むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 灼熱の20キロウォーキング

    熊本も梅雨明けしたらしいですが、灼熱の週末でした。日中は外に出るのがはばかられます。それでも夕方4時過ぎた頃からウォーキングに出かけました。あたりはギラギラと輝く太陽のもと、歩道を歩く人影などほとんどありません。そういう中、水前寺公園付近を歩いていたら、漢方メーカーのK所長さんとばったり会いました。あちらもこの暑い中トレーニング姿でした。やっぱり、暑すぎるので走るのは厳しいです。今日は歩きでゆっくり遠くまで行ってみようと思いました。

    たまたま歩いていて新聞記事を思い出しました。頓写会(とんしゃえ)です。本妙寺で毎年あるお祭りです。例年は夜店が出るそうですが、今年はなしだそうです。自宅から上熊本方面へ、本妙寺の本堂まで往復20キロでした。途中、水分補給にコンビニに寄ったりマックでロコモコバーガーを食べたりしました。iPodの万歩計では2万2千歩でした。

    ウォーキングの基本は足をすり足にならないように高く上げること、ひじを伸ばさずに軽く曲げて前後に振ること、そして、肘を振る際には引く方を意識しながら引いた肘とは反対の足を骨盤から前に出すように意識します。これだけですが、やってみると結構きついです。そこで、人目が気にならないところでだけきちんと体を動かして、あとはブラブラと歩きます。もちろん日焼けしますが、太陽の光は睡眠をよくし、うつを予防し、体にエネルギーを与えてくれます。しかし、海水浴などで日に当たりすぎるとぐったりなります。いくら体にいいとはいえ、限度を持って日光浴しましょう。

     

  • 朝鮮人参(高麗人参)はすごい

    人参は昔から高価な生薬です。栽培は可能ですが、北朝鮮や中国の一部でしか育ちません。しかも、植えてから収穫まで4ー5年かかります。大変貴重なものです。この人参が重宝されるのは、素晴らしい効果があるからです。特に虚証(体が弱った人)には抜群の効果があります。

    ガンで体力を補いたい、仕事が忙しくて疲れが溜まっている、更年期で体を動かしたくても疲労倦怠感が強い、夏バテ、胃腸虚弱、冷え症、などなど使える場面は数多くあります。漢方薬には人参を含む処方がたくさんあります。一方、人参だけをコウジン末と言って処方に加えることができます。通常の人参を含む処方には人参を3−4グラムほど使っているのですが、私がコウジン末を処方する際には多くても2グラムまでです。それでも十分素晴らしい効果を発揮します。特に、抗がん剤の治療中の患者さんに使うと抗がん剤の副作用が軽くてすんでいるし、夏バテなどの症状なら少量でも驚くほど元気になります。

    このように効果的な人参ですが、クリニックで処方する場合は保険適応ですので、1−3割負担ですみます。一日1グラムでも劇的な効果があるので、本当に困っている場合は使わない手はありません。

  • 夏休みの体調維持は・・・

    いよいよ夏休みですね。熊本は梅雨明けしたのかしてないのかよくわかりません。通常は梅雨明けすると太平洋高気圧が安定して晴れの日が続きますが、今日は早速夕立でした。まだ不安定な天気です。ところで学校が休みになると、皆さん体調を崩しがちになります。

    お母さんは、子供の昼ごはんを心配します。共働きの場合、子供の昼ごはんを朝から準備しておいたり、買っておいたりしないといけないので何かと気を使います。おじいちゃんおばちゃんが子守という場合も多いと思います。おじいちゃんおばあちゃんも夏休みに体を壊して休みが終わった頃にボロボロになって病院に来られるケースがよくあります。お母さんは、子供が家にいると気を使ってイライラしたり、眠れなくなったり、とにかく体調を壊すようです。仕事に出ていてあまり気にしていないお父さんはいつも通りのことが多いですが、これは決して褒められたことではないですね。

    そして子供さんですが、部活がいつも以上に厳しくなったり、学校の課外があったり、塾も夏期講習だったり、大忙しです。熱中症になるという危険性もありますが、通常の授業以上にハードな毎日を過ごす子供がたくさんです。さらに、学校がないとゲームにはまって夜遅くまでだらだらと起きていて、朝起きられなくなる昼夜逆転も起きやすい時期です。体調維持が何かと難しいのがこの夏休みですね。

  • のどが詰まった感じ

    のどが詰まった感じ、というのが結構あります。耳鼻科に検査に行ったけど何もなかった、ということが多いです。私たち漢方の世界では、この喉の症状を梅核気(ばいかくき)と言います。のどに梅干しの種(梅核)が引っかかった感じという意味です。気の巡りが悪くなった時の症状です。

    梅核気はストレスによっておこってきます。私もなったことがあります。とあるストレスで、ずっとのどがつかえていました。なんとかそのストレスから解放された時には症状は嘘のように取れました。私のようにストレスの元から解放されたらラッキーですが、なかなかそう簡単にはいかない症例が多いと思います。そういう場合、簡単には症状は取れません。西洋医学では全く太刀打ちできないと思います。

    漢方では、半夏厚朴湯という処方がこういう症状に有効とされています。しかし、当院のように漢方を専門に扱っていると、前医で半夏厚朴湯をもらったがきかなかった、という症例が結構来院されます。そういう場合は、ほかにもいくつか使える漢方がありますのでご安心ください。

  • ロコモ

    私は、毎日針治療などで体の痛みの治療を行なっているため、痛みに関する勉強会に参加してきました。最近、整形外科分野ではカタカナを使った疾患概念が流行っています。ロコモ、フレイル、サルコペニアと言った言葉です。素人には何のことかさっぱりわからないと思います。今日の講演で知ったのですが、ロコモという言葉を知っている人は1−2割程度の人だそうで、今後7割以上の人にロコモという疾患概念を十分理解してもらいたいと政府は考えているそうです。「知ってるよ」という人はもしかしたら、携帯電話の会社とか、ハワイの食べ物を想像しているのではないでしょうか?正解は、運動機能の低下を意味しています。

    昔は映画も洋楽も本来のタイトルとは別に日本語のタイトル(邦題)がついていました。英語のタイトルがわかりにくくても、邦題を聞くと心の奥深くまで響く、そんな効果があったと思います。

    シカゴの「素直になれなくて」という曲。英語のタイトルはHard to say I’m sorry ですが、邦題の方がピンときます。整形で流行りのロコモとかフレイルとかいう単語も、カタカナで流行らせようとするのではなく、日本語でみんなにわかる言葉を考えてほしいと思います。メタボ(リックシンドローム)という言葉がたまたま広く認知されたのをいいことに、整形疾患も便乗してカタカナで流行らせようとしている浅はかなことだと思います。メタボはたまたま流行っただけだと思って欲しいのです。日本では不思議と略語を使った方がカッコイイ(ツウっぽい)と感じるところがそもそもの間違いだと思います。