むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 幸せな看取り

    当院は100名近い訪問診療をしています。今日はその一人を看取りました。当院で訪問している高齢者の殆どは老人ホームの入居者さんなのですが、今日の人は個人宅でした。これと言った病気もなく、老衰での最期だったためとても穏やかで全く苦しむことない素晴らしい最期でした。1週間ぐらい前からそろそろと思っていたため、ご家族も心の準備はできており、息を引き取ったのが午前中だったため家族みんなに見送られました。こんな幸せな最期もあるんだなと感心しました。よほど日頃の行いが良かったのでしょう。私は診療中だっため、少し遅れて駆けつけたのですが、なんと私より先にお坊さんが到着されていました。これまた長い経験上初めてのことでびっくりでした。

    個人宅での看取りはこのように難しいことではなく、私たち訪問診療(ドクター)と、訪問看護の協力で実現します。場合によっては在宅酸素を入れて家庭での酸素吸入や点滴などの処置は可能となります。それぞれのサービスを契約する必要がありますので、そういう状況になった際にはこちらから提案して話を勧めます。また、最後になって家族だけでなく、遠い親戚などが病院に送ったらどうかとか、いろいろ言い始めるともめる原因になるため、事前に意思を固めて置く必要があります。

    先月から当院では訪問診療に助っ人のドクターをたのんでおり、二人体制で回っています。その先生がいたおかげで、今日の看取りが実現しました。もしその先生がいなかったら、私は一時外来をストップするか、昼の訪問診療を大回りして無理して長距離を回らないといけないところでした。本当にドクターを頼んでおいてよかったです。

  • 秋の気配

    今日も駐車場に止められないほどの混雑となりました。この数日、発熱患者さんは減ってきて今混んでいるのは通常の血圧などの患者さんと、新患の患者さんたちです。新患さんが増えているのは、お盆休み中にネットサーフィンしていて当院のブログなどにたどり着いて予約してこられたような例が多いのではないかと分析しています。再診の方は時間がかからないので、多少多くてもどんどん進むのですが、新患さんは話を一から聞いて病歴を理解するところから始まり、治療方針決定まである程度の時間を要します。新患が多くなると診療スピードが落ちてしまいますが皆さん難しい症状で本当に困っておられるので、なんとか元気になっていただきたいと思います。定期薬をもらうだけなのに時間がかかって、といいう患者さんにはご迷惑をおかけして申し訳ありません。

    当院がこのように怒涛の混雑をするのは年に3回です。正月明け、GW明け、そしてお盆休み明けです。結局、数日の休診が前後の診療にすごいしわ寄せになります。これを考えると、休みなく均等に働いたほうがどんなに楽かと思いますが、世の中が休みなので仕方ありません。さて、お盆休みが開けて、まだまだ暑いのですが、昨日の診療が終わって帰ろうとした時、秋の虫の音が聞こえてきて、あー急に秋になったなーと感じました。すると、今日診察に来た患者さんも似たことを言われていました。もう冷え始めたのであちこちの関節が冷えて痛み始めた、とのこと。すごい敏感です。夏のあいだ血圧が下がる人は血圧の薬を軽くしています。今がまさに1年で一番低い時だと思うのですが、今回の処方で軽くすると、来月や再来月はもう冷えてきて血圧が上がり始めます。それを考えると、いま血圧が低いからと言って薬を軽くするのは賢くないのですが、患者さんの中には今低いから薬を軽くしてほしいと力説される方がいます。(高齢男性にこの傾向が強い)

    とりあえず希望には応じてはいますが、グッドアイディアではありません。すでに秋を感じている私や冷え性の患者さんのことは無視できません。今を見て動くのではなく先を見て動く訓練をしましょう。ファッションショーなどで夏には秋冬もの、冬には春夏ものを先取りして発表します。あれと同じです。ただ2歩先を行くとグルっと回って先を見ていないのと同じになることがあるので、先読みしすぎないことも大事です。

  • ブレインフォグを治す

    お盆休みが明けた初日で朝から忙しい1日となりました。休み中に薬が切れてしまって血圧が上がった患者さんもいます。今日ばかりは混雑しても薬をもらって帰らないと、と言う感じです。学生さんたちも、夏休みはいよいよ来週いっぱいという人も多く、今のうちに体調を整えて2学期に備えたいという人も多い1日でした。学生さんで、朝起きられないとか、朝ごはんを食べるとお腹が痛くなるというのは気持ちの問題もありますが、気合を入れてもどうしようもないことです。私の外来で早く起きなさい!と気合を入れることはしませんが、漢方で自然と朝起きられる体を作ります。みんながうまくいくとは言えませんが、多くの患者さんたちが学校に行けるようになっています。私もそれを聞くと嬉しくなります。

    昨日、ミフネテラスで温泉に入っていたら、30代の会社員らしき人たちの会話が聞こえて来ました。「最近、指示されたことをすぐ忘れてミスばかりする。家でも物を置いた場所を思い出せないとか、明日の予定とか、いつもなら忘れるはずもないことをうっかり忘れてしまって、どうしたんだろう」実は、このような相談は当院にくる患者さんで結構あります。珍しいことではありません。原因として思い当たることは2つ。一つは、仕事や家庭あるいはその他に大きな心配事があり、そのことばかり考えている時。例えば、親や子供が病気とか、夫婦仲の問題などで夜も眠れない日が続くと、健忘症が出てきます。2番目はコロナ後遺症です。ブレインフォグと言います。私も温泉でそのお兄さんに聞きたかったです。「最近コロナにかかりませんでしたか?」と。もし半年以内くらいにかかっていたら、たいていそのせいだと考えます。

    こういう患者さんを相当見てきたので、治療の方向性はだいたいわかっています。コロナ後遺症に認知症の薬は使ったことがないですが、ネットニュースなどでは有効だとの噂もあります。私はオメガ3油を使います。DHAという魚の油が頭の栄養となり、頭の回転が復活する例をたくさん経験しました。一部の人は抗うつ剤が効いた例もあります。トリンテリックスという新しい抗うつ剤は一つの候補です。

  • 「あがんなっせ」はいい温泉

    いよいよお盆休みも終わり、夏も後半に入ります。まだまだ日中は36Cの予報が続きますが、これからは残暑です。お盆はゆっくりできましたか? 私はたいした休みもなく働き続けましたが、通常の診療は休みで訪問診療だけだったため、気持ちはおやすみモードで訪問先でも急いで帰らないと午後の診療に間に合わない、というプレシャーがないので、終始穏やかでした。休み中、何をしたか。ずっとできていなかった自宅のワックスがけを3回しました。別々の日に塗っては乾かし、を3回です。お陰で随分以前の輝きが戻ってきました。長雨続きで洗車もできていなかったのが、ついにできました。コーティングの補強を行い、大満足。それから、風呂の洗面器や浴槽の蓋など、相当年期が入っていたのでついに買い替えました。

    昨日、菊南温泉「あがんなっせ」に行った話を書きましたが、ネーミングのことから熊本弁の話を書いてしまい、温泉のことをかけませんでした。実は、相当いい温泉でした。お湯が豊富でカルキ臭が全くしません。サウナも広く気持ちいい。露天に良い庭があり、椅子に座って庭を眺めながら外気浴がまた気持ちいい。最近「サ道」をみてわかったのが、サウナの醍醐味はサウナだけにあるのではなく、その後の水風呂、それに続く外気浴の3つがそろってはじめて良いサウナ。とくに外気浴がいいと整いやすい。以前から好きで行っていた久木野の四季の森は温泉とサウナと水風呂は良いのですが、外気浴ができません。いつも行く水春は水がカルキ臭いのと混雑して騒がしいのがいまいち。その点、「御船テラス」と「あがんなっせ」はお湯の水質、水風呂の快適さ、外気浴の気持ちよさすべてが揃っています。

    いつも慌ただしく生活して、以前の私は水春にいってもさっさっさとお湯に入ってサウナに入って水風呂に入っておしまいでした。これだと全行程30分かかりません。常に時間に追われていました。最近「サ道」で整い方を知り、外気浴が大事と言われ、それも3セットというルーチンだと1時間かかります。「サ道」の言う通りきちんと入ってみると時間を忘れ、疲れも飛び、ストレスも完全にリセットされて元気が回復するのを実感します。フィンランドすごい。サウナすごい。

  • 15日は休診です

    当院もお盆休みを頂いています。15日はクリニックは休診ですが、訪問診療のため私は朝から出勤予定です。それでも、さほど忙しくないのでリラックスモードで過ごしています。昨日の怒涛の当番医の疲れを癒やすため、どこに行こうかと思ったのですが、ふと思い立って菊南温泉の「あがんなっせ」に行ってきました。昔からある温泉施設ですが、初めて行きました。なぜ今まで行かなかったかと言うと、ネーミングが嫌いだったからです。せっかく温泉に入ろうと思っているのに「あがんなっせ=(熊本弁で)風呂から上がりなさい」とはけしからんと思ったわけです。「はいんなっせ」にして欲しかった。実は、熊本弁が分かる人には,「あがんなっせ」というシーンがもう一つ思い浮かびます。それは、玄関先で帰ろうとしているお客さんに「あがんなっせ」と言います。どうぞ家にお入りください、という意味。おそらく温泉のネーミングはこちらからとったもの。それにしても、風呂なんだから「あがんなっせ」じゃなくて「はいんなっせ」でしょう。

    熊本弁といえば、FM熊本で金曜の昼頃やっているビッグモンスターというコーナーがあります。最近話題の中古車買取会社とそっくりな番組名だと自虐ネタのように言っていました。栄太郎さんとメグさんが熊本弁バリバリで放送するので面白いです。私はちょうど訪問診療の車中で聞きます。先日そのコーナーで言っていたのが、アレクサ(AmazonのAIスピーカー)に熊本弁で話しても通じらんとよ、とのこと。それは、「アレクサて、ごめんばってん、音楽ばかけてくれんね」みたいな指示が通らないという話。熊本弁で人の名前に「て」をつけると、ちょっと聞いてよ!というニュアンスが強くなります。「アレクサて、」と呼びかけるとアレクサは「私の名前はアレクサです!」と何度も言い返してきます。そらこっちもわかっとるて(ここにも語尾に「て」がつきますね。不思議な熊本弁)。後半の「ごめんばってん(熊本弁でプリースの意味)、音楽ばかけてくれんね」はうちのアレクサに言ってみたら通じました。アレクサやればできる。

    話変わって、先日私はQRコード決済(d払い)をついに始めたと書きました。d払いには、dポイントを使う方法、現金をチャージしてSUICAやWAONみたいに使う方法、電話代に合算して払う方法の3通りがあることがわかりました。わかってしまえば超便利。銀行口座と紐づけすればチャージも秒で完了します。今までなんで使わなかったんだろう。