むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • 設計事務所はGAT

    当院の設計は福岡のグローバル・アーキテクツ・チームGATという会社の吉浦さんにお願いしました。今日、Google検索したら、GATのホームページに当院の紹介が載っていました。http://www.team-gat.com

    他のクリニックも載っていますが、さすがに似た雰囲気でもあり、しかもそれぞれの院長先生の個性や診療科目、クリニックの場所柄、などなどいろんなファクターを取り入れながら建ててあります。見ているだけでいろんなことを考えさせられて面白いです。

    私がこのGATさんのホームページに出会ったのがだいたい2年くらい前でした。他にもいろんなクリニック専門の設計士さんがいるのですが、ホームページを見て、過去の作品例を見ているだけでその人のコンセプトや哲学のようなものまで感じ取れます。私はGATさんの作品にとても惹かれて、通常はクリニック建設では幾つかの設計事務所に声をかけてコンペをするそうですが、私の場合GATさん一本指名でした。

    頼んだのは、漢方や鍼もするので、ナチュラルな感じで、針などをする点滴処置室はリラックスできる空間にしてほしい。窓はあまり大きすぎず、できれば小さめに、とお願いしました。あとは間取りの希望を伝えただけで、屋根の形や壁の材質などは全部お任せしました。

    そして、今、このクリニックができたわけですが、本当に気に入ってます。今のところ、不満はありません。私のような建築素人が、細部にわたる希望を出すより、設計士さんのセンスと経験に任せたのが良かったと思います。

    thumb_img_0687_1024

    さて、このブログやお知らせにも書いたように、来週からは鍼治療が有料となるのですが、お試し期間最終日の土曜日の外来は鍼希望の人でいっぱいでした。皆さんよくホームページを見ていただいているんだなと、つくづく分かりました。

    お試し期間とはいえ、お一人お一人の症状に対して、どのツボをどのくらい刺激するかは結構考えて治療していました。痛いという場所(例えば肩や腰)に治療するだけでなく、そこの気の流れを調整するのに必要な離れたところのツボから遠隔治療します。経絡治療と呼びます。不思議なことに、痛い場所を全然治療しなくても、離れたところから治療できるのです。昔の人(2000年くらい前の中国人)はよくこんなことに気がついたなと、感心しますが、おそらく今の我々よりもはるかに体の反応に対して敏感だったのでしょう。