるか、といったイメージCMが多く見られます。論理的な左脳に対してイメージ優先の右脳に訴える構造になっています。

    最近、薬の中にもこの車のCMのように性能をあれこれ語るより、とにかくイメージでその薬を飲んでおきさえすれば健康な未来が待っているといった薬があります。例えばスタチンというコレステロールの治療薬です。これはコレステロールの数字がいくつであれ、ちゃんと飲んでおきさえすれば将来起こるかもしれない心筋梗塞などを有意に減らすことができる薬です。 またSGLT2阻害剤という糖尿病治療薬は血糖の数字がどうあれこの薬を飲みさえすれば心不全や腎機能障害を軽減することができるということが分かってきており、薬の効果を数字であれこれ議論するよりも、ただ飲みさえすれば幸せな将来をかなえてくれる薬だと思います。

    その他、ビタミン剤も似たような効果を期待できるものがあります。例えばビタミン B やビタミン C です。これらのビタミン剤は効能をあれこれ知らなくても、きちんと飲みさえすれば身体に良い結果をもたらします。食事の面で言えばオリーブオイルやエゴマ油あるいは魚に含まれる DHA/ EPA などの良い油を取ることは非常に健康に良い結果をもたらします。あとは減塩することや糖分を取りすぎないこと。こういった当たり前の注意をすることがで幸せで健康的な将来が持っていると思います