むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • 「かたお」と「やわこ」

    このタイトル、なんのこっちゃと思うでしょう。もしご存知なら、かなり健康グッズオタクです。

    最近、スマホのしすぎでストレートネックになって、肩から手まで痺れるという人がいます。レントゲンを撮ると、通常首の骨は自然なSの字を描いているのですが、それがまっすぐになってしまっているのです。こうなってしまっては、鎮痛剤などの飲み薬では治りません。私がよく患者さんにお勧めするのは、タオルを首にかけてその両端を引っ張り、首を後ろにそらす運動です。そうすることで、直線的になってしまった首の骨が元どおりの綺麗な湾曲を取り戻し、手の痺れが取れます。

    このタオルを使う方法をもっと簡単な道具にしたのが「かたお」と「やわこ」です。ちなみに公式サイトを調べたらこちらのようです。

    http://www.joinus1980.com/SHOP/3B-4706.html

    結局、テニスボールを二つくっつけたような形のマッサージの道具です。首や腰に当たるように置いて横になったり椅子に座ることでマッサージになるのです。私も、かたおとやわこ両方買ってみたのですが、単にマッサージするのなら「やわこ」の方が気持ちいいです。ツボ押し効果は好みの問題ですが、強刺激が好きなら硬い方です。ただ、年をとって骨密度が低下しているようならやわこをお勧めします。硬い方は場合によっては骨にダメージがあるといけないからです。

    ランニングでも腰の筋肉をやわく保つことが重要です。ストレッチや筋トレもいいですが、この「やわこ」と「かたお」は簡単で効果的だと思います。おすすめです。

    thumb_img_0165_1024

     

     

  • 人の仕事ぶりが気になる

    勤務医から開業医(経営者)になると、同じ医者の仕事をしていても視点が変わります。例えば、郵便局に行って82円切手を一枚買うと、えらく時間がかかった上で独特のレジの機械にお金を入れ、やたら長いレシートを受け取ります。切手一枚買うのにこのレシートの長さはなんだ、とか、コンビニのレジと比べると効率悪すぎると、とか、いろいろ思うわけです。しかし、それくらいはまだ許容範囲です。

    今日は、子供の携帯の機種変更のためにドコモに行ったのですが、まず整理券を取り、自分の番が来るまでに1時間半。それから、親の名前、親の携帯番号、子供の携帯番号、月々のパケット使用料、自宅にWifiがあるか、などいろいろ聞かれます。そんなのいちいち聞かなくても、子供の携帯番号を入力すればドコモと契約しているのだからそっちで調べれば一瞬でわかることだと思うのです。機種を変更に来ましたと言っているのに、プランの見直しだとか、いらないサービスとつけようとしてきたりとか、とにかくうるさいし、非効率。そんなことしているから整理券を引いてから1時間半も待つことになるんでしょう。顧客のニーズ(何をしてほしいか)をコンシェルジュが聞いたら、それに集中して仕事をしてほしいものです。

    クリニックでも、患者さんが来られたら看護師に簡単な問診をしてもらうことにしています。今日はどうあってきたのか、詳しい検査をしたいのか、前回と同じ薬がほしいだけか、患者さんの来院の目的をきちんと聞いておくことで効率的に無駄なく対応できるように心がけています。もちろん「いつもの薬を」と言われても、定期的な検査が必要な場合もあるし、薬局ではないので希望だけで言われた通りに薬を出すことはできないのですが、少なくとも急いでいるからいつもの薬を1ヶ月分欲しいとか、そういう希望にはできるだけ添えるようにしています。

    それにしても、ドコモのやり方は非効率で呆れてしまう。AUには行ったことないので知らないけれど、ソフトバンクはもう少しスマートな対応だったと思います。なんだか、ドコモと郵便局は通じるところがあります。もともとお役所ですから・・・。

    thumb_img_0694_1024

  • 設計事務所はGAT

    当院の設計は福岡のグローバル・アーキテクツ・チームGATという会社の吉浦さんにお願いしました。今日、Google検索したら、GATのホームページに当院の紹介が載っていました。http://www.team-gat.com

    他のクリニックも載っていますが、さすがに似た雰囲気でもあり、しかもそれぞれの院長先生の個性や診療科目、クリニックの場所柄、などなどいろんなファクターを取り入れながら建ててあります。見ているだけでいろんなことを考えさせられて面白いです。

    私がこのGATさんのホームページに出会ったのがだいたい2年くらい前でした。他にもいろんなクリニック専門の設計士さんがいるのですが、ホームページを見て、過去の作品例を見ているだけでその人のコンセプトや哲学のようなものまで感じ取れます。私はGATさんの作品にとても惹かれて、通常はクリニック建設では幾つかの設計事務所に声をかけてコンペをするそうですが、私の場合GATさん一本指名でした。

    頼んだのは、漢方や鍼もするので、ナチュラルな感じで、針などをする点滴処置室はリラックスできる空間にしてほしい。窓はあまり大きすぎず、できれば小さめに、とお願いしました。あとは間取りの希望を伝えただけで、屋根の形や壁の材質などは全部お任せしました。

    そして、今、このクリニックができたわけですが、本当に気に入ってます。今のところ、不満はありません。私のような建築素人が、細部にわたる希望を出すより、設計士さんのセンスと経験に任せたのが良かったと思います。

    thumb_img_0687_1024

    さて、このブログやお知らせにも書いたように、来週からは鍼治療が有料となるのですが、お試し期間最終日の土曜日の外来は鍼希望の人でいっぱいでした。皆さんよくホームページを見ていただいているんだなと、つくづく分かりました。

    お試し期間とはいえ、お一人お一人の症状に対して、どのツボをどのくらい刺激するかは結構考えて治療していました。痛いという場所(例えば肩や腰)に治療するだけでなく、そこの気の流れを調整するのに必要な離れたところのツボから遠隔治療します。経絡治療と呼びます。不思議なことに、痛い場所を全然治療しなくても、離れたところから治療できるのです。昔の人(2000年くらい前の中国人)はよくこんなことに気がついたなと、感心しますが、おそらく今の我々よりもはるかに体の反応に対して敏感だったのでしょう。

     

  • 鍼(はり)治療

    クリニックがオープンしてから1ヶ月間は、鍼治療を無料体験していただきました。実際には初診料や再診料がかかっていますので、全く無料ではないのですが、一人でも多くの方に鍼治療が怖いものでなく、心地よい刺激であることを体験していただきたいと思いました。また、患者さんの状態が鍼治療で治るものなのかどうか、あるいは、私の技術で治せるものなのか、というのは実際にやってみないとわかりませんから、初回はお試しで、という意味合いもありました。

    人によっては、とてもよく効いてびっくりして帰られますが、あまり変わり映えのしない方もいます。もちろん、変わらない場合はこの先継続しても良くなる可能性は低いですが、少しでもいい感じであれば、今後改善する可能性が期待できます。

    このホームページの「お知らせ」や院内ロビーにはすでに案内しているところですが、来週10月11日から鍼治療は有料となります。予約料として鍼の代金をいただくことになりますが、予約に関しては、当日すぐでも承りますので、まずはご連絡ください。

    鍼治療というと、肩こりや腰痛など整形疾患が多いのですが、それとは別に、頭痛、めまい、難聴、耳鳴り、鼻炎(鼻づまり)、ストレス障害などいろいろな病態に対応できます。これは、自律神経を調整し、交感神経の緊張を静めたり副交感神経を優位にする作用があるためです。

    当院で使う針はセイリン社(日本製)の使い捨て針です。かなり細く、私が好んで使っているのは一番というサイズです。番号が上がるほど太くなります。針が細いとコシがなく、刺さりにくいのですが、そこは技術です。昔は3番の少し太い針を使っていたのですが、細くていたくない一番に変えても治療効果が落ちなかったので、今では安心して細い針を使っています。

    治療効果は針が終わってすぐ実感する場合もありますが、針を抜いて帰宅した頃、ふと気がつくと軽くなっている、とか、久しぶりに熟睡できました、とかいうこともあります。

    以上、鍼治療のご案内でした。

  • 正義を振りかざしてはいけない

    当クリニックのロビーにもテレビがあります。テレビをつけると、このところ毎日豊洲市場の話とゲスのばかり。どちらも見ていて嫌な気持ちになります。何に対してかというと、テレビというマスコミに対してです。悪いもの探し、弱いものいじめ、みんな自分が正しく、相手が悪いという構図が目に付きます。

    新聞だと、見たくない記事は見ないで飛ばせますが、テレビはそういうわけにはいかない。司会者やコメンテイターがいかにも自分たちが常識的で正しい人みたいに意見する。どのチャンネルも同じ内容ばかりなので、見たくなくても目に入ります。こういうのを見ると、日本人というのはやっぱり単一民族で、みんなが自分と同じでないと気が済まないようです。こういう教育は幼稚園時代からなされており、一人違うことをしていると、先生に「周りを見てごらん、そんなことやってる人は他にいませんよ」と言って怒られます。そうして、自分という個性を殺してみんなと「同じ」であることを美徳として育てられるのです。

    今、クリニックでストレス障害のために体調を崩してくる患者さんをたくさん見ています。みなさん自分がなぜみんなとうまくいかないのか、なぜ自分だけがストレスを受けて生活しないといけないのか、とにかくこの世の中は暮らしにくい、という思いでいっぱいです。本当は自分は自分であり、人は人。人は自分と同じではなく、おなじであることを強要してはいけないのです。それなのに、小さい頃から人と同じでないと怒られる教育を受けてきたばかりに、他人に対しても自分と同じであることを求めてしまうのです。その最たるところがマスコミでないかと思うのです。芸能人や政治家など、どう見ても自分とは違う世界の人だし、自分たちの常識を当てはめて考えても仕方ありません。

    職場でも、自分と他人を比較したり人に自分と同じであることを強要するのは良くありません。雇う側としても、それぞれに個性があるから適材適所という考え方があるわけで、みんなが同じであったら逆に配置を決めるのも難しいのです。

    人が自分と同じであることを強要するのではなく、お互いの個性を認め会わなければ、国や会社組織の将来は危ういと思います。

    thumb_img_0686_1024