むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 台湾ドラマ(華流)にハマってしまいました

    韓流ドラマ好きの人は知らないうちに韓国語がわかるようになると聞いたことがありますが、私はハングルがどうしても覚えられないので、何度か韓国に行ったりしましたがぜんぜんわかりません。一方、わたしは最近アマゾンプライムビデオで台湾のドラマ(華流と言うそうですね)に完全にハマってしまいました。先日もそのドラマのことは書いたのですが、日本のドラマと比べてストーリーが長いです。たしか36話くらいまであります。この週末、特に用事もなかったので、朝から晩までずっと見ました。おかげで中国語がかなり分かるようになりました。TVの力って本当にすごいです。

    台湾の超金持ち社長と庶民の女の子との恋愛話が三角関係でグチャグチャになるのですが、のめり込んでみていると、とても切ない気持ちになり、目に涙がこみ上げてきます。50過ぎてこんなにドラマで心動かされるとは思ってもみませんでした。ちょうどそんな感じでドラマに心動かされていたところに妻が仕事から帰ってきました。心はアドレナリンでいっぱいでしたが、いい年してドラマで涙を流す夫は変だと思い、日常モードの自分に戻りましたが、ドラマの続きが気になって仕方ないです。

    これくらい真剣にみていると、中国語はどんどん頭に入ります。私は漢方の勉強で中国の文献も読むので漢字で見ればもっとわかるのですが、会話を聞いているうちに、漢字が頭に浮かんできて意味が通じてきます。もし、近々日本も外出禁止令がでたら台湾ドラマをみまくろうと思って今からワクワクしています(笑)。きっと外出禁止令が解除されたときには中国語(台湾語)がペラペラになっていると思いますよ。

     

  • 春ですね〜

    いよいよ春ですね。あちこちで桜が咲き始めています。春分の日はクリニックも休みですが、訪問診療は予定通りあったので、朝からクリニックに出勤し、予定の10名以上の患者さんのカルテや処方箋を準備しました。いつもは、訪問診療に同伴してくれる看護師さんがカルテ作成を手伝ってくれるので私は外来診察に専念できるのですが、久しぶりに自分で一からやったら結構時間がかかります。前回までの診察の流れを把握し、今日の処方を予測して準備します。診察では10名以上の血圧を測ったり薬の飲み忘れがないか確認しながら回ると結構時間がかかりました。診察が終わったら、クリニックに戻ってもう一度全員分のカルテを記載し、最終的な処方箋を完成させます。

    昼過ぎには訪問も終わったので、街までランチにいきました。久しぶりに三年坂のタイ料理PinTongに行くと、新メニューがあったのでそれをいただきました。店員さんからは、お久しぶりですね、と挨拶されました。覚えていてくれて嬉しい。連休の下通りはすごい人通りで、コロナ騒ぎはどこ吹く風です。春の陽気にみんなうきうきです。私はランチを済ませたら一旦帰宅したのですが、夕方4時頃から久木野にあるグリンピア南阿蘇の温泉にいきました。この温泉は阿蘇の雄大な景色を楽しめます。

    夕方の阿蘇路は行楽客が帰っているので、道がこまない。新コロの影響はどうかと思ったら、ホテルは家族連れですごい人出です。広い駐車場は満車に近い状態。夕日の頃の露天風呂は素晴らしい眺めです。ゆっくり風呂に入った後は、阿蘇山の見えるテラスでノンアルコールビールを飲みながら、もうすぐくる大不況をどう乗り切るか、瞑想しました。ウェイターさんは久しぶりに大勢のお客さんが来ました!と嬉しい悲鳴を上げていました。

    グリンピア南阿蘇にて

  • いまこそ禁煙が最も大事

    マスクをしたり手をアルコール消毒したり皆さん必死ですね。その潔癖症が日本人の新コロ死亡率をかなり低く保っていると思います。中国の論文によると、死亡した人で特徴的なのは高齢者の喫煙者です。おそらく本人が喫煙しなくても家族に吸う人がいて、受動喫煙していれば、新コロにやられる確率は高くなると思います。最近、イタリアやスペイン、イランなどでどんどん罹患者が増えていますが、私の勘ではイタリア辺りは喫煙率が高いと思います。

    中国も喫煙率が高く、肺疾患が多いのは既知のとおりです。それに加えて大気汚染が凄まじい工業地帯の武漢などはもとから呼吸器の慢性疾患が多い地方だと言われています。日本は、このところの喫煙の制限でかなり禁煙が進んでいます。去年からは学校、病院、役場など公共の施設では全面禁煙となっており、駐車場などでも敷地内であれば喫煙は許されません。見つかったら罰金刑となっています。この法律が日本人の新コロ死亡率をさげてくれたのかもしれません。

    当院ではスタッフ全員一人も喫煙者はいませんから、タバコのニオイには敏感です。患者さんが診察の前に外で吸って入ってきたら、診察室がすごい匂いになるのですぐに換気扇をつけます。タバコの煙は高濃度のPM2.5です。喫煙者の吐く息にもたくさん含まれます。季節はちょうど暖房から冷房に切り替わる時期です。今日は業者に入ってもらって、院内のエアコンの分解清掃をしてもらいます。タバコを吸わず、いい空気の中で過ごせば肺疾患の確率は減ります。もし、喘息などの持病があれば、きちんとステロイドの吸入をしましょう。吸入ステロイドは新コロに有効だという論文が発表され、注目されています。

  • 愛こそすべて(All You Need Is Love)

    天気予報が外れて雨になりました。草木も喜んで温かい恵みの雨でした。このブログでは毎日新コロの話題ばかりですいません。ものすごいインパクトのある時代の転換点なので能天気に他のことを考えている場合ではありません。清潔好きの日本人は握手やハグもほとんどしないので奇跡的に世界中でも感染拡大や死亡率が非常に低く推移しています。そろそろ自宅で過ごすのも飽きたと言う感じで飲食店などにもお客さんたちが戻り始めています。このまま感染拡大が落ち着いてくれれば4月からの新学期や会社の仕事も再開されると期待されます。

    しかし、世界に目を向けると、アメリカもヨーロッパも大変な状況です。日本だけが井の中の蛙みたいになっていますが、諸外国の鎖国に近い状況が経済活動をストップし、経済縮小は凄まじいものです。株価が下がっているので、まずいということはわかると思いますが、リーマンショックのときと違って、今回は全国民が影響を受けます。当院には、すでに取引会社の倒産で資金繰りができなくなったという悩みで来院された患者さんもあり、いよいよ金融危機が実体経済に影響を及ぼし始めています。いま始まったばかりです。

    新入社員の内定取り消しなどが問題となっていますが、これからリストラがすすみます。倒産もどんどんでます。今のうちにリストラにあったらどうするかを考えておかないといけません。いま急いで庭を耕して種を巻いておけば、なんとか食べていけるだけの野菜は取れるかもしれません。それから、何事も自分さえ良ければという利己主義では生きていけません。これからの困難な時代は、助け合いの時代です。自分のことだけでなく、家族、友人、同僚と助け合って生きていく以外に道はありません。

    去年スウエーデンのグレダという少女が学校にも行かずに環境問題を訴えたのを、ノーベル平和賞に値すると称賛した人がたくさんいました。世界の多くの人がそれを望んだからそういう世の中(飛行機は飛ばず、経済活動はストップし、空気はきれいになった)を引き寄せてしまったのではないかと感じます。

  • コロナ後の新時代に向けて

    テレワークが進んできました。在宅で仕事をする人が増えていますが、今回のコロナ騒ぎを期にテレワークは私たちの生活に定着すると思います。そうすると、交通渋滞は緩和するし、イヤな上司などとの人間関係も随分解消されることと思います。これこそ、究極の働き方改革です。期せずして、新コロさんのおかげで私たちの働き方は劇的な変化を遂げることでしょう。この在宅ワークの結果、都心部の昼人口が減り、郊外の住宅地の昼人口が増えます。これまでは、ドーナツ化で、郊外に住む人は多かったのですが、その郊外の人口が多いのは夜だけでした。したがって、商売をするには都心部の一等地に限るというのがみんなの思いだったと思います。

    これからは180度考えを変えないといけません。昼間に郊外の自宅で仕事をするわけですから、都心に店を構えても思ったほど売上は上がらなくなります。目指すべきは住宅街です。また、サービスはデリバリーできるものならデリバリーする方法を考えないといけません。今はマクドナルドでさえも電話すれば出前してくれる時代です。今やっているサービスをお客さんの家まで届けるのいうのがこれからのあるべき姿と確信しています。

    当院は郊外の住宅地に建っています。まさに、これからの時代に即した立地です。これは、クリニックを建てるときからこういう状況を想定して土地を選んだのです。また、高齢者のお宅や老人ホームには積極的に訪問診療という形で医療をデリバリーしています。先日、このブログで当院の訪問診療の患者さんの割合をもっと増やしていきたいと書きました。そして、院内の朝礼でもその意志を表明したところ、早速何件もの新規契約がとれました。カーナビは、目的地を入れなければ道案内してくれません。経営も同じ様に目的地設定をすることでスタッフの気持ちと行動が一致して進むべき方向に進むんだなと実感しました。当院は新時代に向けて着実に変化しています。