むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 言葉の力

    言葉には力があります。患者さんと話をするときも、言葉選びにはとても気を使います。話しながら患者さんの反応を見て、こちらの意図したレベルの反応があるかどうかを考えます。例えば「心不全です」と説明するとき、あまりに心配しすぎて調子が悪くなる人がいるかと思えば、実は本当に悪い状態なの全く聞く耳を持たない人もいます。そこで、どのくらい悪いかを説明するときも「ちょっと悪い」とか「かなり進んでいる」とか表現するわけですが、その受け止め方が人それぞれなので難しいのです。大抵は深刻に受け止めがちなので、あまり大げさに言わないように気をつけています。

    私の外来では、もう一つ意識していることがあります。あまり大きな声で患者さんと接しないようにしているのです。通常は医者と患者というロールプレイをしているような話しかたをする人が多いと思いますが、私はそうならないようにしています。できるだけ普通の会話レベルの声のトーンにしています。相手に威圧感を与えないように、話しやすい雰囲気を作るように心がけています。

    心の悩みを持つ人の場合、悩みを打ち明けるには勇気がいると思います。気分が落ち込んでいる、仕事や家庭がうまくいっていない、などといった話はこちらが元気よく「どうしました?」と聞いても答えにくいと思うのです。

    下江津湖の広木公園。最近は小さなテントを持参してピクニックする人が多いですね。

  • 東プレのキーボード

    これまで、電子カルテの入力にMac純正のキーボードからHHKBに変えていました。このキーボードにしてからミスタッチも減って、仕事の効率も上がり買ってよかったと思っていました。しかしこのHHKBには一つだけ困ったところがありました。テンキーがないのです。

    電子カルテの入力には、血圧を始め、いろんな採血データなどの数値を書き込むことが多いのですが、これがテンキーを使わずに打ち込むのはちょっと面倒です。慣れればいいかと思っていましたが、やはり少し不便です。テンキーを外付けで追加して使うという手もあるのですが、どうもすっきりしないので、HHKBは自宅に持って帰り、仕事用のキーボードを東プレのREALFORCE108というモデルに買い換えました。東プレはHHKBと双璧をなす高級キーボードですが、今回買ったモデルはテンキーがついているフルサイズであるのと、静音設計で打ち込むときに静かです。HHKBの今まで使っていたものより軽く打てば入力できる設計になっているので指も疲れません。USBをマックに繋いだら何の設定もドライバも必要なく動きました。

    最近は外来患者さんも増えて、夕方ごろには指がつりそうになります。私の場合左手の小指に負担がきます。今回買った東プレのキーボードは、とにかく打ちやすさと指への負担軽減に妥協がありません。長年使ってキーボードがたわんでこないように鉄板が入っています。重いのですが、安定性を確保するのに必要な重さを得るため、わざわざ重く設計してあるところなんか、心憎いですねー。

  • くしでツボ治療

    髪の毛をとかす櫛(くし)の話です。皆さんはどのような櫛を使っていますか?櫛もブラシもですが、プラスチック製のものは髪をとかす時に静電気が起きて髪の毛に良くないと聞いたことがあります。静電気が起きないのは木製の櫛やブラシです。私は台湾を旅行中に夜市で見つけたクスノキでできた櫛を使っています。またブラシは楽天で買ったのですが、イタリア製の木製のブラシです。

    このように木製の櫛に興味がいくようになったのは、私の整体の師匠の先生の教えからです。その先生が木曽を旅行中に「ミネバリ」という木でできた櫛を手に入れ、この櫛で頭だけでなく体の痛いところをさすると気の巡りが良くなって針治療をしたような効果が出るといって、一つお土産にいただいたのです。木製のくしはツゲでできたものが有名ですが、ミネバリも素晴らしい材質です。このように天然素材のものや金、銀でできた棒状のものでツボを刺激すると針治療効果があります。実際に刺す必要はなく、さするだけでいいのです。鍼灸師さんが小児を治療するときは刺さずに軽くさする小児鍼という治療をするのですが、それと同じです。皆さんも是非お試しください。

    下江津湖のほとりに鯉のぼり

  • 訪問診療を増やしました

    先月から訪問診療を増やしました。これまでは火、水、木の昼休みを訪問診療に当てていたのですが、金曜の昼も訪問を始めました。来月にはさらに数名増やす予定です。

    訪問診療を必要とする高齢者の場合、内科だけ見ていても勤まりません。認知症もあるし、皮膚疾患もあります。なんでも見ないといけません。また、内科でも最近は呼吸器、消化器、循環器と細分化されていますが、そういった垣根を取り払った総合診療が求められます。また、難しいのは採血やレントゲンなどの検査データがあまり十分でない中に診察所見を元に診断して治療方針を立てないといけない点です。ここには、長年の経験と勘が頼りです。最近はスマホサイズの超音波の機械などもあるので、必要とあらばこういった簡易検査がベッドサイドでできる時代です。

    通院したくても通院できない人はたくさんいます。車がない、歩けない、認知症が進んでいる、連れてきてくれる家族が近くに住んでいない、などなどいろんな理由があります。厚労省は医療費削減のために病床数を削減していきます。県別に削減目標を公表しています。そのぶん、これまで入院していたような患者さんたちが在宅へ移行するため、これから在宅を必要とする患者さんは増え続けます。もしお困りでしたら、お近くのささえりあ(地域包括支援センター)にご相談ください。当院でもできる限りの支援をしたいと思っています。

    熊本市動植物園にて

     

  • 肩こりを自分で治す

    私は朝から晩まで一日中パソコン作業です。電子カルテですから全ての記録を入力しています。そればかりか、ごはんを食べるときも、夕食後にゆっくりしているときもずっとiPadをいじっていますから、寝ている時間以外はほとんどパソコンを触っています。そんなわけで、やはり肩・首は凝ってきます。しかし、鍼治療や整体を患者さんにする身でもあり、自分の肩こりくらい自分で治さないと恥ずかしいと思い、あれこれ対策を考えます。

    まず、パソコン作業中に猫背にならないように気をつけます。猫背になると頭が重心より前にきますから首の後ろの筋肉が緊張してバランスをとります。これがストレートネックになって痛みになります。肩もキーボードの範囲くらいしか動かさないと固まってしまいます。仕事以外の時間は、できるだけ大きく肩を動かしたほうがいいと思います。私の場合、犬の散歩をしながら肩をグルグル回します。まるで片手で背泳ぎをしているようです。もう片手は・・・犬のリードを持っているので動かせません。

    首も肩も動かさずにじっと固まっているとコリになります。肩甲骨を意識してできるだけ大きく腕を回したり首を回したりします。これだけでもだいぶ違います。あとは寝違えたりしないように寝るときの姿勢を気をつけています。

    花の名前は?「知らん」と言われる「紫蘭」です。熊本市動植物園にて。