むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • お祭り

    藤崎宮の例大祭が台風で日延べになり、今日がそのお祭りでした。快晴に恵まれましたが、かなり暑かったですね。私はあの騒がしいお祭りが苦手で、あまり見に行くことはないのですが、久しぶりに夕方見に行きました。見に行ったというより、ウォーキングのコースを街の中心街方向へ行ったという感じです。

    クリニックは、駐車場の周りの生垣の剪定をしてもらいました。草取りは自分でするのですが、さすがに剪定は切り方にコツもあるし、プロに頼みました。私の中学時代の同級生で造園業をついだ友達に来てもらいました。おかげで綺麗になりました。

    来週に迫った漢方の講演会の準備をした後に「ぶぶたんの湯」に行ったのですが、ここは「ひだまりレストラン」というのが併設されています。ランチバイキングで1280円でした。私が行った時はわりと空いていたので、はじめて入ってみました。中央に置いてある料理とドリンクは全部食べ放題なのですが、それとは別に食券機がありうどんやカレー、石焼ビビンバなど多くのメニューがオーダーバイキングになっています。なんと、食券機はメニューのボタンがたくさんあるのですが、全部0円と書いてあります。お金を入れずにとにかく食べたいボタンを押すと券が出てくるのです。入場料で全て食べ放題とわかっていても、0円の食券機なんて夢のようなワクワク感がありますね。

    シャワー通りにて

  • 連休

    連休ですね。いかがお過ごしですか。日曜は地域医療センターの出動協力で朝から勤務でした。まだ寒くないので風邪の人も少なく、あまり忙しい外来ではありませんでした。ただ、このように他の病院で働いて困るのは、薬局にほとんど漢方を置いてないことです。私からすると感染性胃腸炎などは整腸剤では五日たっても治らないけど漢方を使えば明日には治るということがわかっているので、漢方以外の選択はありません。それが、在庫がないと言われると、救急外来をしながらなんとも残念でなりません。この人にビオフェルミンを出しても、明日は治らない。それがわかっていても、それ以外方法がないのです。

    もう一つは、地域医療センターの外来は処方を原則1日分と決められていることです。例えば、帯状庖疹の患者さんには5日間は抗ウイルス剤を飲んでもらわないといけないのに、1日分処方して何になるのでしょう。そして、患者さんが明日まだどこかの医療機関で初診料から払わないといけないのです。これは医療システムとしてどうかなと思います。

    夕方、健軍商店街までウォーキング。商店街はウォーキングのコースとしてはちょくちょく行くのですが、今日は何か買い物でもしようと思いたちました。パンをパン屋で買い、お茶をお茶屋さんで買い、コロッケを肉屋さんで買う。こういう買い物は贅沢ですね。そして、商店街はスーパーと違ってレジ袋3円とか言われないので、気持ちいいです。3円が・・・というより気持ちの問題です。この気持ちよさはコンビニでも同じですね。

  • 心臓リハビリ

    心臓リハビリというのをご存知ですか?整形の骨折後のリハや脳卒中後のリハなら知っているという方は多いと思いますが、心臓リハビリというのもあります。心不全や心筋梗塞後に期間限定で行うリハビリです。私は開業前の桜十字病院で心臓リハビリ担当でした。主に高齢者の心不全をリハビリで治療し、退院支援するのが仕事です。

    土曜の午後に心臓リハビリの講演会があったので参加してきました。心臓病の治療といえば、心臓カテーテルで冠動脈形成術(PCI)というのが主流であり、バルンで狭くなった血管を拡張したりステントを入れたりします。しかし、心臓リハビリというのは、このようなPCIにも相当するほど治療効果が高く、するとしないとでは大違いらしいです。

    心臓リハビリが通常の整形のリハと違うのは、個別に心肺機能を測定して安全に最大どのくらい負荷をかけられるかを把握した上でその6割とか8割を狙って運動してもらいます。もちろん循環器専門医や心リハ担当スタッフの元で行うのが条件ですから安全です。しかし、心リハは施設認定が厳しく大きい病院でしかやっていませんので、一般の在宅患者さんの場合、とにかく息切れしない程度でいいので体を動かすことです。じっと家の中にいては弱ってしまいます。

    錦ヶ丘の健軍川にて

  • 理想のスピーカー

    テレビなどの音声は部屋中に響きます。高齢者施設に訪問診療に行くと、それぞれの部屋からテレビの音声が廊下まで鳴り響いています。もちろん、歳をとると耳が遠くなりますから、テレビの音声は大きくなります。しかし、この音漏れはなんとかならないかなと思います。これだけ家電の性能が上がっているのですから、スピーカーも特殊な性能をもたせて欲しいと思います。

    それは、もちろん高齢者向けの音声システムです。大抵お年寄りはベッドサイドにテレビを置いていますから、音の届く範囲は2メートルくらいでいいと思われます。しかも部屋の隅々まで届かなくても、テレビの正面だけに音が広がるような指向性をもたせて欲しいと思います。さらに音質に関しては、難聴の人が聞き取りやすい周波数特性がありますから、若い人の好きな重低音のひびく臨場感あふれる音声ではなく、とにかく聞き取りやすさを優先した音作りをして欲しいです。

    以前、私の前の職場にサンプルのスピーカーが届きました。診察中に専用マイクで患者さんに話しかけると、聞き取りやすい音声になって患者さんの方へ音が届くシステムです。

    http://healthcare.itmedia.co.jp/hc/articles/1603/03/news140.html

    これからのテレビやラジオは、こういった高齢者に向けたスピーカーをオプションでもいいので搭載して欲しいと思います。

  • 血圧が上がったら

    秋になり、血圧が上がってきた患者さんが結構おられます。夏の間は脱水傾向もあり、さらには血管が拡張し血管抵抗が下がるため血圧は低めとなります。しかし、涼しくなってくると血管は引き締まってくるし、塩味の効いた食事が美味しい季節でもあり、血圧が上がってきます。もう一つは、4月から9月までの上半期決算で絞られてストレスで血圧が上がった、という場合もあります。

    ストレスなどで一時的に上がった血圧は、しばらく様子を見て下がってくるのを待ってもいいのですが、通常は秋に上がった血圧は来年の春まで下がりにくいと思われます。私の場合、患者さんに1−2週間家庭血圧を測ってもらって自宅で安静にしている時の血圧も高いようなら治療を開始します。薬を始めたらずっと飲まないといけないでしょう、と言って嫌がる患者さんが多いですが、血圧の薬を飲むことによるデメリットと、きちんと血圧管理をした際のメリットを考えると、当然血圧は管理したほうがいいと思います。

    ただ、漫然と薬を飲むのではなく、塩分制限、運動など日常生活の見直しもしながら、薬をやめることができないかはチャレンジすべきだと思います。運動をすると血圧が下がりますが、高いまま運動をすると危険を伴いますから、まずはちゃんと治療を開始してから運動に取り組んだほうがいいのではないかと思います。