むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 日本東洋医学会でハイレベルな中医学のシンポジウムがありびっくりしました

    土曜日は雨が降らなかったためか、患者さんが予想以上に殺到され、最大1時間半も待ち時間がでてしまいました。お忙しい中お待ちいただきすいませんでした。土曜日はコンディションを整えて全力で診療しているのですが、スピードアップと丁寧な診察という相反する命題をクリアするのはなかなか困難を極めます。土曜日は仕事のある現役世代の方や学生さんが多くなるので、時間の制約がなくいつでもいいという方の場合、避けていただいたほうが助かります。高齢者の場合、ご家族が連れてこられるため土曜しか付き添えないという事情の方もおられます。皆さんいろんな理由で土曜日は混んでしまいます。予約制にすると予約枠を超えた人数が入らなくなり、かえってご迷惑をかけるという判断で、予約制を取っていません。

    さて、先月より医療事務(受付)を1名募集していましたが、今週採用が決定しましたので、募集を終了します。ご応募いただいた皆様には感謝申し上げます。書類選考で面接まで行かなかった方も多く、選ぶ側としても大変悩ましかったですが、皆さん僅差でした。また、いつの日か募集を出すこともあるかと思いますので、またのご応募をお待ちしています。

    先だって福岡で開催された東洋医学会総会が今オンディマンドで視聴できるため、空いた時間はほとんどその講演を聞いて過ごしています。例年になく多彩なプログラムで面白い企画が目白押しなので、ワクワクが止まりません。とても専門的なことですが、日本東洋医学会は名前の通り日本漢方の学会です。一方、中国は中医学です。この2つの流派は同じ漢方をやっているのにもかかわらずあまり仲が良くなくそれぞれ独自の学会がありました。ところが今回の東洋医学会で中医学のシンポジウムがあり日本の中医の大御所がズラリ並んで講演されていました。私は中医の立場でやっているのですが、今回のシンポジウムが東洋医学会で開催されたことにびっくりしたと同時に、そのレベルの高さに感動して涙ものでした。治療を受ける患者さんにとって見れば効果があれば日本漢方でも中医でもどちらでもいいのですが、勉強している私たちにとっては大問題なのです!