むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • コロナ後遺症の微熱は自律神経失調

    温かい一日でした。昼は車に乗ったら25Cでした。夕方仕事帰りの車の示す外気温も20Cです。もうすぐ12月というのになんと過ごしやすい冬だろう、と思っていたら、温かいのは今日が最後みたいです。明日は雨になり、その後雨が上がるといよいよ冬本番となりそうです。いっきに冷え込みそうなので油断しないようにしましょう。コロナの第8波は幸いまだ爆発的とは行かずくすぶった感じです。私の予想では、第7波で多くの人がかかったので、まだかかっていない人は免疫が強くかかりにくい人たちと思います。一度かかった人は当分免疫があるので心配ない、とすると第8波は7波ほどではないと予想しています。

    今日来た患者さんで、先月コロナにかかって一旦治ったけどまた熱が出たのでコロナの検査をしてほしい、という希望でした。先月かかっているのにもうかかるということは常識ではありえません。2回かかった人の話は時々聞きますが間が半年以上開いているのが普通です。もし短期間で2回かかったようなら、それは最初にかかったのが治りきっておらず、ウイルスが体内でくすぶっていたものと考えられます。バイデン大統領も立て続けに2回かかったとニュースであってましたが、そういう理屈でくすぶり型だったと思われます。その場合はあまり感染力はないので家族などの濃厚接触者もそれほど心配しなくていいと思います。

    コロナ後遺症外来をやっていると、微熱がいつまでも続くという方が結構おられます。通常発熱はウイルス感染や細菌感染に伴って体がサイトカインという炎症惹起物質を出すことでおこります。体温が上がることで酵素活性を高めたり免疫を活発にし、ウイルスや細菌にとっては活動しにくい環境にするのです。しかし、コロナ後遺症の発熱はそういった感染に伴う反応ではありません。採血しても炎症反応は上がっていません。したがって、体温調節の自律神経が失調したものと考えています。こういう病態を治せるのは漢方しかないと思います。

    久木野

  • 職場のストレスをどうするか

    福岡では心療内科関係の勉強でした。最近は職場のストレスで休職する患者さんが毎日のように来院されます。うつみたいな症状ですが、うつ病ではありません。多くの場合適応障害という診断になります。職場を離れてしばらく休職すると元気になる人が多いのですが、復職するとまた同じストレスでやられてしまいます。結果、休職と復職を繰り返すことになり、職場からは長く休んでもいいからしっかり治ってから出てこい、と言われます。

    しかし、職場の人もわかっていないのですが、本人にとっては職場のストレスが問題なので、休職中は至って元気で、なんなら旅行にだって行けるくらいの人もいます。それでも復職すると2−3週間しかもたないというのでは、こちらも復職可能という診断書を書いてあげたくても躊躇してしまいます。そこで、いつも患者さんにおすすめするのは、部署異動などを職場と相談することです。移動できるくらい大きな会社ならいいのですが、小さい会社だと難しくなります。また、学校の先生の場合、年度替わりの4月でないと転勤は難しいし、人事権が校長ではなく教育委員会だったりするので、思うようにいきません。

    パーフェクトなひとなどいませんから、仕事内容に関しても向き不向きがあります。職場内で移動させてみたらその仕事は苦手、という場合があります。よく上司は、自分も最初はわからなかったが、1年頑張れば大丈夫、とか、経験談をされる場合も多いですが、何年たってもなれない苦手な仕事というものはあります。そこを無理強いせず、適材適所を心がけたいものです。

    朝焼けに染まる福岡タワー@百道

  • スロージョギングのすすめ

    土曜日は忙しい外来が終わり次第、すぐに博多にやってきました。うつの勉強会に参加するためです。通常ならジムでランニングするのですが、今週末はジムに行けないので博多でウォーキングしました。博多駅から会場のシーホークまで歩いてみました。今日は職場までも徒歩通勤したので、今日1日で歩いたのは2万3千歩、17kmとなりました。iPadなどを入れたリュックを担いで歩いたのでいい運動になりました。昨日のブログでウォーキングぐらいではダメだと書いたのは骨を丈夫にするには、という話です。ダイエットや足腰鍛えるにはウォーキングはいい運動です。

    運動にはよく使う筋肉と使わない筋肉があるので、それを意識する必要があります。ウォーキングは脚しか使わないので、腕の筋肉は鍛えられません。ペットボトルなどを持って歩けば腕の運動にもなります。体幹筋も意識して歩けば鍛えられます。運動には筋肉以外にもう一つ鍛えたいものがあります。それは心肺機能です。運動して心拍が上がり息がハーハーするレベルまで行くことで心肺機能がアップします。のんびり散歩ではそのレベルには達しないので、心肺を鍛えるにはジョギングや水泳など別の運動を取り入れ流必要があります。

    それでも、走るのは苦手、そんな運動はしたくない、という人におすすめなのがスロージョギングです。歩くようなスピードでジョギングするものです。スピードは関係ないので、夫婦でおしゃべりしながらのんびり走れれば最高です。もし早足歩きの人に追い越されても大丈夫です。ゆっくり走ることでウォーキングとは違う筋肉を使うし、心肺機能もアップします。今、涼しくなってまさにランニングのシーズンですよ。

  • 冷えると血圧が上がります

    今週は週半ばに祝日が入ったおかげで、明日はもう土曜日です。ラッキー。この嬉しさをアメリカではTGIFといいます。Thanks God It’s Friday(神様ありがとう、今日は金曜日!という意味)私は週5.5日働いているので、通常なら基準を超えた勤務体制を6年以上続けています。なぜ基準を超えた勤務が可能かというと、経営者だからです。従業員は週5日までという決まりです。自分で起業してすべての債務などの責任をおっている以上、一日8時間とか週40時間という枠にはまった仕事で済むはずがありません。毎日100名近い患者さんをみるだけでも相当な労力ですが、街路樹の落ち葉清掃とか院内のモップがけとか、半分は趣味でやっている面もありますが、毎日忙しいことこの上ないです。さらに、来月は冬季賞与もあるので、今日はスタッフ全員にボーナスをいくら出すかの計算をしました。物価も上がっているし、毎日忙しい中頑張ってもらっているスタッフには去年よりいくらかでもプラスに払いたいと思っています。そういう私は経営者ですからボーナスはゼロです(涙)。

    さて、昼はぽかぽか陽気で気持ちいいですが、朝晩は結構冷えてきました。それに伴い血圧が上がった患者さんもたくさんおられます。そういう場合、冬の間は血圧の薬を追加したり強い方の薬に変更します。うまく行けば春にはまたもとの軽い薬に戻せるのですが、節制できない場合、来年春すぎてもずっと強めの降圧剤を飲むことになります。冬は鍋やおせちなど塩分のとりすぎ、太り過ぎで血圧も尿酸もコレステロールも上がりやすい季節です。少食にして運動の習慣を持ちましょう。

    今日は、患者さんが骨を丈夫にするため毎日カルシウムのサプリとか牛乳を摂ります、と言われていましたが、すかさず「それではだめです」と言いました。カルシウムは心臓の毒です。血圧が上がったり不整脈の原因となります。取ったカルシウムは骨にならず腎臓から尿中に排泄されるので結石を作ります。牛乳もほとんど骨に関係ありません。食品で骨を丈夫にしたければ納豆です。ビタミンKとイソフラボンが役に立ちます。しかし、それより何より運動です。骨に重力がかかる縄跳び、ジョギング、テニスなどが一番です。ウォーキング程度では骨に刺激が入りません。

    俵山

  • 生活リズムを壊さないようにしよう

    今日は11月22日でいい夫婦の日だったそうです。そして明日は今年最後の祝日で勤労感謝の日です。世の中はお休みですが、私は訪問診療を通常通り行うので、朝からその準備のため普通通り仕事に出ます。その他にも、12月と1月に漢方の講演を頼まれており、スライドを作らないといけません。また、漢方専門医を更新手続きしないといけないのですが、膨大な資料を作らないといけないので、忙しさにかまけて全く手つかずになっています。しないといけないことは山積みですが、せっかくの休日なので疲れを取りたいし、リフレッシュしたい。常に万全の体調で診療するには、休日をいかにうまく使って自分の体調を整えることが重要です。

    体調を整えるには、睡眠と食事が大切なのはいうまでもありません。十分な睡眠時間は必須ですが、寝過ぎはリズムを壊すのでおすすめできません。食事もいつもと同じ時間にとることが理想です。休みだから朝寝坊して朝ごはんと昼ごはんをあわせてブランチ、とかやっているとリズムが壊れます。休日どこにも出かけないから朝から飲んじゃえ、という人、それはアル中です。飲むならノンアルにしましょう。

    学生さんたちが、夏休み開けなどで学校にいけなくなるパタン。これは休み中に夜ふかし朝寝坊をして生活リズムを壊した人が多いです。大人では、職場のストレスで仕事にいけなくなり長期間休職しているひと。これも朝寝坊が習慣化すると復職できなくなります。朝は定時に起きて朝食をとること。日中眠いようなら散歩など体を動かして寝ない努力をすること。規則正しい睡眠と食事が自律神経を整えます。