むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • ヒハツという胡椒は胃薬になりそう

    すごい雨でした。午前中は日が暮れたように暗くなって雷雨がずっと続きました。冬にこんな雷雨は珍しいです。しかも先日の熊本城マラソンの温かくいい天気とは天と地ほどの差があります。わずか数日でこの差ですから、今日みたいな日にマラソン大会がなくて良かったですね。おかげで患者さんの出足もパラパラであまりおまたせすることなく診察できました。

    よる仕事の後は漢方の講演をするため、医師会館まで出かけました。あいにくの雨で道が混むかと心配していましたが、遅刻せずに到着しました。講演は1時間で50枚以上スライドを用意していきましたが、最後の10枚くらいは時間調整のための症例検討だったので、区切りの良いところで終了しました。聞いていただいた先生方の診療の役に立つことを願っています。今回はハイブリッドの会だったので、会場には数名の聴衆であとはWEB視聴でした。WEBでは視聴されている皆さんの反応がわからないので自分勝手に好きなように話して自己満足するしかありません。これはなれないと結構難しいものです。

    先日、患者さんから教えてもらった面白い話があったので紹介します。インドの香辛料で「ヒハツ」という胡椒の一種があるそうです。これが健康食品になっており、冷え性が治るとか血行が良くなったという報告があるそうです。料理好き、漢方好きの私としてはこれは知らなかったことを恥じました。勉強不足でした。早速アマゾンでヒハツをポチりました。今日届いたので開けてみたら、胡椒のいい香り。味わってみたらピリッと来ましたが、むかし熊本に吉田諸毒消丸とかその類似の伝統健胃薬があり、それを飲んだときの味と香りを思い出しました。ヒハツは胡椒の一種ですが、私の口に入った途端「胃に良い生薬」をイメージさせてくれました。明日、スパイスカレーでも作って薬効を更に確かめたいと思います。