むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 安かろう悪かろう??

    スマホの表面に強化ガラスのカバーを貼っていますが、気泡が気になったので追い出そうとグイグイ押していたら、なんと強化ガラスが割れてしまいました。2000円近かったのになんてことだ。たまたまキッチングッズを買いにダイソーに行ったら、なんとiPhone用の強化ガラスフィルムが100円で売ってあるではないですか。物は試しと買ってみたら、きれいに貼れました。スマホの反応もよく、映り込みも問題ない。100円で十分満足行くのが、逆に驚きでした。高いやつは一体何だったんでしょう。

    医薬品にも高い一流ブランドと、特許切れの薬品を格安で製造するジェネリックがあります。国は財政難からジェネリックの比率をとにかく増やすようにと言ってきます。基本は同じ成分なので、ジェネリックが安くていいのですが、なかには粗悪なものもあるようです。先発メーカーほどきちんと製品の品質チェックがされていないので錠剤によって効き目がばらついたりするようです。例えば睡眠薬。敏感な人に言わせると、先発でないと眠れないとのこと。そんな事あるのかと思うのですが、事実そういう人が複数いるので本当ではないかと思います。

    季節は花粉症でたいへんですが、花粉症の薬(抗ヒスタミン剤)もジェネリックに変わった途端全然効かなくなったと言われることがあります。ジェネリックは10−20ほどのメーカーがこぞって作っているので、ジェネリックだからだめというわけではなく、その中の一つのメーカーの品質が悪かったということだと思います。わたしたちドクターはジェネリックのメーカーなどは把握しておらず、処方箋には一般名処方(どのメーカーでも良い形)で書いているため、患者さんが薬局で薬剤師さんと話をして決めることになります。国は「ジェネリックを希望します」というシールを薬手帳などに貼るよう勧めていますが、効かない薬をもらっても仕方ありませんので、そのへんは財布と相談して高くてもいい品質のものをもらうのもありだと思います。(国の政策と反するので大きい声では言えませんが・・)

  • 植物性乳酸菌の話

    月曜日、診療のあと急いで帰宅して、東洋医学会九州支部の役員会(WEB)でした。例年だと、4月の今頃の日曜日を丸々一日潰して九大の講堂に集まっての会議でした。遠くは沖縄からわざわざ参加されていました。それが、去年からコロナのおかげでWEB会議となり、日曜を潰すことなく平日夜に90分でサクッと終わる会議となりました。ZOOMの発達は本当に素晴らしいです。リアルの会だと終わったあとみんなで博多駅前の居酒屋で親睦会などあっていたのですが、それがなくなった分、みなさんと雑談することはなくなりましたが、時間も経費も節約できていいことばかりです。

    今日製薬会社のMRさんと話していて、同じようなWEBの話題となりました。最近は就活もWEB、面接もWEBで入社しても親睦会もなし。お互いどんな人なのかいつまでたってもわからないまま、早い人ではもう転職していってしまう。そして、その人の送別会もなし。WEB会議は便利な反面、人間関係がどんどん希薄になってきています。

    話は変わって、植物の表面には乳酸菌がついています。乳酸菌といえば牛乳をヨーグルトにする菌という認識だと思いますが植物性乳酸菌というのがたくさんいます。ぬかづけやキムチが(麹のような種を入れなくても)勝手に発酵するのもその植物由来の乳酸菌のおかげです。そして、植物性乳酸菌は動物性(ヨーグルト)より胃酸に強く腸まで届くと言われています。いい乳酸菌は良い土で育てた野菜についています。有機野菜が多少高くても体にいいのはこういうところにあります。化学肥料や除草剤まみれの、みかけだけピカピカの野菜ではだめなのです。

  • 忙しい週末でした

    快晴の日曜日でした。おそらく夏日だったのではないかと思います。いかがお過ごしですか?私は業者によるクリニックのワックス清掃で朝からずっと院内に待機していました。ボーとしていてはもったいないので、今日はToDoを準備して精力的にこなしました。まずは3月分の領収書の整理と帳簿つけ。次にオンライン勉強会で腸内環境の勉強。その後、来月漢方の講演を頼まれているスライド作り。午後になり、岡山でハイブリッドで開催された漢方セミナーにオンライン参加。そうこうしているうちにワックスがけは終了。朝からうちのゴンをペットサロンに連れて行ったので、帰りにお迎えに行きました。これから夏なので涼しく短めにカットしてもらいました。あとは、いつもの週末のルーチンでスポーツジムで汗を流し、施設内の温泉に入りリフレッシュ。帰りに実家にちょっと寄りました。自宅の掃除機かけ、洗濯を2回(衣替えのため)、銀行のATMなどの雑用もこなし、日曜のToDoは全部終了です。

    こう書いてみると、自分は多動症ではないかという気もしてきますが、通常はわりとのんびりしているので、おそらく多動ではないと思います。ADHDという疾患があり、注意欠陥・多動症と訳しますが、不注意と多動・衝動性を特徴とする発達障害のことです。小児で落ち着きがないとか集中力がないとか忘れ物が多いなどと言われていれば、ADHDの可能性があります。また、そのような幼少期を過ごした人がおとなになってなんとか社会人としてやっていても、ミスが多く上司に怒られてばかりで休職や転職を繰り返す。一人暮らしを始めたら部屋を片付けられなくてゴミ屋敷になったり、いらないものを衝動的に買ったりする。

    以前ならこういう人もキャラクターとして認識されていたと思いますが、最近ではADHDという診断がつくようになり、治療することができるようになっています。薬を飲んで頂くことで、落ち着いて勉強できたり、仕事に集中できるようになります。上司からの指示がちゃんと入るようになり、ミスが減ります。その結果、短期間で転職を繰り返していた人が、同じ職場で長続きするようになります。

  • 海藻をたべましょう

    皆さん、海藻を食べていますか?健康に良い食材の頭文字をとって「まごわやさしい」というのがありますね。ま(め)ご(ま)わ(かめ)や(さい)さ(かな)し(いたけ)い(も)です。私がこの中で毎日必ずとっているのはまめ(納豆)、ごま、やさい、しいたけ(きのこ類)です。わかめ(海藻)、いもはめったに食べません。魚は時々食べる程度です。

    私がいつも見ている韓国ドラマで、誕生日にお母さんが作ってくれるのがわかめスープ、二日酔いの朝にもいいみたいです。どんな味だろうと思っていたら、先日行った熊KENという韓国焼肉屋さんで出してくれました。なるほどこれか、と一度食べたらすぐに作り方はわかりました。しかし、家のどこを探してもわかめがない。わかめを食べる習慣がなくなっていたのに気づき、慌てて買いに行きました。作ってみたら簡単に店の味が再現できました。

    わかめを始めとする海藻類は水溶性食物繊維が豊富で腸内細菌の環境を整えるのにすごく良いです。また、マグネシウムを豊富に含むので貴重なミネラル源となります。あっ、今思い出しましたが、わかめでなくても昆布、ひじき、もずくはよく食べます。これも海藻でした!寒天も海藻ですね。わたしは糸寒天といって味噌汁などに入れると溶けて消えてしまう寒天を常備しています。寒天は便秘の人には特におすすめです。

    桜からつつじへバトンタッチ(当院前の公園にて)

  • 腎機能と蛋白摂取の関連

    医療系のネットニュースを見ていて、ついにでたか!という論文を発見しました。糖尿病性腎症に蛋白制限は逆効果というものです。これまで腎機能が悪化すると、とにかく蛋白制限をするよう厳しく指導されていました。それが糖尿病となると、炭水化物も食べられず、タンパク質も食べられず、そうかと言って油ものもカロリーが高く食べられない、野菜以外何も食べるものがないと嘆いている人がたくさんいました。これが間違いだったと、やっと証明されたわけです。ただでさえ日本人の食事は蛋白が少ないので、それを制限したら筋肉量が落ちてフレイルとかサルコペニアという状態になってしまいます。蛋白をしっかり食べたほうが腎機能の保護になるとのことなので、真逆の結果となりました。

    医学にはこのように迷信みたいに根拠なく信じられて来たことがたくさん残っています。特に栄養学の世界にはそれが多いように思います。病院で栄養士さんにお金を払って食事指導をしてもらうのなんて、私からすると無駄です。科学的根拠がないことだらけだからです。尿中に蛋白が出れば、タンパク質を制限する。また、最近は尿中に糖を捨てて糖尿病を治療するSGLT2阻害剤が治療の中心となってきたのに、尿糖があれば再検査にしてくる検査会社があります。勉強不足にも程があります。

    もうひとつ、栄養指導で大切なのは家庭環境の把握です。70歳過ぎのご主人にいくら食事指導をしても、食事を作るのが奥さんやお嫁さんなら指導した意味がありません。食材を買い出しに行くのが誰かも重要です。そして、経済状態(裕福かどうか)も重要です。タンパク質(肉や魚)をたくさん食べてもらうにはお金がかかります。また、肉が食べられるだけの歯があるか、胃腸が沢山の肉を受け付けるかもポイントとなります。そういうことをすべて把握した上で個別に適切な栄養指導しないと意味はないと思います。

    辛島公園からサクラマチ方向