むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 秋雨

    猛暑が続いた今年の夏から季節はぐっと進んで今週は秋雨の1週間になりそうです。朝から雨が降り続き、こんな日は外来も少ないかなーと思っていました。そんな中、前の病院で診ていた患者さんたちがはるばる来院していただき、懐かしい話(といっても1ヶ月ほど前の出来事)や、近況などを話して賑わいました。

    私は以前、国立病院機構熊本医療センター(前は国立熊本病院と呼んでいました)で働いていたのですが、その当時からお世話になっていた副院長の高橋先生と地域連携室からわざわざご来院いただきました。国立熊本病院は急患を断らないという経営方針を打ち立ててからは日本でも屈指の救急病院に生まれ変わりました。当時は、救急部だけでなく、脳卒中などを見る神経内科、外傷を見る整形外科、それから心不全や心筋梗塞を見る私たち循環器内科などは急患のオンコールで年中忙しくしていました。帰宅途中に病院から呼ばれてとんぼ返りということもしばしばでした。そんな過酷な日々で一緒に汗を流した救急の高橋先生には、救急のいろんな実際を教えていただきました。私は国立熊本病院に就職する前にアメリカの留学先でテキサス大学麻酔科の集中治療部と救急部で臨床に近い基礎研究をしていました。救急部では朝の回診も行っていました。そういう流れで、日本に帰ってからも救急部に入ろうかと考えたこともあったのですが、結局は循環器内科を選択したのです。

    私がアメリカにいた当時、ニューヨークの同時多発テロがありました。先日9月11日はそのテロから15年が経過したというニュースを見て、年月の流れる早さに今更ながら驚いたところです。

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    処置室の黒い床もピカピカです。