むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 目のぴくつきを治す漢方

    予想外に多忙な新年のスタートとなりましたが、今週仕事始めが水曜だったこともあり、3日働いて週末を迎えます。ラッキーです。正月にコロナに感染した人たちは今がピークと思われます。もうしばらくの辛抱でしょう。通常の血圧などの患者さんが来週からしばらく多くなる予想ですので、この週末は疲れをしっかりとって備えたいと思います。

    それにしてもコロナがあまりに多いので感染予防に大切なビタミンのおさらいを書いておきます。ビタミンCは2000−3000mgを毎日。ビタミンDは5000単位を隔日から毎日。Bミックスは推奨量の2倍といったところです。あとは当然睡眠と食事をおろそかにしないこと。体を冷やさないことです。

    さて、最近私のまぶたがピクピクするようになりました。患者さんからもときどき同じ症状で相談を受けますが、抑肝散加陳皮半夏という漢方がよく効きます。この漢方はストレス性の体の反応に著効するので、ストレスからきた耳鳴り、不眠、イライラなどにもよく効きます。当院での使用頻度ナンバーワンの漢方です。

    いかにも手作りの門松。竹を斜めにきったところの真ん中に節があると綺麗に見えます。

  • 発熱患者多すぎ!この3年で一番ひどい状況です

    コロナの猛威がすごいことになっています。当院は発熱外来をやっていませんが、かかりつけの患者さんやそのご家族の場合はコロナの検査をして薬を処方しています。検査すればほとんどコロナが陽性になります。その都度、保健所には発生届を書かないといけません。65歳以下は人数報告だけでいいのですが、高齢者がかかる割合が多く、発生届の面倒なのは辟易します。それでも、患者さんのためになるならまだいいです。老人ホームで発熱者が出た場合、施設内にあるキットで検査されることが多いのですが、陽性となったら各自の部屋に隔離しています。そんな中、施設内の感染者の容態が悪くなった場合、救急車を要請することがあるのですが、施設からは発生届が書けない(医療施設だけが厚労省のネットのアクセス権を持っている)ために、発生届の出ていないコロナ患者さんを受け入れてくれる施設は見つからないと、たらい回しにされるそうです。

    そもそも、患者さんのための発生届であったはずなのに、老人ホームで陽性が確認され、医療施設から発生届が出ていないからという理由で搬送や入院を断るなんて、患者さんの不利益以外の何物でもありません。それだったら最初から市販キットの利用を解禁せず、全例病院で検査を受けて発生届を徹底すべきでしょう。おそらく家庭用簡易キットで検査して陽性が出て自主的に療養している人も多いと思いますが、病院受診していないとカウントされませんから、公表されている数字は氷山の一角です。

    道を運転していると右から左から救急車がひっきりなしに通っています。よほど大変な状況だと思われます。少し前はカロナールもロキソニンも葛根湯も何も手に入らなかったのが、今はまあまあ手に入るためとりあえず仕事できていますが、発熱患者さんが多すぎて血圧その他のふつうの内科患者さんに多大な迷惑をかけてしまっています。どうにかしたいですが、どうにもなりません。

  • 正月に多い相談とは・・

    正月明けて4日はのんびり仕事初めかと思いきや、100名をこす患者さんとなりました。予想した人数を超えたのは、新規発熱患者さんと年末コロナにかかったけどいまだに体調不良という後遺症の患者さんたちが相当数いた事です。例年の正月明けとはだいぶ違った感じとなりました。例年はどんな感じかというと、夫の実家に正月泊りがけで行ったらお姑さんから小言を言われてイライラして夜も眠れなくなったとか、頭痛がして涙が止まらないとか、そんな相談が殺到するのがこの時期です。そして来週ぐらいから増えてくるのが、子供が冬休み明けたのに朝起きられず学校に行けないという相談。それから、大学や高校入試前のストレスで体調を壊し、すぐに治してほしいという無理難題、例年だとこんなのが多い時期なんです。

    こんなこと相談しても何の解決にもならないし・・・と一人で自問自答していないで、相談してみてください。案外、話してみたら自然と解決方法が浮かんでくるかもしれません。それは、私があれこれ言わなくとも自分で悟ったりするのです。私は話を聞きながらこんがらがった思考を整理する手伝いをするだけです。話し始めると止まらなくなってしまう患者さんがおられます。私としてみると、あとに続く患者さんのことも気になるので、少しでも短く切り上げたい。しかし相談者は全部話さないとスッキリしない、その相反するものをギリギリの線で妥協するのが難しいです。逆に、何を聞いても話してくれない場合も困ってしまいます。多いのは中高生。どうでしたか?と聞くと「ふつう・・・」と答えるだけ。「ふつう、とは?」と話を膨らましたいのですが「ふつう」としか言わないお子さん。最近多いですね。学校でも先生に聞かれたらそんなふうに答えるのでしょう。

    これは、あまりハキハキ答えたくないのだろうと思うのですが、国語力が極端にひくくて自分の思いや感情を適切な言葉で表現できないのかもしれません。ボキャ貧(ボキャブラリーが貧弱)と昔は言っていましたね。

    先日もアップしたこの蕾。白木蓮(ハナモクレン)だと思います。北の方向に向いた蕾が上に伸びているのが確か木蓮の特徴。そっくりなものにコブシと言うのがあります。実はコブシかモクレンかは咲いてみないと区別がつかないそうです。このブログの写真を見た方から教えてもらいました。

  • 仕事始め

    1月4日から仕事始めです。当院は心療内科以外は予約制ではありませんが、皆さんの定期薬がいつ頃切れるかはだいたい把握しています。正月明けてすぐに補充が必要な方もおられますが、多くの場合来週と再来週に集中しています。というわけで、混雑を避けるため、来週薬を取りに来ようかと思っている方で今週でもいいという場合、ぜひお早めに受診されることをおすすめしましす。

    皆さんお正月はいかが過ごされましたか?私は実家に行った以外はずっとデスクワークでかなり仕事をしました。スポーツジムも休みだったので温泉だけは行きましたが、遊んだのはそれだけです。つまり通常の土日と一緒です。休み中、訪問診療しているお年寄りがコロナにかかったりして何度も往診に行きましたが、幸い皆さん軽症です。休み明けにコロナはピークを迎えることと思います。忙しくなりそうです。

    正月におせち料理とお酒で糖尿病や痛風が悪化する人が多くなる季節です。一度太ってしまうとなかなか痩せられないように血糖(HbA1c)や尿酸も簡単には下がりません。日々の積み重ねが大切です。正月も開けたことですから、これから節制して運動も精を出してなまった体を引き締めましょう。

     

  • コロナの抗原検査はサンプリング命

    当院の年末の診療は12月29日午前中までです。年始は1月4日から通常通りとなります。お休み中に薬が切れないようにお早めにご来院ください。

    最近、コロナが相当増えていますが、薬局に売ってある簡易キットをつかって自分で検査をされる方も多いようです。しかし、自分以外家族みんなコロナにかかった、みたいな状況で、自分は微熱があるけどキットで調べたら陰性だったからコロナではなかった、というのは9割方間違いです。そんなはずあるわけないです。家族みんな発熱して、そのうち一人だけが違うウイルス感染という可能性は相当低いです。それでは何が問題かというと、市販の簡易キットの精度も怪しいのですが、もっと怪しいのは自分で自分の鼻に綿棒を入れるときのサンプリングです。私たちはプロですから鼻の奥の涙が出るくらいのところまで思いっきり突っ込みます。正しく診断するにはサンプリングが命なのです。これを手抜きすると精度がぐっと下がります。しかし、自分で自分の鼻の奥まで綿棒を入れるのは怖くてできません。そもそも、鼻の奥の空間がどうなっているかという解剖学的知識のない素人が綿棒をどの角度でどの深さまで入れればいいかなんてわかりようもありません。看護師でも卒後間もない若い人は経験が少ないのでできないと思います。

    しかし、簡易キットの性能というのは同じサンプルで陽性は陽性、陰性は陰性と正しく出るかどうか(感度と特異度)が問題視されており、サンプリングがどれだけきちんとできるかはあまり問題視されていない気がします。そこで、一つだけ大切なことを書いておきますが、鼻の穴は上の方向(目の方)に向いていません。綿棒を上向きに突っ込んでも行き止まりです。鼻の穴は顔に垂直に喉の方向へ空いています。口から喉をみるのと同じ向き(ベクトル)で鼻の穴からのど方向へ空間が広がっていますので、綿棒はそちらへ進めてみてください。

    高森 月廻り温泉