むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 大人は時間が経つのが早い

    子供の頃に比べて、大人になると時が経つのが本当に早いものです。よく30過ぎると早いとか、40過ぎると早いとか言いますが、いずれにしても私くらいの歳になると1日があっという間に過ぎていきます。朝仕事に行ったと思えばもう帰宅。月曜と思えばもう土曜、4月と思ったらもう5月。そんな感じです。

    学生時代は小学校、中学校、高校、大学と数年おきに節目がおとづれ、達成感や満足感があります。私たちの場合、医師となってからも3年おきくらいに転勤します。医局制度で慣れた頃に次の病院へ移っていきます。そうすると歓迎会、送別会など節目節目で人生を振り返り、自分の歩んできた道を再確認したりして今の自分を再確認する機会があります。

    一方、転勤のないような職場の場合、節目が少なく、毎日が単調で気がつけば20年経っていた、とか、定年退職の歳になってしまった、ということになります。途中に何も振り返る機会や節目がないとそうなりがちではないかと思うのです。そうならないようにするには自分なりに数年おきに目標を達成できたかの確認と新たな挑戦するテーマを考えないといけないような気がします。私にとっては、新しいクリニックを立ち上げたばかりなので、そのクリニックを広く認知してもらい、一人でも多くの患者さんに健康になってもらいたいし、受診してよかったという満足感を得てもらいたいと思っています。数年先の目標もありますが、一日一日が目標通りに仕事できたかを反省する日々です。

  • 主治医意見書

    高齢化社会において、介護保険の重要性がますます増してきています。今までは何とか自分たちで通院できていたのに、足腰がよわって通院できなくなったり、運転がおぼつかなくなり運転免許を返納して交通手段がなくなったり、いろいろな場面が想像されます。

    介護保険を使うと、デイケア、通所リハビリなどさまざまなサービスを受けることができます。たいていのデイケアは自宅まで送迎してくれますので、交通手段がなくても大丈夫です。家にじっとしていると体は弱ってしまいます。高齢で昼間誰も世話してくれる人がいないと、食事やトイレなどいろんな心配があります。デイケアに行けば、みんなと話したりゲームをしたり、入浴サービスを受けたりできます。昼ごはんも出るので、栄養の心配もありません。出ていくのが難しい場合は、訪問看護や訪問介護などのサービスがあります。

    このような介護保険を使ったサービスを受けるには、まず介護保険の申請をして介護認定を受ける必要があります。要介護度に応じて受けられるサービスの量が決まります。この介護保険の申請には主治医意見書という書類が必要となります。日ごろ内科のかかりつけがあればその先生が書いてくれると思いますが、眼科や整形外科だけしかかかっていない場合、その先生が主治医だとしても意見書を書いていただけるかはわかりません。認知の度合いや寝たきり度などの判定に手間がかかるからです。当院では日常生活でどのような点に困っているかや、認知の面でなにか特別なエピソードがなかったか丁寧に聞き取り調査を行い意見書を書くように心がけています。日ごろ寝たきりのような人も、調査員を目の前にして張り切って対応してしまうと、要介護度が実際より軽く判定される可能性があります。お困りの際は、どんな困ったことがあるかといった情報をできるだけ多く添えてご相談ください。

  • いよいよGW

    五月の連休に入りますね。今年は天気予報では晴れが続くようです。みなさんどんな計画でしょうか?

    当院はカレンダー通りの診療となっています。今日29日(土)はお休みです。来週の1日、2日は通常通りです。

    私はというと、この休み中にクリニック内のワックス清掃が入るため、出勤します。また、クリニックの外来はお休みの間も、訪問診療は連休は関係ないため行くことにしています。「毎日が日曜日」のお年寄りに聞くと、連休なんて関係ないよ、と言われますが、ご家族やお孫さん達が会いに来てくれたりするでしょうからやっぱり連休は楽しいことがあるのではないでしょうか。

  • 不眠症から末期ガンまで

    土曜日は、平日に来院できない現役世代の若い患者さんでいっぱいですが、遠方からわざわざ来院いただく患者さんもおられます。できるだけ時間をかけて丁寧にお話を伺うようにしていますが、風邪や血圧のお薬だけでいい方にはお待たせして申し訳ございません。

    末期ガンで抗がん剤にするか漢方などにするかは本人のとっては命がけの選択です。抗がん剤が抜群に効くのなら悩むことはないのですが、今の段階では抗がん剤でかえって体力を奪われて肺炎などのために命を落とすこともあるし、抗がん剤が効いて半年くらい長生きしたとしてもその半年が合併症で寝たきりだったらあまり価値のある半年ではありません。そのような相談を持ってこられたらどうしても3分診療というわけにもいかず、時間をかけて話を聞いてしまいます。体力をつける人参、免疫力を上げる霊芝、抗がん作用のある白花蛇舌草などを組み合わせて処方します。一部保険が効かない生薬もありますが、薬局にもあまり高額にならないように頼んでいます。

    不眠症も単純な不眠からうつ病までいろいろありますから使う薬は人それぞれです。最近は眠剤の習慣性や依存性に注意喚起されており、できるだけそのような薬を使わずに眠れるような工夫をしています。

    そんなこんなで土曜日は混み合っていますが、どうぞご容赦ください。

  • 相手のニーズを聞き出す

    青木毅の質問型営業という本があります。PODキャストでも聞くことができます。私はこの人の営業スタイルが大好きで、何度もなんども聞きました。物を売るときに、従来の営業の人は、いかにその商品が優れているかをひたすら説明する、いわば「説明型営業」です。ガッツと根性と度胸だけでやってきた旧来型の営業方法です。一方、質問型営業というのは、自分の商品の説明はしません。相手のニーズを聞き出すことに専念するのです。相手が今どんなことに困っているのか、どういう風に解決したいのか、あれこれ聞いているうちに最適な解決方法が見つかります。そこに自分の商品がジャストフィットするなら、あとは売り込むのに大した説明はいりません。

    病院にはMRさんと言って製薬メーカーの営業の人たちが新薬の売り込みに来ます。本当は新薬の売り込みだけでなく、その会社の過去に発売した全ての薬品に関して適切な安全情報などを提供するのが仕事ですが、もっぱら新薬の宣伝をして帰ります。ほとんど何の役にも立ちません。こちらのニーズを聞かずに宣伝だけして帰るからです。こちらの時間を無駄に消費する時間泥棒です。

    私たちクリニックの仕事も、説明より聞き出す質問力の方が大事だと思います。例えば頭が痛いと言って来院されても、単に頭痛薬が欲しい人もいれば、脳梗塞の心配をしている人もいます。どんな気持ちで来院されたかを十分に聞けずに診察すると、診療の方向性もニーズにマッチしません。忙しいとなかなか十分な話を聞けないのですが、できるだけしっかり聴きたいと思っています。それでも情報を聴き足りないかもしれないと思い、今週から問診を得意とする看護師さんに新しく入ってもらいました。私に直接話しにくいこともあるかもしれませんので、問診で遠慮なくお話しください。