むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 趣味の語学

    当院にかかりつけの患者さんで人間国宝並みに素晴らしい作品を作られる陶芸家の方がおられます。外国の美術館にも所蔵品として納められているほどの実力です。毎年賞を受賞されているのですが、ちょうど今週末は鶴屋東館で西部伝統工芸展というのが開催されており、見ることができました。毎年作品を展示されており、私が実物を見たのは今年が3年目になるのですが、これまでで最も素晴らしい作品でした。緻密な淡くて細かな色使いと精密なデザイン。私はご本人からどのようにして作ったのか、工程を説明してもらって、なるほどと思ったわけですが、陶芸の審査員でさえ、説明がないとどうやって作ったのか見当もつかないほどの技法だそうです。13日(火)まで見ることができます。写真をお見せしたいところですが、残念ながら撮影を禁止されていました。

    さて、毎日ハングル講座と中国語講座を聞く習慣は4月から一日も欠かさずやっています。だいぶ講座も進んできて、難しくなってくるのですが、毎日たくさんの知らない単語がでてくるのでだんだん記憶がついていかなくなります。その点中国語は漢字なので、字体は日本で使うものとはだいぶ異なりますが記憶に残りやすい。一方ハングルは記号みたいなもので、読めたとしても単語の記憶がないと全然意味不明です。その上日本語と同じように助詞の「てにをは」に相当する言葉が相当数あり、前後の単語の関係でいろいろ変わる規則があるので、相当難しいです。NHKでハングル講座を学び始める前はドラマを見ることで耳学問で聞き取れるようになっていたのですが、実際の単語を講座で知ると、思っていたのと正確な発音が違っていることが多々ありました。

    これは、韓国語の母音や子音が日本語よりたくさんあり微妙な違いがあることもあり、また、一文字が子音+母音+子音の組み合わせになったものがあり、最後の子音(パッチム)がくっついていると単独ではあまり発音されないけど次に文字が来るとその文字と合わさって発音されるという規則があり複雑なのです。文字を知らなかった頃はそういった細かい発音ができなかったのに、字がわかることで正確な発音が理解できたというわけです。語学の勉強は面白いです。