むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 雨と頭痛・めまい

    雨が続きますね。こういう天気では頭痛やめまいが増えてきます。台風が近づくと頭痛がするという話はよく聞きます。喘息も台風と関連して悪化します。

    天気や湿度が体調に影響を及ぼすというのは漢方の世界では当たり前のことです。病気の原因に、内因、外因というのが考えられれおり、外因をさらに詳しく分けると「風、寒、暑、湿、燥、火」の6つが想定されています。六淫の邪と言います。暑いのも寒いのも、湿度も体調を悪くするということを何千年も前から考えていたのです。

    今雨が続いてめまい頭痛がするのは「湿」の問題です。漢方では苓桂朮甘湯や五苓散が効きます。

    不思議なことに、西洋医学ではほとんど天気などを病気の原因とは考えません。CTやMRIあるいは血液検査などで異常を探し、見つからなければ遺伝子検査まで行ってしまう現代医学の、圧倒的に考えが足りない部分です。ここには東洋医学を使って補ってやらなければ、治せません。thumb_img_0008_1024

    写真は私の前職場である桜十字病院の外来処置室です。私のクリニックは、この処置室の間取りやベッドの配置、ベッドとベッドの間隔などをメジャーで測って、ほぼ同じ機能性を持たせるように設計しました。なので、広さもベッドの数も大体同じです。

  • 開業のお祝い会

    当クリニックの近くで開業している吉村クリニックの吉村先生の音頭で私の開業のお祝い会をしていただきました。吉村先生は大学時代の同級生です。

    集まってくれたのは、同級生12名(私を入れれば13名)です。同窓生の約1割が集まってくれた計算です。私より数年先にクリニックを開業している先輩開業医さんには教えてもらうことが多いです。開業医はなかなか相談する相手もいませんから、同級生は頼りになります。

    大勢の同級生と一緒にいると、当時国家試験のためにみんなで勉強していた頃を思い出します。医師国家試験はひたすら覚えないといけないことばかりで、自分一人ではなかなかペースもつかめないし、理解できないところを相談できないので、みんなで夕方から夜遅くまで大学のロビーや空いている教室に集まって、まるで部活のように勉強していました。

    熊本大学の付属病院は現在建て替えられてすっかり綺麗になりました。当時私たちが勉強していた場所は全く残っていません。

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    この小さな椅子は五家荘工房という家具工房で作ったスツールです。伝統工芸館に展示されていたのを撮った写真ですが、この椅子を院内のあちこちに配置しています。座り心地いいですよ。

  • 秋雨

    猛暑が続いた今年の夏から季節はぐっと進んで今週は秋雨の1週間になりそうです。朝から雨が降り続き、こんな日は外来も少ないかなーと思っていました。そんな中、前の病院で診ていた患者さんたちがはるばる来院していただき、懐かしい話(といっても1ヶ月ほど前の出来事)や、近況などを話して賑わいました。

    私は以前、国立病院機構熊本医療センター(前は国立熊本病院と呼んでいました)で働いていたのですが、その当時からお世話になっていた副院長の高橋先生と地域連携室からわざわざご来院いただきました。国立熊本病院は急患を断らないという経営方針を打ち立ててからは日本でも屈指の救急病院に生まれ変わりました。当時は、救急部だけでなく、脳卒中などを見る神経内科、外傷を見る整形外科、それから心不全や心筋梗塞を見る私たち循環器内科などは急患のオンコールで年中忙しくしていました。帰宅途中に病院から呼ばれてとんぼ返りということもしばしばでした。そんな過酷な日々で一緒に汗を流した救急の高橋先生には、救急のいろんな実際を教えていただきました。私は国立熊本病院に就職する前にアメリカの留学先でテキサス大学麻酔科の集中治療部と救急部で臨床に近い基礎研究をしていました。救急部では朝の回診も行っていました。そういう流れで、日本に帰ってからも救急部に入ろうかと考えたこともあったのですが、結局は循環器内科を選択したのです。

    私がアメリカにいた当時、ニューヨークの同時多発テロがありました。先日9月11日はそのテロから15年が経過したというニュースを見て、年月の流れる早さに今更ながら驚いたところです。

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    処置室の黒い床もピカピカです。

  • ワックスがけ

    日曜日を利用してワックスがけをしてもらいました。建物の引渡しが8月10日ごろだったので、前回ワックスがけをしてからちょうど1ヶ月経っています。建物の引渡し後、たくさんの家具や医療機器が搬入され、業者の出入りも激しく、その後内覧会で何百人もの来客がありましたので、あっという間に床が汚れてしまいました。

    真っ白い床材なので、ちょっとした汚れが目立ちます。毎日スタッフと一緒にモップがけをしたり掃除機をかけたりしますが、清掃業者の人に言わせると早めに汚れを取って厚めにワックスをかけた方がいいですよ、とのこと。もちろん清掃業者が言うのだから宣伝を兼ねているとは思ったものの、確かにそうだと納得して業者に入ってもらいました。

    清掃の間、院内にいないといけませんが、ワックスが乾くまでやたらと歩き回れないので、一人医局に閉じこもり、開業直前3ヶ月にかかった開業費用の領収書を整理しました。ダイキ(サンコー)やダイソー(百均)の領収書が出てくる出てくる、びっくりするくらい買い物しています。ほとんどが掃除道具や文具類や整理棚などの家具類。税理士さんに渡すためにきちんとリストを作った後、経費を合計してみてまたびっくりです。まあ、これこそ「必要経費!」ですから、ポジティブに考えましょう。ただ、参考までに申し上げると、その経費というものは、額を見ると高いのですが、医療機器(例えばエコーや心電計)に比べるとなんてことない、そんな額となりました。

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    ワックス掛けが終わった待合ロビーです。

     

  • ヘモグロビンA1c

    糖尿病の患者さんにはおなじみの検査でヘモグロビンA1cというものがあります。この1か月の血糖の評価がこの数字です。来院する前に慌てて食事に気をつけても、この数字は騙されません。採血した日をさかのぼって約1か月間の血糖の推移をあわわします。

    糖尿病の薬を飲むと、このヘモグロビンA1cの数値をめどに薬の調整をします。7を切っていれば良好。8を超えていれば不可。7から8の間はもう一歩という感じです。

    通常、この検査には静脈血採血をします。そして、検査を外注する場合には結果が来るまで1日かかります。したがって、通常糖尿病の治療で来院した患者さんが採血結果を聞くのは1ヶ月後の受診日になります。

    当クリニックでは、迅速ヘモグロビンA1c検査器を導入しています。驚くべきは、その検査に必要な血液量です。血糖を測る簡単な方法に指や耳たぶからわずか1滴の血液をとって測る方法がありますが、その1滴で血糖とヘモグロビンA1cが両方測れます。時間も5−6分です。今まで他院で糖尿病の治療をしていた患者さんが今日当院に初めて来院し、この検査をして、あっという間に結果までわかったことにとても感心していただきました。もちろん、すぐ結果がわかるので、その日の処方内容もその結果に基づいて調整できます。非常に嬉しいことだと思います。

    私たちのクリニックの理念として、「患者さんの健康と幸せのためにベストを尽くします」としています。ベストを尽くす一つの姿勢として導入したのがこのヘモグロビンA1c迅速検査です。その日の検査結果でその日の処方を調整すれば、当然良い方向に進みます。

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    犬はじっとしていないので、写真がぶれます。綺麗に撮れていませんが、とりあえず・・・。