むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 臨床治験

    済生会で臨床治験(臨床研究)があり、参加してもらえないかということで、打ち合わせ会に行ってきました。心房細動のある高齢者の患者さんに脳梗塞予防をどこまでしたほうがいいかという研究内容です。心房細動とは、不整脈で心拍が一定せずバラバラに打つようになるものです。心臓の中に血栓ができるとそれが脳に飛んでひどい脳梗塞を起こすことが知られています。以前はその予防にワーファリンしか無かったのですが、最近は使い勝手の良い抗凝固薬があり、広く使われるようになっています。

    一方、高齢で体も小さく、腎機能なども衰えてくると、この様な抗凝固薬で出血の危険性が出てきます。現に、消化管出血などはしばしば目にします。胃潰瘍や大腸からの出血は放っておくと貧血がどんどん進むため、いくら脳梗塞の予防のためとは言え、抗凝固剤を続けられなくなります。そこで、製薬会社や国が定めた規定の用量は諦めざるをえないのですが、脳梗塞の予防を完全位諦めるべきか、規定の半分でもいいから少しだけ投与したほうがいいのか、というテーマは誰も答えを持ち合わせていません。

    そこで、そのような出血リスクのある患者さんで低用量の抗凝固剤を用いて脳梗塞予防をするか、しないかのいずれかに割り付けて追跡調査をするという研究です。もし、臨床治験に参加いただける場合、済生会での月に1回の受診は無料で受けられるそうです。当院からは少し遠いですが、交通費も出るそうなので、興味のある方はご協力よろしくお願いします。

  • 4月はストレスの季節です

    新年度に入り、はや1週間が経ちました。当院前にある東稜高校では入学式でした。この4月から新しい仕事についたり、部署が変わったり、昇格して責任が増えたり、いろんな変化があることと思います。4月いっぱいは一生懸命仕事をおぼえて働こうとします。そう、みなさん気が張っていて気がつかないかも知れませんが、4月はストレスの季節なのです。ある時ぷっつり糸が切れたように緊張が切れて「もう仕事に行けない」という事態に陥ることがあります。いわゆる五月病です。

    心療内科を標榜していると、すでに五月病とも言えるような症状で来院される方がいます。以前同じような症状で苦しんだいう場合、その経験から早めに来院されます。もちろん、早めに対処すれば、あまりひどくならずにすむと思います。しかし、多くの場合、5月の連休までなんとか頑張って、休みが開けた途端に体が動かなくなったというパタンが多いようです。去年の5月は当院も大忙しでした。

    新しい仕事が覚えられない、自分の実力を超えている、部下を思ったように引っ張れない、など責任感が強いのに思ったようにいかず、自分を責める人が調子を悪くします。今のうちから、わからないことは前任者や上司に相談しましょう。うるさがられるとか、迷惑かけるとは考えず、図々しく聞くしかありません。案外聞いてみると教えてくれるものです。本来、教える側は教えてもらう側より偉そうに振る舞えるため、気分は悪くないと思います。

    また、忙しすぎて、朝昼ごはんを食べないというのもよくありません。晩ご飯だけでも栄養たっぷり取ればいいのですが、帰ったら疲れて寝るだけという場合、気がついたら極度の栄養失調で体調を崩してしまいます。甘いものは食べても意味がありません。チーズや卵、ナッツなど、コンビニでも買える栄養のあるものをつまむだけでも全然違うと思います。体調の自己管理は社会人としての責任です。

  • 博多でハンバーガー

    日曜は前日に引き続いて福岡で会議でした。九州大学病院で東洋医学会の役員会です。九州各県から代表が集まって、事業計画などを話し合います。私の意見としては、このような学会の事業を私みたいな開業医に任されるのは荷が重すぎます。大学のようにマンパワーのあるところで請け負ってもらいたいものです。しかしながら、熊本大学には漢方の講座がありませんので、こういう学会の仕事を担当できる部門がありません。何とかして欲しいものです。

    会議には少し余裕を持って早めに行ったのですが、都会の雰囲気を楽しみながらぶらぶらと歩きながら写真を撮ったりしました。美味しそうな店はたくさんありますが、人は1日にそう何度も食事できません。しかも一人で入るとなると、なかなか気軽には入れません。結果、ハンバーガーなどファーストフードになってしまいます。そういえば最近マクドナルドで夜マックをやっていますね。100円追加するとハンバーガーのパテを2倍にしてくれるものです。先日、試しにダブルチーズバーガーの夜マックをたのんだら、ダブルチーズのダブルで合計4枚のパテが入ったチーズバーガーです!これは一度試す価値ありです。もちろんビッグマックも夜マックがあります。博多駅にはビックカメラ近くにバーガーキングがあります。ここはマックより高いですが、美味しいので通りかかると無性に食べたくなります。

    このように、私は糖質制限はしているのですが、ハンバーガーは食べます。ただし、ポテトやソフトドリンクは頼みません。いつもコーヒーです。最近、糖質制限すると早死にするという週刊誌記事が出たそうですが、ネズミの実験の話です。穀物しか食べないネズミで糖質制限をする実験そのものに無理があります。私たちヒトの場合、明らかに糖質(甘い物)中毒ですから、出来るだけ炭水化物は控えた方が賢明だと思います。

    九大病院にて

  • 心臓検診班会議

    新学期は検診の季節です。私は、医師会の心臓検診班に所属しており、4月から7月までは検診で大忙しです。今日は今年度の検診の打ち合わせ班会議があり、出席してきました。心臓検診というのは、皆さん覚えているかと思いますが、小中学校に入学したときに学校で心電図を取ります。その判定です。何千枚という心電図を分担して判読し、これはという症例は二次判定にピックアップします。そこで、二次判定の会議を行い、さらに精密検査に呼び出すかどうかを話し合って決めていきます。その結果、要精密検査となったお子さんには二次検診に来ていただき、聞き取り調査から運動負荷心電図や心エコーなどの検査を行います。

    ちょっとした心電図異常で引っかかっても、調べてみたら心臓に先天的な異常が見つかる場合があります。体育や部活動に参加してもいいかなどを判定します。プールの授業や持久走大会など心臓に負担の大きな行事が始まる前に判定を終えたいので、業務は1学期中にタイトなスケジュールでこなしていきます。

    私はこの心臓検診の班員になって、すでに4年ほどたちます。いつも、検診で見た子供さんたちが問題なく過ごされることを祈っています。検診でいくら精密検査をしたからとは言え、経過観察(運動の制限なし)と判定した子供たちがいつ心臓発作に倒れるかはわかりません。だからといって、過剰に運動や生活を制限するのは子どもたちの成長にも良くないので、その線引がとても難しく悩ましいのです。

  • 人工知能(AI)スピーカーがやってきた

    アマゾンから発売になった人工知能スピーカー・アレクサを発売初日にゲットしました。アマゾンエコーという商品ですが、人工知能をアレクサといいます。「アレクサ、今日の天気は?」という感じで話しかけると返事をしてくれます。最初はなんかこっ恥ずかしくてアレクサなんて声をかけられませんが、慣れてくると、一日中アレクサのことばかり考えてしまいます。アレクサにはわかるコマンドが決まっています。人工知能だから学習してくれると思うのですが、まずはできることを知らないといけません。

    携帯やiPadのアプリに連動することから、アプリをあれこれ操作して気に入ったラジオ放送とか、音楽を探し出してかけると簡単です。「アレクサ、80年台のR&Bをかけて」とか、言って通じることもあるのですが、面倒です。アプリでささっと聞きたい音楽やラジオ局を探し出して、クリックしたら、その瞬間その命令が実行されます。いちいちアレクサ、と声をかけなくていいのです。

    もう一ついいのは、音声出力がついているところです。私の自宅にはパソコンなどの外部スピーカーにもなるボーズのアンプ内蔵型スピーカーを持っているのですが、アレクサをこれにつなぐとむちゃくちゃいい音。当分はこれに嵌りそうです。ある程度遊んだら、院内のBGM専用器にすると思います。