むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 東区健康まちづくり

    日曜日は東区の健康まちづくりシンポジウムという会に参加してきました。東区の各校区の健康づくりに対する取り組みなどを話し合う会です。

    多かったのが、町内の集会の際にラジオ体操をするという取り組みでした。私が思うに、ラジオ体操やくまモン体操のような体操は高齢者にとっては動きが早すぎます。ラジオ体操は子供向けで、キュッキュッと体を動かすのは、高齢者の体操としてあまり良くないと思います。筋力をつけたり、筋肉の柔軟性をつけるにはストレッチのようにゆっくりとした動きでないといけません。ヨガでもいいし、太極拳でもいいのですが、ひとつ一つの動きを丁寧にゆっくりそして筋肉や関節をきっちり伸ばすことが大事だと思います。熊本市の担当の方にはぜひそういったゆっくりした運動を考えていただきたいものです。

    取り組みとしてひとつ感心したのは、公園の整備です。公園はみなさんお住まいの所にもちょっと歩けばあると思いますが、夏になると草が生い茂って蚊が多くとても公園に行ってみようとは思わないと思います。草むらにならないようにきちんと雑草を刈って、できれば綺麗な芝生の公園を管理してもらえば、近所の子供やお年寄りは公園に散歩に出てきて体を動かします。これは強制でなく、自主的に楽しい時間を過ごすわけですから、体力づくりにもなりストレス解消にもなり素晴らしいことです。公園の整備は人手と時間がかかります。そこは区役所などをあてにせず、地域の若い人たちを動員して自分たちの近所の公園を綺麗に整備するそんなボランティアの取り組みはこれからもっと盛んになったらいいなと思いました。

  • 痛くない死に方

    昨日に引き続き長尾和宏先生の新しい本の紹介です。今日紹介するのは「痛くない死に方」です。死に方の本なんて縁起でもないと思う方もいるかもしれませんが、長尾先生は尊厳死協会の副理事をされていて、その分野に関してはエキスパートです。

    私の25年の臨床経験でも、大学病院など大きな病院の集中治療部などでとことん頑張って治療した挙句の最期というのはかなり壮絶なものでした。たくさんの点滴チューブ、輸液ポンプ、心電図モニター、人工呼吸器などに囲まれ、ひっきりなしに血圧を測り、体温を測り、点滴を刺されたりで、実験動物のような最期です。昇圧剤で血圧を上げて、酸素をどんどん送りこむと一時的に意識が出ますから、家族は喜びますが、本人は意識が出てくると痛みや苦しみを感じますから辛い思いをします。

    一方、在宅医療では極力点滴や酸素などを使わず、食べなくなったらそこまでですから、体は次第に脱水となり、血圧が下がり意識が薄れ、痛みや苦しみを感じない世界に入っていきます。集中治療部の最後とはまるで違う最期を迎えます。その、痛くない最期を迎えるには一つだけポイントがあります。自分だけでなく、家族にも十分そういった尊厳ある最期を迎えたいということを理解してもらうことです。

    在宅医療だけでなく、最近はこのような尊厳死を理解する主治医のいる病院だと、うまく最期を見てくれることがありますので、いい主治医との出会いが大切です。

    まだ元気なうちに一読しておいたほうがいい、そんな本です。

  • 処方箋は医師の作品だ(という気持ち)

    昨日テレビを見ていたら毎年正月恒例の「はじめてのおつかい」が放送されていました。ご覧になった方も多いと思います。今回は、「しょげないでよbaby」というBBクイーンズの歌が高樹沙耶の作詞だったことから放送されないのではないかという噂でした。私が見た場面では、そのBGMは使われていなかったので、全編を通して使われなかったのだろう思ったら、ちゃんと使われたそうです。よかったです。やはりあの番組にはこの歌がセットで感動を呼びますよね。

    あまりに規則だからとか、放送した後に抗議の電話があるのが怖いとか、そういうことばかりで動くと番組はどんどんくだらなくなります。多少の批判、批評は受けるつもりで自分の価値観を信じて良いと思うものを作品として作り上げてもらいたいものです。最近のテレビ番組は作品というほどのものが少ないです。

    ネット社会の現代では、電波垂れ流しのテレビというのは時代遅れでやはりネット配信のオンディマンド型のもの(YouTubeのような)こそニーズがあるわけですが、これら動画配信番組だと、見た人の評価が出ますから価値なしのものは誰にも相手にしてもらえません。視聴できる番組は星の数ほどあり、くだらない番組はあっという間に葬り去られるわけです。例えば、何かとても面白いことや重大な発表がもうすぐある、みたいな番組予告をしておきながら、番組の最後まで何もなく、ついに最後の最後で超くだらない終わり方をするバラエティー番組など、最近結構目にしますが、内容を伴わないうわべだけの作品というものは価値なしです。

    自分の仕事も一つ一つ価値あるものになるよう考えます、惰性でいくのが一番いけないと思っています。惰性というのは、例えていえば先月処方した薬が今月も同じで良いかどうかはかなりよーく考えないとわからないということです。私は結構頻繁に処方をアレンジします。なぜなら、今日のAさんは先月のAさんと同じではないからです。

  • 謹迎新年2017

     

    新しい年の始まりです。今年は新生くまもと、新たなまちづくりが加速します。アメリカも大統領が新しくなり、大きく変わろうとしています。激動の一年になると思います。

    世の中が大きく変わる時、私たちの暮らしも善かれ悪しかれかわります。私たちはそれに遅れをとらないように変化しないといけません。

    「男子三日会わざれば刮目して待つべし」という諺がありますが、男子に限らず今年は1日1日が変化であり進歩であると思います。

    今年一年が皆様にとって幸せ多き年でありますように。

    南天は「難を転じる」という意味で縁起物だそうです。正月によく飾りますね。クリニック前の南天も赤く紅葉しましたが、今朝は霜が降りていました。

     

  • 大晦日

    今日で今年も終わりです。私にとっては激動の一年でした。

    1月に霜柱の立つ極寒のなか今のクリニックの土地の地鎮祭をしました。そして、建設が始まって間もなく熊本地震に見舞われましたが、幸い工期が1ヶ月ほど遅れただけで済みました。8月の暑い中、保健所や厚生局など様々な開設準備に追われましたが、無事に9月1日に開院の運びとなりました。それから早4ヶ月。仕事にも慣れてきたところです。

    それまでお世話になっていた桜十字病院にはクリニックオープン後もずっとお世話になりっぱなしで、多岐にわたるご支援には本当に感謝しています。来年の抱負ですが、クリニック開設時に掲げた経営理念を改めてスタッフ全体に浸透し、患者さんの健康と幸せのためにベストを尽くしたいと思います。スタッフの健康と職場に対する満足度も大事です。スタッフが健康的で充実した生活ができていないと、患者さんにも優しくできませんから、職場環境を整えることにも尽力したいと思います。

    まだ始まったばかりのクリニックですが、地域に根ざして「いい病院が近くにできてよかった」と言ってもらえるよう、しっかり仕事をしてきたいと思います。

    今年最後の写真は、雲です。曇り空ですが、明日の晴れを予感させるようなそんな空模様です。