むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 動悸について

    動悸は本当に嫌なものです。ドキドキしたり、脈が飛んだりすると不快で仕方ありません。動悸の原因には心臓の問題と心の問題とあります。しかし、心臓の問題であったとしても、動悸がすることで不安な気持ちが増して来て、さらにドキドキすることがあります。こうなると、心の問題か体の問題かわからなくなります。

    心臓の心とこころの心は同じ心です。不思議なもので、こういう動悸がする際に心臓を治療する抗不整脈薬でも、こころの治療薬である抗不安薬もどちらでも効きます。しかし、心臓の問題の場合、いろんな不整脈が関係しており、場合によっては心房細動のように脳梗塞、半身不随の原因となるタチの悪いものもありますから、きちんと検査することをオススメします。

    精密検査としては、24時間(ホルター)心電図、心エコーなどです。どちらも簡単な検査ですから、ためらわずに受けていただきたいと思います。また、心臓疾患の不整脈の場合、アブレーションと言って、カテーテルを用いた(内科的)手術があり、根治できる場合もあります。まずはきちんと診断をつけないといけませんが、動悸がしている最中の心電図をとることができれば診断への早道です。よく、動悸が収まるまで家で休んでいて、治ったから来院したという患者さんがありますが。ぜひ症状がある真っ最中に来院していただければと思います。

    悪の枢軸みたいな悪そうなひまわり。玉名つかさの湯にて

     

  • やっぱり台風5号が来そうです

    今回の台風5号の進路予想を見ると、熊本は運が悪ければ直撃です。有明海側を通るルートでは、熊本市が台風の東側(進路の右側)にあたりますから、風の被害が大きくなると予想されます。何年も前ですが、とても被害の大きかった台風19号に匹敵するものと考えておいた方が良さそうです。

    テレビはあまり騒いでいませんが、所詮テレビは東京に被害のない場合は高見の見物です。来るぞ来るぞと騒いだりせず、被害が起こったら野次馬のように放送します。私たちは自分で正しい情報を収集しないといけません。いまの段階で予想されるのは日曜の夜に最接近です。とすると、金陽土曜のうちに備えた方がいいようです。私は今日の朝礼で職員に言いました。「月曜は台風の影響が予想されるので、安全第一で出勤してください。遅刻しても遅刻の扱いにはしません」

    私は早速準備を始めました。犬の餌を買ってくる。玄関先の植木鉢を片付ける。モバイルバッテリーを準備する。パンや缶詰などの食料を買ってくる。乾電池や懐中電灯を準備する。傘は役に立たないので、レインコートを準備する。ご飯を炊いて冷凍しておく。番茶をたくさん作って冷やしておく。などなど、地震と違って準備ができます。空振りでもいいのでちゃんと備えましょう。

    NASAがスペースステーションから撮った台風5号 (Typhoon Noru)

     

  • 突然涼しくなった

    何バカなタイトル、と思うかもしれません。ニュースでは熊本は38度越えで全国でも一番暑かったらしいです。しかし、仕事が終わって帰る頃にはぐんと涼しくなり、自転車で帰宅しても全く汗をかきませんでした。昼に比べて一気に10度くらい温度が下がっています。九州の南に台風が来ているので、そちらへ向かって北寄りの風が強まり、涼しくなったのではないかと思います。

    漢方の世界では陰陽理論(哲学)という基本があり「陽極まれば陰生ず」と言います。陽のピークを迎えた今、毎日少しずつ陰が増えて来ます。毎朝5時半に起きていますが、ちょと前に比べてだいぶ朝日が遅くなって来ました。そして仕事が終わって帰宅する際、暗くなって来ました。昼は暑い暑いと言いながら、確実に季節は陰転しています。季節の変わり目といえば春と秋を思い浮かべるかもしれませんが、陽極まり陰が生じ始める今の時期と陰が極まり陽が生じ始める節分の時期は十分な体調管理が必要です。

    今週末には台風が接近する予想が出ています。これだけギラギラした太陽が台風にエネルギーを与えていますから、まともに直撃されたら大変です。こちらに来ないことを祈りつつ、万が一こちらへ来た際の準備はいまのうちからしておく方が良さそうです。

    温度計が41度を指していた昼1時ごろの往診先のホスピタルメントで青空の風景を写真に撮ったら、ギラギラ光線が写っていました。びっくりです。

  • 真夏のサプリ

    日が暮れて犬の散歩に出かけてみると、まだ全然涼しくありません。息苦しくなってきて、深呼吸をします。歩いているうちに頭痛がしてきます。皆さんくれぐれも体調管理にはお気をつけください。これだけ暑いと真昼間の外来は患者さんも少ないですので、ゆっくり話を聞いて欲しいと思えば、この時間が穴場です。今日も10年以上も困っているという症状についてゆっくりとお話をすることができました。一方、夕方になってくると、混み合ってきます。実際には午後2時も4時もほとんど変わらない暑さですが、皆さんの心理ですね。

    8月2日の熊本の天気予報では37から38度を予想されています。今まで夕立が来そうな湿った空でしたが、いよいよカラッと晴れてくるそうで、さらに注意が必要です。汗をかくと体からミネラルを失います。主には塩分なので、少し塩気の効いた梅干しや漬物を食べればいいのですが、スポーツや屋外で仕事をしている場合は、塩分だけでは足りません。亜鉛、マグネシウムその他のミネラルも汗から失います。こういった微量元素を食品で取ろうとすれば、かなり気つけてバランス良い食事をしないといけません。簡単にはマルチビタミン・マルチミネラルのサプリです。

    私の場合はマルチビタミン・マルチミネラルの代わりにビール酵母で補います。毎日ではありませんが、特に汗をかいた時にはエビオスを30粒一気に飲みます。栄養価が高く、値段も安いのでオススメです。

     

     

  • 夏バテの治療

    大雨の次に猛暑ですが、なかなかカラッと晴れた天気ではないですね。そうこうしているうちに、もう8月です。毎日昼には院外へ往診に出かけますが、車の温度計が40度くらいを指しているので、クラクラします。夏バテを漢方的に色々病態を考えると、人それぞれです。画一的に暑気あたり、というわけにも行きません。例えば、純粋に高温にやられた人、冷たいものの飲み過ぎで胃が冷えている人、水分の取りすぎで胃がタポタポの人、などなどです。

    高温で疲れが出ている場合、清暑益気湯が効きます。冷たいものを飲みすぎた場合、安中散。水分摂取過剰なら胃苓湯。さらに疲れがひどい時は紅参末を加えます。口渇がひどいなら白虎加人参湯、のぼせがひどいなら黄連解毒湯を合わせて使います。これらの漢方をうまく使い分けるには、どのような高温の環境にいたのか(屋外か、室内か、エアコンはついていたのかなど)、水分はとったか(冷たい飲み物か、冷やしていないものか、氷のようなものかなど)、お腹は冷えていないか、何日くらい前から暑さにさらされているのか、などを確認します。また、舌診では胃腸の冷え具合や水分の多さ(水毒、痰飲)を確認します。

    これくらいは最低確認してから治療方針を立てますが、逆に西洋医学だけで夏バテや熱中症をみんなどうやって対処しているんだろうと思います。点滴で治るほど簡単な病態ではないと思うのです。

    庭先に咲いた桔梗です。今の季節、のどが腫れてが痛い風邪が多いですが、桔梗はのどの炎症を取ります。桔梗湯や小柴胡湯加桔梗石膏などに含まれています。排膿作用があり、十味排毒湯や排膿散及湯などにも配合されています。