むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 4月はストレスの季節です

    新年度に入り、はや1週間が経ちました。当院前にある東稜高校では入学式でした。この4月から新しい仕事についたり、部署が変わったり、昇格して責任が増えたり、いろんな変化があることと思います。4月いっぱいは一生懸命仕事をおぼえて働こうとします。そう、みなさん気が張っていて気がつかないかも知れませんが、4月はストレスの季節なのです。ある時ぷっつり糸が切れたように緊張が切れて「もう仕事に行けない」という事態に陥ることがあります。いわゆる五月病です。

    心療内科を標榜していると、すでに五月病とも言えるような症状で来院される方がいます。以前同じような症状で苦しんだいう場合、その経験から早めに来院されます。もちろん、早めに対処すれば、あまりひどくならずにすむと思います。しかし、多くの場合、5月の連休までなんとか頑張って、休みが開けた途端に体が動かなくなったというパタンが多いようです。去年の5月は当院も大忙しでした。

    新しい仕事が覚えられない、自分の実力を超えている、部下を思ったように引っ張れない、など責任感が強いのに思ったようにいかず、自分を責める人が調子を悪くします。今のうちから、わからないことは前任者や上司に相談しましょう。うるさがられるとか、迷惑かけるとは考えず、図々しく聞くしかありません。案外聞いてみると教えてくれるものです。本来、教える側は教えてもらう側より偉そうに振る舞えるため、気分は悪くないと思います。

    また、忙しすぎて、朝昼ごはんを食べないというのもよくありません。晩ご飯だけでも栄養たっぷり取ればいいのですが、帰ったら疲れて寝るだけという場合、気がついたら極度の栄養失調で体調を崩してしまいます。甘いものは食べても意味がありません。チーズや卵、ナッツなど、コンビニでも買える栄養のあるものをつまむだけでも全然違うと思います。体調の自己管理は社会人としての責任です。