むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 夏休み最後の休日

    いよいよ夏休みも終わりですね。お子さんがいると、2学期の準備があります。宿題は終わったでしょうか。夏休みの自由研究なんてありましたね。これば、テーマが漠然としすぎていてやりにくいです。もっと具体的に、「福祉について」とか、「環境について」とか決めてもらったほうがいいのではないかと思います。とにかく、子供が自分で考えるということはあまり期待できないので、親の負担は大きいです。そして、ギリギリになって、雑巾を持っていかんといかん、とか言いだして、慌てることもありました。今はコンビニや夜遅くまで開いているスーパーキッドなどがあるので雑巾もすぐにゲットできることでしょう。

    だいぶ涼しくなってきたので、約半年ぶりにランニングを再開しました。日曜日は嘉島の浮島神社まで走りました。涼しくなったとはいえまだまだ暑いです。汗だくで、水分補給しながらゆっくり走りましたが、やはり帰り道は歩きです。往復14キロでした。本当に久しぶりに走りましたが、体は覚えていました。以前とあまり変わらず、楽しく走れました。

    ところで、当院は今週9月1日をもって丸1周年です。おかげさまでたくさんの患者さんに来院いただける地域に根ざしたクリニックに育ってきました。また、心に悩みを持つ人たちには予約なしで当日すぐに対応する体制をとっているため、駆け込み寺的な役割も果たすことができました。これからも皆様の体も心も健康で過ごしていただけますよう、精一杯お手伝いいたします。

    嘉島の浮島神社です

  • 医療の価格は公定価格

    私たちのように保険診療をしている場合、診察料や処方箋料などほとんどすべて国が定めた公定価格です。裁量の余地はありません。したがって、東京のように地価(テナント料)が高いところも、田舎のように安いところも患者さんを一人診察して入ってくる収入は同じです。

    一方、レストランなどは全く違います。テレビを見ていたら、ぐるナイという番組をやっていました。例えばフレンチレストランで総額2万円と思うだけのメニューをオーダーしてぴったりかどうかを競う番組です。見ていたら、興味深いことに気づきました。それは、出演者が値段を当てるかどうかという視点ではなく、素人が思った値段と、店が決めた値段の差が面白いということです。店のオーナーは値段を好きに決められます。材料費+光熱費+人件費+テナント料+自分の腕が値段になるので、いくらで提供するかはオーナーの思い一つです。つまり、タレントが2万円と思ったメニューの実際価格が2万2千円だったとすると、その店の値段設定は素人の味覚+高級店だからこのくらい高いだろうという思いの総額よりさらに1割高かったということになります。素人は値段が味だと思うでしょうが、実際には人件費やテナント料も含まれていることを忘れていると思います。しかも、1皿あたりの人件費や地代などは1ヶ月で何人の客が来るかで割り算されるので、計算は難しいです。

    医療は腕が良くても悪くても同じ価格に設定されています。レストランのように自由な設定価格で医療を提供する自由診療(美容整形など)もありますが、それは例外です。公定価格の中でできることはあまりに限られており、規則(ルール)に従う以外方法がないのです。例えば私たち内科医が心療内科をやっていると、カウンセリング代が取れません。何分話を聞いても3分ですむ血圧の患者さんと同じ値段です。それでは割に合わないし、それでもカウンセリングしましょうという人が少ないのも納得です。でも、それが医療費(診療報酬)のルールなのです。

  • マグネシウムローション

    セレブとアンチエイジング業界の専門家の間では今や常識となっているものに、マグネシウムがあります。先日、玉名駅前のアロマショップに注文していたマグネシウムローションが届いたとのことで、受け取りに行ってきました。アメリカ(フロリダ)製で、体に塗った瞬間アメリカの匂いがしました。アメリカの匂いというのは、アメリカに行ったことのある人はわかると思いますが、空港に降り立ったときすぐに「アメリカについた」と感じる匂いです。成分を見たら、塩化マグネシウムの他に、シアバターやココナッツオイル、バニラオイルなどが配合されているので、まさにこれがアメリカを思い出させる香りなのです。試しにふくらはぎに塗ってリンパマッサージをしてみたら、塗ったところがほんわかと暖かくなり、筋肉が柔らかくなりました。血行が良くなる働きがあるので、それが実感されたのだと思います。むくみや肩こりに最適だと思います。

    せっかくなので、もう一品、アロエジェルも買ってきました。アロエには保湿作用があるので、日焼けでヒリヒリする部分に塗ってみると気持ちよかったです。これもアメリカ(テキサス)製です。ものはハワイやグアムのリゾートホテルに泊まると客室のアメニティーとして置いてあったりエステで使うようなやつです。クセがなく、香りもついていませんので、季節や目的に応じたアロマを配合して使っても良いという話でした。

    しばらくはクリニックの中で試用してみて、効果的な使い方のノウハウを積み重ねたら患者さんにも使いたいと思います。肩こりやむくみがひどい方には試しませんかと声をかけるかもしれません。もちろん、当面はモニターとして無料で施術しますので、是非感想を聞かせてください。私はというと、最近体や肌にいいものをあれこれ試しすぎて肌はスベスベです。今となってはどれが効いているのかわからない状態です。

    本妙寺にて

  • 丁寧な説明

    ニュースを見ると、最近政治家がよく使う言葉に「丁寧に説明する」というのがあります。耳障りがいい言葉で、ちゃんとしたいという気持ちだけはあるという印象があります。一方、私たち医療人も常に丁寧な説明をすることを求められています。アメリカの場合、説明した、しないというのは後々訴訟のタネになるので、病院に行くと本のように分厚い説明書があり、1ページ1ページ患者の義務と権利、病状についての説明などの説明を受けます。そして、何十回と理解しました・同意しますのサインをさせられます。気が遠くなるほど「丁寧な説明」ですが、患者を思っての説明ではなく、訴えられないための「護身の」説明であることは明らかです。アメリカには、このように患者さんに説明して同意書にサインをもらうためだけの専門職がいるのです。

    日本も医学部教育ではアメリカ風の丁寧な説明をするよう教えられます。説明は丁寧なのですが、患者さんのニーズに必ずしもマッチしているとは言い難いものです。日本人の場合、ある程度の説明はしてほしいと思う反面、一定レベル以上のことはよくわからないからお任せします、という方が多いような気がします。

    私の場合、説明は時間をかけてわかりやすく話すよう心がけていますが、話が長かった割に結局などんな話だったかわからなかった、ということにならないように、ポイントを絞って話が膨らみすぎないように気をつけています。多くの患者さんは自分が大変な病気ではないかと心配しているので、ちょっとした説明から心配の泥沼にはまってしまわないようにと思っています。

  • 尿酸は15分程度でわかります

    足の指の付け根が腫れて歩けないほど痛む場合、痛風の可能性があります。比較的若い男性に多いので、歩けなくなって仕事を休んで来院されることが多くなります。痛風が疑われると、血液中の尿酸を測定しますが、結果がすぐにわからないと翌日また会社を休んで結果を聞きに来院しないといけなくなります。当院ではそのような不便をおかけしないように、尿酸は採血して15分程度で判定できる体制をとっています。

    尿酸が高い場合、だいたい3つの病態に分かれます。①尿酸の合成が多いパタン②尿酸の排泄が遅いパタン③腎不全で尿酸が体に溜まるパタンの3つです。そこで、高尿酸血症と診断された場合、尿酸を下げる薬を処方するのですが、日本人の場合②のパタンが半数以上であることが知られているので、私の場合はまず尿酸を尿中に排泄させる薬を使います。1−2ヶ月内服してもらったら採血して尿酸の下がり具合をチェックします。予想通り②のパタンであれば尿酸値はよく下がっているのですが、①パタンの人ではあまり下がりません。その場合、処方を①の人向けの処方に変更します。これもすぐに尿酸値がわかるから決定が早いのです。効かない薬をダラダラと何ヶ月も飲んだって仕方ありません。

    日本人は②排泄が遅いパタン、が多いににもかかわらず①合成が多い人向けの処方をもらっている人が多く見受けられます。製薬会社は①の人向けの新薬ばかり出してくるので、そちらの宣伝が多く、そのプロモーションが処方に影響している可能性があります。本来なら尿中の尿酸も測定して理論的に尿酸排泄率を計算すればいいのですが、時間とお金が無駄にかかるので、私の場合は投薬後にパタン分けをしているというわけです。