むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 木製の椅子

    クリニックの待合にいくつか木製の椅子を置こうと思い、注文しています。座り心地が良く、がっちりしたものです。待合ロビーは受付の方を向いて座るようなソファーがありますが、人によっては人目が気になって落ち着かないだろうと思い、壁側を向いても座れるような席を作りました。その席がこの木製の椅子です。

    五家荘工房という家具工房で作ったものです。その職人さんからメールが来て、伝統工芸館に新しい小さな椅子を展示しています、とのことだったので、見に行ってきました。小さめのスツール型の椅子なのですが、座ってみるとなんとも座り心地が良かったです。欲しかったのですが、おくところを考えて今日は買いませんでした。いつか買ってしまうかもしれません。

    伝統工芸館は千葉城町で、目の前に熊本城があります。ニュースの映像では見ていましたが、地震で壊れてしまったお城を目の当たりにして、とてもショックでした。これまでも熊本城は地震その他の災害で何度も修理されて今に至るわけですが、今回の壊れ方は相当なものだと思います。見ていて心が痛みます。復興のシンボルとして早く修理して欲しいと思う反面、まずは生活に困っている人の住むところや道路の整備を優先して欲しいとも思います。

    昨日、私の外来に来た西区に住む患者さんは、マンションの水もガスもまだ復旧しておらず、生活用水は水汲みをして、洗濯は近所の親戚宅に行ったりしているとのことでした。まだ熊本市で益城以外にもこのように大変な生活をされているところがあるのです。今日で地震から3ヶ月たちました。1日も早い復旧、復興を祈ります。

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  • 雨が多い梅雨

    この梅雨は本当に毎日雨ばかりで大変です。洗濯物の心配もあるでしょうが、我が家は地震の被害で天井から雨漏りがしています。毎日水滴が落ちてくる場所にはバケツを置いてしのいでいるのですが、日に日に雨漏りの箇所が増えて、家中のバケツや洗面器、ゴミ箱などを総動員しています。それでも、仕事から帰ってみると予想しないような場所に雨が漏れており、ソファーなども濡れています。

    地震はさておき、この雨の多さは地球温暖化と関連しています。気温が高いとそれだけ海面から水蒸気が上がってきますから、それが前線で雨雲になり、大雨となります。世間では地球温暖化は化石燃料を燃やしたせいだと言われており、大気中の二酸化炭素濃度が重要視されています。

    しかし、ネットで「歴史的な地球の温度」を調べてみると、現在はまだ氷河期の一部分で、やっと氷河期が終わりつつあるタイミングであるとわかります。昔はもっと気温が高く、例えばグリーンランドなどはその名の通り氷などなく緑の美しい楽園のような国だったそうです。おそらくこれからの地球は暑くなったり寒くなったりしながらも大きな流れとしてはグリーンランドが昔のように緑の大地となり、北極や南極の氷も溶ける方向に進むでしょう。そうした中、もちろん雨はこれまで私たちが想定していたような量でなく、びっくりするくらい降るでしょう。そして、竜巻や台風なども経験したことない強さになるでしょう。これは、科学と歴史を考えれば、当然のことです。

    漢方の4000年の歴史の中でも、とても寒かった時期の医学と暖かかった頃の医学では全然処方が違います。私たちは、地球の気温の変化に合わせて医療の内容も変えないといけないのです。これは歴史がそうであったのだから、事実なのです。

    したがって、今私たちにできることは、まず「温暖化がエコや省エネでも食い止められないということを知ること」、そして、「想像をはるかに超える大雨や大風に備えること」です。数年前に建った私の知る老人ホームは、50ミリの雨に耐えられるだけの設計となっています、と言っていましたが、このところ70ミリから80ミリの雨は毎日のように降っています。たった数年前に想定できなかったことが今では日常なのです。歴史に学び、備えましょう。

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  • 健康にいいこと

    漢方の達人や針名人などいろんな人に会う機会が多いが、そういう時に必ず聞いてみることがある。それは、「先生がご自分で健康にいいことって何かやっていますか」とか、「先生が自分で健康のために飲んでいる漢方薬やサプリなんかありますか」という質問だ。おそらく、このブログを読んでいる人も、興味津々だろう。

    ただ、この質問をする時に、最も大事なのはその答えだけではない。その先生の顔色、眼力、正気というものが大切なのだ。つまり、どんなに素晴らしい漢方の講演をされる先生も、自分で何らかの健康法を実践して、自分が素晴らしく健康でなければ示しがつかないのだ。腰痛持ちの整体師とか、病弱な漢方医は実際にはたくさんいるのだがそれでは患者さんに示しがつかない。余談だが、西洋医学では自分の専門が弱点の人が結構多い。例えば、糖尿病専門の医者が糖尿病になる、胃カメラ専門の医者が胃がんになる、精神科医がうつ病になる、こんな話はごまんとある。

    そんなことはどうでもいいのだが、先日ブログで紹介した霊芝(さるのこしかけ)を栽培、販売している会社社長さんに健康について聞いたら、霊芝はすごいですよ、ガンだけでなく肝臓病も腎臓病も糖尿病も治ります、という。そして、その話をする社長の顔色、肌のつや、眼力、どれを取っても実際の年より素晴らしく若々しい。社長さんは毎日霊芝を飲みますか?と聞くと、ヤカンで2Lくらい煎じてペットボトルに入れてそれを2日くらいかけて飲みます、とのこと。それなら簡単だ。毎日子供に作っている麦茶とあまり変わらない。

    本日、社長さんが霊芝のサンプルを持って面会に来てくれたので、早速うちに帰って煎じて飲んだ。がんの人が飲む量は必要ないので、うすーく作ったらまるで松茸のスープのような上品な味わい。美味しい。湯飲み一杯飲んでしばらくたったら、今日一日の仕事の疲れが取れてきた。それ以上に驚いたのは、近視が取れてきて、いつもはぼやけて見えない遠く離れたテレビの字幕が見えるようになってきた。すごく薄い霊芝の煎じ液たった湯飲み一杯の効果だ。霊芝のように高価な健康食品は怪しい!と思いがちだが、2000年以上も前に不老長寿の高貴な薬と言われてきた貴重なもの。初めて試したが、本物の予感がした。

    当分は自分の体でいろいろ実験してみます。

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    写真は美里町(砥用)の霊台橋。霊芝とは霊つながり(笑)。歴史ある石橋ですが、熊本地震にも耐えてくれたようです。

  • 着々と準備中

    いよいよ6月に入った。クリニックのオープンを9月1日で準備している。ということは、オープンまでいよいよ3ヶ月を切った。準備にも余念がない。

    医療廃棄物は通常の事業ゴミとは異なるため、専門の業者に頼まないといけない。数社に見積もりを取り、良さそうな業者と契約した。こちらの会社は西原村に本社があり、先の震災で会社も大変だそうだ。こういう会社には是非頑張ってもらいたい。たまたまだが、当クリニックの土地を掘って出てきた瓦礫の処理を引き受けていただいたそうで、今になって知った不思議な縁がここにもあった。業務提携で応援したい。

    待合に置くウォーターサーバーも南阿蘇でつめた天然ミネラルウォーターを宅配してくれる会社に頼むことにした。こちらも地震の被害があったそうだが、幸い水の生産、販売は大丈夫だそうだ。こっちも応援しなくちゃ。

    クリニック内の作り付けの家具(受付のカウンターや処置用のテーブルなど)を作ってくれる家具屋さんも西原村で被災されている。大丈夫ですか?無理なら他を当たります、というと、こんな時だからこそ、仕事をさせてくださいという返事をいただいた。ありがとうございます。一緒に頑張りましょう。

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    最近は、開業医の重要な役割に在宅医療がある。厚労省が入院患者を病院から在宅へと誘導している。政策に逆らって仕事はできないので、ここは政策どおり在宅の準備をしないといけない。しかし、在宅は介護保険と医療保険が入り組んでおり、患者さんを診察して治療するという医学的な問題ではなく、書類作成、診療報酬の仕組みを理解すること、ケアマネージャーさんや訪問看護ステーションとの連携などに重要なウェイトがある。これは、本を読んだだけではよくわからないので、熊本で一番積極的に在宅医療を実践されているWクリニックのK先生に教えを乞おうと思い立ち、電話してみた。「先生に在宅医療の実際を教えていただきたい」と図々しくも頼んでみたら快く引き受けていただいた。来週から在宅医療の勉強が始まる。

    さて、クリニック建築はいよいよ外側が終了し、足場が取れてきた。建物を見に行ったら、半分くらい姿を現していた。あと数日で全貌が明らかになる。ワクワクする。よかったら皆さんも見に来てください。

     

  • 沼山津神社


    健軍電停から益城方面へいくと、沼山津神社がある。この神社は僕の昔からのランニングコースだ。しかし、今回の震災でここの鳥居が倒れたのは、地震翌日の新聞の写真を見て知った。無残で悲しい状況だった。

    この神社には、ランニングのたびに立ち寄って、子供たちの受験の合格祈願などを何度もなんどもしたところ。地震の被害がいかばかりか、ずっと気になっていた。

    今日、震災後初めてこの神社方面に走ってみた。沼山津あたりはたしかに被害が大きい。神社が見えてきた。近づくと、たしかに二つあった鳥居は両方とも壊れているが、一箇所に集めて積んである。鳥居の下の手すりなどは無残にも曲がっている。しかし、鳥居があった場所から階段を上りきったところの社屋は無事だ。みたところほとんど無傷。石碑などは倒れているが、思ったほど酷い状態ではなくて、ホッとした。

    地震の影響なのか、クスノキや桜の木が例年以上に大きく茂っている。ストレスを与えると、植物は危機感を感じて成長するのだろうか?樹齢400年以上もある大きなクスノキの幹を両手で触ってみると、樹木のエネルギーが強く感じられた。どんどん水を吸い上げている感触。日頃患者さんの足腰を触って、気の流れの悪いところを感じる訓練をしている僕の手には、樹木のエネルギーもしっかり感じられた。

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