むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • いよいよ十月

    暑い暑いと言っていたら、もう十月ですね。朝晩はずいぶん涼しく過ごしやすくなりました。十月からはインフルエンザの予防接種が始まります。今年はワクチンの確保が去年にも増して難しいと報道されています。受験生や高齢者、呼吸器の慢性疾患などをお持ちの場合、ワクチンの入手が可能な早い時期にお忘れなく接種されることをお勧めします。

    秋になり、うつの患者さんたちが調子悪くなってきたりしています。秋は物悲しい季節でもありますが、うつを悪化させるのは、気温が下がり、代謝が落ちてくるのと同時に日照時間が減ってくることで脳内のセロトニンが減ってくることが原因と考えられます。なるべく体を冷やさないようにしましょう。また、うつ傾向の人は、部屋の光を明るめにして過ごすといいと思います。特に朝の光を人工的な照明でもいいので明るくするといいと思います。

    さて、最近当院の外来は混み合ってきています。通院患者さんには待ち時間が伸びて申し訳なく思っています。私も、診察のパフォーマンスをベストに保てるように毎日の体調管理に努め、晩酌もやめました。遠方から何時間もかけて来院されている方もおられますので、悩み事を聞く時間はできるだけ取りたいと思っています。いつもの血圧の薬だけ貰いばいいのに、というような安定した状態の患者さんにはお待たせしまして本当にすいませんが、どうぞご了承ください。

    健軍神社にて

  • 漢方ソムリエ

    私の仕事の半分くらいは漢方薬を処方します。すごい数の漢方薬とその構成生薬の無限の組み合わせから患者さんにとって最も適している処方を考えて提案します。ちょうどソムリエのようです。もちろんこれなんかいいんじゃないかと思う候補が一つとは限りません。実際にはその中から一番いいと思われる処方を処方箋に書き、第二候補以下はもし最初の処方が効かなかった時のためにメモしておきます。

    当院の目指すところが、いくつもの病院にかかって解決しなかった難しい症状を西洋医学、東洋医学などあらゆる治療法を駆使してなんとかしてあげたい、そう思っているため、くる患者さんくる患者さん難問が続きます。どう解決するか、教科書的な典型例などありません。

    前の患者さんが診察室を出て次の患者さんが呼ばれるまでの数分間私が何をしているのか。それは、しばらく頭をひねりながらベストと思われる処方を考えているのです。ああでもない、こうでもないと難解なパズルを解きながら、コレダ!と納得のいくまであれこれ考えているのです。

  • 物忘れの治療

    またまたテレビネタです。たけしの健康番組で認知症(物忘れ)を改善する方法を検証していました。とても簡単でした。タオルで手のひらを刺激する。それだけです。手の神経からものを触った刺激が頭に入り、脳の血流が増加するということで、数日続けるだけで物忘れが改善するということです。なんとも簡単すぎて拍子抜けしそうです。しかし、そんな簡単なことこそ本物のような気がします。

    結局、何か触れば刺激が脳に行くのですから、タオルでなくとも何でもいいと思います。好きなものを触って脳を刺激すればいいということ。家庭菜園で触るなら土や野菜でしょうし、ペットの犬や猫もいいでしょう。手で触って脳を刺激するということです。

    物忘れといえばアルツハイマーが有名ですが、その治療薬としてアリセプトをはじめとする薬剤が存在します。しかし残念がら、このての薬はあまりききません。効いたとしてもごく短期間です。手の刺激がいいのなら自分で手を動かしてもいいし、誰かにハンドマッサージをしてもらってもいいと思います。当院ではハンドマッサージ用にマグネシウムジェルやアロマオイルを使っています。むくみが取れるのといい香りに癒されます。

  • 白衣とスクラブ

    最近の医療ドラマを見ると、大病院で働く若いドクターは赤や青のスクラブ(術衣のようなもの)を来ています。昔はスクラブは手術室専用で、外科の先生がたまに手術の時以外でもスクラブの上に白衣をはおって仕事をしていました。最近は内科医もスクラブを来ています。流行りです。アメリカでは、単色のスクラブもありますが、ミッキーや猫などの柄物がたくさんあり、学生やナースなどは家からそういったカラフルなスクラブを着て通勤していました。もちろん、仕事帰りもそのままの格好でスーパーで買い物という人がたくさんいました。きっとこの人たちは寝るときもこの格好ではないだろうかと思ったほどです。

    私の場合はというと、クリニックでは原則白衣、訪問診療ではスクラブにしています。漫才師に春日という人がいますが、いつもピンクのベストを着ていますね。あれと同じで、私は白衣を着て仕事をするといつもの院長という風に認識されます。春日がピンク以外のベストを着ないのと同じで私にとって白衣が仕事上のトレードマークのようなものですから、そうそう変えられません。

    一方、訪問時はそれぞれのお宅にお邪魔するのですが、急患ではなく定期的に(体調が良くても)訪問して体調を管理するのが仕事ですから、白衣で行くのはちょっと場違いな気がします。特に、個人のお宅に白衣で訪問すると、あそこのおばあちゃんは病気かしら、という風に近所の人から見られるのではないかと思います。実は、どうもなくても私たちは契約で様子を見にいっているだけなので、近所の人に病気かしらという目で見られるのはご本人にとっても心外だと思うのです。そういうわけで、私は毎日クリニック用の白衣と訪問用のスクラブを使い分けています。

     

  • ファイン

    当院から車で10分くらいのところにメディカルケアセンターファインという病院があります。三郎という住所ですが、帯山や尾ノ上からすぐです。今月からこの病院は桜十字グループになりました。私が開業する前にいた桜十字病院ですが、今回私のクリニックの近くに関連病院ができたことで、事務方が挨拶に来てくれました。今後、当院とも連携して東区の医療の充実に貢献できると思います。

    私たちのように無床のクリニックの場合、患者さんが重症化した際に入院先を探さないといけません。緊急性がある場合や高度医療を必要とする場合は日赤に頼んでいますが、そこまではないけど入院が必要という場合があります。高齢者の低栄養、褥瘡、肺炎などです。しかし、高齢化が進んでどこの施設も入院患者さんで溢れており、なかなか空きを探すのが困難な状況です。そういう状況でも、日頃から連携して顔の見える関係にある病院とは患者さんの入院依頼もスムーズにいきます。

    うちのクリニックの外来患者さんは比較的若く、現役世代が多いのですが、訪問診療や往診をしている高齢患者さんの場合、ちょっとしたことで入院が必要となります。今までは遠い桜十字病院に頼んでいましたが、これからは近くのファインに入院できれば、患者さんのご家族にもメリットです。何しろ、10分で行ける距離です。そして、近いので私も週末などちょっと顔を見に行けるだろうと思います。

    偶然ですが、昨日今日写真にアップしたハロウィンのジャコランタン(オレンジ色のかぼちゃおばけ)はメディカルケアセンター・ファインのロビーで撮った写真です。