待ちに待ったモンゴルの先生との再会の日です。彼は20年以上前にモンゴルから熊本大学に留学してきた内科医でした。当時私は大学院生だったので、彼と一緒に毎日実験を繰り返し、論文も執筆しました。その後私はアメリカのテキサス大学へ留学したのですが、そちらのボスが研究員を募集すると言っていたので、熊本から彼を呼びました。そこで、熊本での研究生活の延長みたいにテキサスでも一緒に実験を続けたのです。私が2004年に日本に帰国した後、彼はそのまま頑張ってテキサスで研究生活を続け、ついには教授になったのです。この度、日本熱傷学会が彼を演者として招待したので、来日が実現しました。ちょうどコロナも明けてベストなタイミングでした。
学会を主催する女子医大の教授は、私がテキサスに行った時入れ替わりで帰国されたのですが、縁あって交流がありました。その先生のご好意で、熊本まで足を運んでいただけたというわけです。土曜日、診療が終わってから阿蘇の一の宮にあるホテルまで駆けつけましたが、夕食会まで少し時間があったのでホテルの大浴場に行って露天風呂に浸かっていたら、なんと、そのモンゴルの先生と女子医大の教授が温泉にいました。20年ぶりの再会をまさか露天風呂でするとは思っていませんでした・・・。
一の宮の宮地にある亀の井ホテル阿蘇というところにきています。ホテルの窓から根子岳が見えます。凄い眺めです。空気は綺麗で鳥のさえずりが聞こえます。忙しかった日々から喧騒を逃れて心も体もリフレッシュです。今から宴会に出かけます。20年ぶりなので何を話そうかと思っています。
一の宮 亀の井ホテルより根子岳を望む