晴れの天気が続くので毎日徒歩通勤しています。先日クリニック近くを歩いていたら前を犬の散歩しながら歩いている人がいました。その人が路地に入っていったのですが、しばらくしたらクリニック近くの裏道から出てきました。なるほど、あの路地はクリニックへの近道だったんだ、と気づきました。私はいつも高校生の自転車がバンバン通る細い道を歩いていましたが、自転車と車の間を歩くのは危ないな−と思っていました。今回、犬の散歩のおじさんに裏道の存在を気づかせてもらってよかったです。
実はその道があるのは往診で通ったことがあり知っていたのですが、自分の通勤路としてそっちを通るという発想がありませんでした。習慣というのは恐ろしいもので、無意識に行動するため新しいものへのチャレンジがなくなってしまいます。今日はその裏道を通ってみたら、自転車は来ないし、車も少なく私のようにいつもYouTubeを聞きながら歩くには安全この上ない。しかも全然遠回りでない。今までなぜこっちを通らなかったんだろう。世の中こんな事が多いのではないかと思います。
なれたルーチンは失敗が少なく、危険な箇所などもわかっているので安全に過ごせます。一方、毎回違ったことや新しいことにチャレンジすると、発見が多い代わりに予期せぬ失敗もありえるし、どこに危険な箇所があるかもわからないため常に気を張っていないといけません。どちらも一長一短あるのですが、ルーチンに凝り固まることなくたまには柔軟にルート変更するのもいいものだと実感しました。