むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • スーパードクター

    テレビを見ていると、全国には本当に腕のいいスーパードクターがいますね。皆さん患者さんの悩みを魔法のように解決して、素晴らしいです。私も、このような名医の紹介番組はよく見ています。とても参考になります。どのドクターも単に名医であると片付けてしまってはいけません。私は同業者として、これらのドクターがいかに現在のスーパードクターと言われるに至ったかというところにも興味があります。そういう目で見ると、第一にみなさん手先が器用です。ものすごく繊細な手術をいとも簡単にやってのけられます。これが第一条件です。そして、患者さんを思う気持ちに妥協のないところです。他の病院で原因がわからないとか、手術できないと言われたら、さらに闘志を燃やして頑張るようなタイプの人ばかりです。

    器用なことが第一条件と書きましたが、患者さんを思う気持ちと努力がなければその器用さは活かされません。逆に、患者さんを思う気持ちがたくさんあっても、手先が不器用だと治療はうまくいきません。その条件がバッチリ備わった人こそスーパードクターとなるのでしょう。

    テレビでスーパードクターと放映されてしまうと、その病院には全国から患者さんが殺到しますから、当分はむちゃくちゃ忙しくなり、大変な目に合うと思います。それを承知でテレビに出て惜しげも無くその腕を披露していただけるのはありがたいことです。江戸時代であれば、そのような名医と呼ばれる人には門下生として弟子入りして、何年も丁稚奉公をしないと教えていただけなかったものです。門外不出として、門下生以外には口止めされていたはずです、それを思うと、我々は家でご飯を食べながらスーパードクターの技を学べるなんて本当に恵まれています。

    熊本空港

  • COPD

    COPD(閉塞性肺疾患)という病気があります。肺気腫といったほうがわかりやすいかもしれません。喘息も似たような病態ですが、COPDの多くは喫煙と関連しています。月曜の夜はCOPDの勉強会に参加しました。以前はCOPD にはあまり治療法がなかったのですが、最近はいろいろいい薬があります。どれも吸入薬で、まだ内服薬はないのですが、そこは慣れるだけです。抗コリン剤、気管支拡張剤、ステロイドなどの吸入薬ですが、合剤もいろいろあり治療法はかなり進歩しています。

    COPDになると、少し動いただけで息切れします。息を吸えてもうまくはけないというのが特徴です。口すぼめ(ストローをくわえたように口を小さくすぼめる)により息が吐き出せます。そういった呼吸法の訓練も有効なのですが、文献的には呼吸リハビリの効果は限定的のようです。

    一方、吸入薬はかなり有効性がはっきりしているので、COPDと診断されていながら治療をせずに諦めている場合、是非吸入を試してみてはと思います。しかし、それより何より禁煙です。最近、電子タバコが話題です。電子タバコは水蒸気にタバコのフレーバーを入れているだけだから大丈夫、という意見が多いですが、本当に問題ないかどうかは今後の検証が必要となります。ただ、私が思うに、通常の紙タバコよりはマシではないでしょうか。

  • スポーツ界と潔癖社会

    相撲界の暴力事件が連日話題になっています。いいかげん、この手の番組はやめてほしいと思いますが、マスコミはしつこく報道しています。プロスポーツの世界は綺麗事の世界ではないと思います。みんな命がけの努力をしているし、その世界でのいじめやしごき、スパルタ訓練など当たり前です。そういう世界だからこそ、表向きは「スポースマンシップにのっとり」という綺麗事を宣誓する必要があるのだと思います。一般人とプロスポーツ選手は別世界なのに、一般人の常識を当てはめて良いの悪いのというのは的外れです。

    しかしマスコミが怖いのは、そのような小市民の意見を何百倍にも増幅して報道することで、プロを引退に追いやってしまうだけの影響力があるということです。命がけで練習してやっとプロになれたというのに、その世界では珍しくもない日常のしごきが大騒ぎになったばっかりに引退させられる、そういう世界なのです。一般市民の常識を無理やり押し付けられています。芸能人なども本来の仕事で失敗していないのに、引退や休業に追い込む日本の社会は潔癖過ぎて恐ろしいと思います。

    学校の部活も、同じ匂いがして私は嫌いです。学校で部活をする子供たちは別にプロを目指しているとは限らず、級友と楽しい学生生活を送りたいだけかもしれません。しかし、顧問の先生たちは楽しくプレイすることより優勝することばかりに執着し、しごきあり、いじめあり、その上潔癖を強要されるので、生徒にとって中学、高校での部活というのは決してプラスではないと思います。自分がそういう青春を強要された腹いせに、大人になってから他人にも(プロでやっているスポーツ選手や芸能人や政治家たちに)潔癖を強要しているのではないかと思うのです。

  • スキレット

    土曜の夜は大分の織部先生に漢方の講演に来ていただきました。日本のトップクラスの先生の講義は非常にレベルが高く、刺激的でした。もっと勉強して、少しでも先生に近づきたいと思います。

    さて、スキレットという鉄のフライパンが人気です。私は料理好きなので、小さいものから大きいものまで3つ持っています。大きいものは最近はほとんど使いませんが、アメリカでキャンプ用に買ったもので、実際に焚き火でオーブン料理をするのに使っていました。ところが、あまりに重くて洗ったりするのが大変です。今一番使うのは蓋つきの中型のものです。肉、野菜、魚、なんでもこれ一つで料理できます。スキレットで作った料理をそのままテーブルに並べるとインスタ映えすると言われますが、私はそれとは関係なく気に入っています。蓋つきがいいのは、蓋をしてとろ火にかけると火の通りが抜群にいいのと、焦げ付かないで無水料理ができることです。

    テフロンしか使ったことがない人は、鉄鍋だと焦げ付くとお思いでしょうが、ほとんど焦げません。卵焼きでも綺麗にできます。要は、最初によく油をなじませること、洗剤で洗わずお湯で洗ったら乾かして、薄く油を塗っておくことです。また、鉄が料理に入ってくるので貧血予防にはもってこいです。一方、テフロンは発ガン性物質が発生しますので高温にしないこと、傷つけないこと、酸味を効かせた料理を作らないことなど注意点がたくさんあります。

    博多駅前 クリスマス飾り屋さん

  • 感謝祭

    昨日は勤労感謝の日でしたが、アメリカでは感謝祭だったそうです。感謝祭はアメリカにいると一年中でもクリスマスに次ぐビッグイベントです。職場や家庭では友人を招いて七面鳥のローストをはじめとするご馳走を食べます。クリスマスは家族と静かに過ごすのに対して、感謝祭は同じような料理を大勢で楽しむ感じです。みんなが幸せな夜を過ごします。私も、感謝祭の頃のアメリカはとても好きです。いい思い出がいろいろあります。七面鳥(ターキー)はパサパサした鶏肉みたいで美味しいというものではないのですが、感謝祭の時にみんなで食べるとそれは美味しいものです。グレービーソースというオーブンで焼いた時の肉汁を煮詰めたソースをかけて食べると絶品です。

    そして、クリスマスはナッツの季節です。ナッツといっても、日本で食べる落花生(ピーナッツ)のようなものではなく、アメリカでのミックスナッツはピカン、ウォールナッツ(くるみ)、アーモンド、松の実、クコの実などのミックスにグランベリーなどのドライフルーツが混じったものです。寒いクリスマスの時期に山小屋に泊まって暖炉に火を入れてくるみ割りを使ってくるみをひとつひとつ割りながら食べるのは乙なものです。クリスマスの雰囲気を盛り上げます。先日ネット通販でアメリカのミックスナッツ(トレイルミックス)を見つけたので注文しました。

    届いたナッツを一口食べたら幸せな気分になりました。私たち人間は狩猟をして肉を食べるよりも、木の実を食べて生きていた時間が長いと思います。ナッツには人を幸せにする働きがあります。成分的にもセロトニンを増やすことがわかっていますから、うつやパニックの人にはナッツがお勧めです。

    博多駅前のホットワイン屋さん