むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • タッチ決済が可能となりました

    梅雨の中休みといった感じで、久しぶりに青空を見ました。キラキラと光り輝く景色は、まるで真夏のようでした。しかし、訪問先の近くにあった田んぼでは、まだ田植えが終わっておらず、代かきの最中。どうやら今年は田植えの時期が遅れているようです。このまま梅雨明けとはいかないと思いますが、例年とは少し違った流れになっていますね。来週あたりから梅雨も後半に入ると思われますが、こういう年は梅雨末期に豪雨となることが多く、まだまだ油断できません。

    今週は胃腸炎の患者さんが増えています。急な発熱や吐き気、腹痛といった症状があり、下痢を伴わない場合でも胃腸炎の可能性があります。胃腸炎の多くはウイルス性で、必ずしも食中毒とは限りませんが、気温が高くなってきているので、食品の取り扱いには十分気をつけましょう。室温に長時間置いておくと、食品はすぐに傷んでしまいます。冷蔵庫を過信せず、しっかりと火を通して食べるようにしましょう。

    さて、クリニックでは長年準備していたクレジットカードのタッチ決済(VISA、マスター、ダイナースなど)が、ようやく可能となりました。実は半年以上前に三井住友銀行と契約し、アプリの設定も済ませていたのですが、最終的な確認作業がなかなか完了せず、三井住友にも何度も問い合わせをしました。それでも返答がなく、仕方なく、自分の病院のクレジットカードで自分の病院に支払いを試みたところ、設定どおりに処理されることが確認できました。

    「なぜ、こんなことをやらなければ確認できないのか」と、正直、銀行のサポートには少々呆れましたが、それでも機能がきちんと確認できたのは一歩前進です。

    今日は診療後、糖尿病を専門にしている友人たちと勉強会がありました。テーマは「糖尿病診療に役立つチャットGPT」。私自身も毎日さまざまな場面で使っているので、他の先生方がどんなふうにAIを活用しているのか興味津々でした。

    今日の発表では、調べ物や英文論文の翻訳・要約、スライド作成といった、医師なら誰もがやっているような使い方が紹介されていて、「そうそう、便利だよね〜」と共感しながら聞いていました。ただ、私のような使い方をしている人はまだいないようだったので、もし機会があれば、私のチャットGPT活用法についてもプレゼンしてみたいな、と思いました。

  • DXの遅れた日本

    先日、NHKの「基礎英語」をラジオで聞いていたところ、スキットの中に「後で電話して」とか「帰りに郵便を投函してくれる?」といった表現が出てきました。英語の練習としては悪くないのですが、「いったい何時代の話だろう?」と思ってしまいました。30年くらい前の感覚ではないでしょうか。今では、全部メールでしょう。

    私が大学生だった頃、まだ世の中に携帯電話やインターネットが普及する前に、「ニフティーサーブ」という会社のサービスを使ってメールをしていた時代がありました。自宅の電話回線にパソコン(モデム)をつなぎ、「ピーヒャララ…」と独特の音を立てながらネットに接続していたのを覚えています。当時は郵便のことを「スネイル(カタツムリ)メール」と呼んだりして、電子メール(e-mail)と対比されていました。メールを送ったあとに「いま送ったよ」と電話で伝えるような、そんな時代です。

    大学を卒業する頃には、常時接続のインターネットが登場し、それ以降の通信手段の変化は、まさにリアルタイムで体験してきました。

    いま、皆さんはどんな手段で「メール」やメッセージをやりとりしていますか?
    多くの人がLINEを使っていると思いますが、それ以外にも、GmailなどのいわゆるPCメール、携帯キャリアのメール、iPhoneのメッセージアプリ、Facebookのメッセンジャーなど、実に多くの選択肢があります。相手によって使う手段を使い分けなければならず、なかなか面倒です。

    そんな中、私はLINEがあまり好きではありません。初対面の方から「LINE教えてもらっていいですか?」と聞かれることもありますが、「教えてもいいですけど、あまり連絡取れないかもしれません」とお伝えしています。

    というのも、LINEには他の連絡手段と決定的に異なる「困った点」があるからです。
    それは、「スマホ1台でしか使えない」という点です。

    私はiPhoneとiPadを合わせて5台ほど使い、パソコンも含めれば10台近い端末を持っています。日によって、その時その時で手元にある端末は異なります。LINEが入っているスマホが手元にある確率は、かなり低いのです。Gmailやメッセンジャーなど、他の手段であれば、どの端末からでもアクセスできるので困りませんが、LINEだけは例外です。LINEしか連絡手段のない方とは、そのスマホを持ち合わせていないときには完全に音信不通になります。

    なぜこんなに不便な仕組みなのか、本当に理解に苦しみます。

    話は変わりますが、新聞を読んでいると「電子処方箋の普及が進まない」といった話題が出てきます。確かに、医療業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)は非常に遅れています。処方箋が電子化されたとしても、実際に調剤するときには間違いを防ぐために一旦プリントアウトするでしょう。

    それ以前に、もっと基本的なところに問題があります。それはFAXです。たとえば、調剤薬局から届く服薬管理の報告書は、なんとFAXで何十枚も送られてきます。他の病院への紹介状も、いまだに切手を貼って郵送しており、急ぎのときはFAXです。医師会からのお知らせやアンケートもFAXで届き、返信もFAXで送ります。Googleフォームなど、もっと簡便で正確な手段があるのに、なぜ使わないのか不思議です。

    医療に限らず、さまざまな分野で日本のDXはまだまだ遅れています。
    たとえばテレビでよく見かけるジャパネットの通販番組でも「今すぐお電話を!」と呼びかけています。でも、ネット注文のほうが人件費もかからず、支払いもスムーズに済むはずです。むしろ、ネット注文のほうをもっと安くしてもいいのでは?とさえ思ってしまいます。

  • いよいよ本日予防医療セミナー開催

    予防医療セミナーはいよいよ本日(土曜18時から)となりました。
    私がこのブログを書いている現在は、まだ雨は降っていませんが、今後かなり激しい雨になるとの予報が出ています。日中降って、夕方には上がってくれると助かるのですが、どうなりますことやら…。
    参加予定の方で、道中の天候が悪く危険が予想される場合には、どうぞ無理しないでください。日を改めて第2弾の開催も検討していますので、安全を第一にお願いします。

    さて、私のブログはすでに3,000ページを超えており、この中から過去に書いた記事を探し出すのは至難の業です。自分でも「いつ何を書いたのか」すっかり忘れていることが多く、Googleで検索しても、うまくヒットせずにあきらめていました。

    ところが今日、ふと思いついてChatGPTに「サイト内検索の方法」を教えてもらったところ、Googleの検索ボックスに以下のように入力すればよいとわかりました:

    site:murakaminaika096.com ビタミン

    このように、「site:」のあとにドメイン名を入力し、その後に半角スペースを入れて検索したいキーワードを入力することで、自分のブログ内だけを対象にした検索が可能になります。
    実際にやってみたところ、これは本当にすごいです! 例えば「サウナ」と入れると、なんと46件もヒットしました。よくもまあ、そんなに何度も書いたものだと、自分でも驚きました。

    そして、ついでにもう一つパソコンの設定を見直しました。
    ネットで申し込みなどをする際、自分のメールアドレスを2回入力させられる場面がありますが、毎回これが面倒に感じていました。そこで、私の使っている日本語入力システム(Google IME)の辞書機能に、たとえば「むら」と入力すると、自分のメールアドレスが変換候補として出るように単語登録したのです。

    これが非常に便利で、なぜ今までやっていなかったのかと不思議に思うほどです。ぜひ皆さんも試してみてください。

  • スマホの「通知」設定を吟味しよう

    私は、携帯やiPadなどの設定で、一つだけ気にしていることがあります。それは「通知」機能です。

    アプリを新しく入れると、たいてい「通知機能をオンにしますか?」と聞いてきます。うっかり<OK>を押してしまうと、いろんなアプリから通知音が鳴るようになります。特に多いのは、メールの新着お知らせ音。LINEやFacebookのメッセンジャーなども通知音が鳴ります。天気アプリまで、何かと知らせてきます。

    気がつけば、「なんでこんなに自分のスマホはうるさいんだ」と思うかもしれません。
    それは通知設定をオンにしているからです。

    「設定>通知」と開くと、アプリごとに通知機能を細かく設定できます。
    通知バッジ(アプリアイコンに表示される数字)だけのものから、音が鳴ったり、画面に通知が出たり、スマホを開かずともリストが表示されたり。(ドラマではよくこのリスト表示から浮気がバレて修羅場になるシーンを見ますね(笑))
    アプリごとに「本当にこの通知は必要か?」を一つ一つ吟味して設定するのが大切です。

    なぜ、こんなことをわざわざ書いているかというと――
    クリニックの待合で、さまざまなお知らせ音が鳴り続けている患者さんを、よく見かけるからです。
    もしかすると通知設定の存在を知らない方もいるのかもしれません。

    株の先物取引でもしていれば、緊急のお知らせも必要かもしれませんが、普通の生活では、メールやLINEを一刻を争って確認する必要はまずありません。
    「届いたらすぐ知らせてほしい、じゃないと心配」という人は、ややスマホ中毒の傾向があるかもしれません。
    通知をオフにするだけでも、かなり“デジタルデトックス”になりますよ。


    さて、話は変わって――
    最近、文春オンラインに「アレルギー検査はおすすめできない」という記事が出ていました。

    私も日ごろ、患者さんから
    「アレルギー性鼻炎や蕁麻疹の原因が知りたいので、アレルギー検査はできますか?」
    と聞かれることがあります。

    でも私はいつもこう答えています。
    「アレルギー検査というのはあるけれど、ほとんど当てにならない。『アレルギーあり』と出ても、実際の病態に関係していないこともあるし、その食品を食べてはいけないわけでもない。だから、うちではやっていません」と。

    そんな内容が記事になっていたので、「ああ、自分の考えは間違ってなかった」と確認できて嬉しかったです。
    詳しくは文春オンラインの記事をご覧ください:
    👉 アレルギー検査はおすすめできない

  • GWはペーパードライバーが増える

    今日は昭和の日でお休みでした。よく晴れて、まさに行楽日和でしたが、私は訪問診療があったため、いつものように4つの老人ホームを回りました。市内は車の量が少なく、道も空いていたのでスムーズに移動できました。

    ただ、ペーパードライバーと思われるようなノロノロ運転や、曲がりそうで曲がらない、どちらに進むのか分かりにくい車、さらにはクリニック近くの極細の道で、離合の際にとんでもない場所で止まってしまい、前にも後ろにも動けなくなる……という場面もありました。ゴールデンウィーク中はこういった車が増える印象です。いつも以上に安全運転を心がけて、思わぬ事故に巻き込まれないよう注意したいですね。

    せっかくの休日も、ダラダラ過ごすとあっという間に終わってしまいます。私は、訪問診療が昼からだったので、午前中は自宅の掃除や洗濯をしました。普段の日曜日には手が回らないような場所の掃除や、冬物の洗濯、シーツや枕カバーの洗濯などに励みました。太陽光パネルで蓄電し、自転車のバッテリーも満タンにしました。夜は「ミフネテラス」のサウナへ。いつもより時間をかけてじっくり汗を流しました。深くリラックスし、「ととのい」ました。

    先日開催された内科学会総会のアーカイブを、毎日のスキマ時間に少しずつ視聴して勉強しています。専門外の分野の講演も非常に勉強になります。今日は「医学知識のアップデートと自己学習にチャットGPTを活用する」というシンポジウムを視聴しました。私も日頃からAIを使って診療中に自分の知識を補い、判断が間違っていないかを確認しているので、その有用性は実感しています。

    よく患者さんがネット検索で自分の症状を調べ、「これに違いない」と思い込んで来院されることがあります。問題は、その検索結果の理解や判断が素人ゆえに誤っているケースが多いことです。

    私たち医師が調べると、一瞬で「これは必要」「これは不要」と情報を取捨選択できますが、患者さんが見ると、その判断がつかず、少し似ているだけで「これだ」と思い込んでしまいます。この思い込みはとても厄介で、診察時に役立つどころか、誤解を正すために余分なエネルギーを使うこともしばしばです。

    今後は、AIを使って症状を調べることが主流になるでしょうから、たとえ医療の素人であっても、より精度の高い情報にアクセスでき、正しい方向へ導かれるようになることを期待しています。