むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • 骨を丈夫にする方法

    骨を丈夫にするため何かやっていますか?50歳過ぎたらだんだん骨密度が低下し、骨粗鬆症になります。70歳過ぎた頃には、ちょっと転倒しただけで大腿骨骨折なんてことがざらに見受けられます。骨粗鬆症対策は少しでも早いに越したことはありません。もう対策していますという人も多いと思いますが、なにをやっていますか?牛乳を飲む、カルシウムを摂る、ビタミンDをとる、骨粗鬆症の薬を飲む、などいろいろあります。しかし、どの薬も大した効果はありません。骨折の頻度は治療した群としない群でわずか数%の差です。

    寝たきりとか、膝が悪くて歩けないような場合は薬に頼るしか方法がありません。しかし、通常の人にとっては、いろいろ対策はあります。まず、カルシウムで骨が丈夫になるという認識が間違っています。骨はコラーゲンの繊維にカルシウムがついているのです。つまり、鉄筋がコラーゲンでコンクリートがカルシウムです。したがって、コラーゲン(鉄筋部分)がしっかりしていないと、カルシウムが足りていてもポッキリ折れてしまいます。コラーゲンは豚足にふんだんに含まれることはご存知の通りです。

    漢方の世界では昔から自分の悪い部分を摂取すると薬になるといいます。肝臓が悪い人はレバーを食べる、関節が悪い人は豚足を食べる、という感じです。豚足が苦手なら焼き鳥(とり皮など)や豚骨スープでいいと思います。コラーゲンたっぷりです。摂取したコラーゲンはビタミンcを飲むことで体内で再度コラーゲンに再構築されます。あとは、骨の再生に必要なのは重力です。出来るだけ全身に重力(衝撃)をかけるようにどんどんんと背伸びをしてかかと落としをするといいみたいです。同じ理屈で、ランニングも骨を丈夫にします。

    中洲