むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 成功したければ作業のツメを甘くしないこと

    晴れて温かい休日でした。洗濯や布団干しに最適の日でしたが、私は朝5時からいつものように起きてコーヒーを飲んだらクリニックへ向かいました。1時間ほど経理の帳簿つけや確定申告のための書類の整理などを行い、その後は訪問診療です。通常は昼休みに回るのですが、今日は昼から漢方のオンラインセミナーがあったので、スケジュールを前倒しにして午前中に往診して回りました。午後、2時間にもわたる漢方セミナーは千葉大学から全国の聴講生100名以上に向けてのZOOMウェビナーでした。私にとってはあまりに基本的な内容だったため、何も収穫がなく2時間を無駄にしてしまいましたが、同時にiPadをならべて韓国ドラマ「ビッグ」をみたのでそちらは楽しめました。

    昨日、経営者イブニングセミナーがあり、ZOOM参加しました。一つ印象的だったことがあります。一生懸命やっているのにうまくいかない人っていますね。本人は指示通り頑張っているつもりなのになぜか結果が伴わない。この理由の一つは、つめがあまいから。例えば、レシピを見ながらケーキを焼こうとする。100gの小麦を測ろうとして97gできちんと測ったつもりになる。100回かき混ぜると書いてあるのをきちんと数えていないで110回かきまぜる。30分オーブンに入れるとかいてあり、きちんと30分のタイマーをかけて焼いたのに、チンとなってすぐ取り出さず、35分たってからオーブンから出した。結果、本人はレシピ通り頑張ったつもりなのに、美味しくできない。

    人それぞれ、時間や計量など自分なりに許容する誤差範囲というのがあると思います。例えば、待ち合わせ、必ず5分遅刻する人、1時間遅れても当たり前の顔をしている人など。もし、ケーキを焼く工程が10あるとしてそれぞれ5%ずつ誤差を持って作業したら0.95の10乗=0.598となりますから出来上がりは60点になります。美味しくないはずです。一つ一つの誤差を小さくして、ツメを甘くしないこと、これが事業成功の秘訣です。