むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • ジャジャン(チャジャン)麺はうまい

    今日は帰宅後ZOOMで同窓会みたいな会があり、現地に行けばみんなに会えたのですが診療で遅くなったのでオンライン参加しました。それが終わってから、ついいつもの癖でNetflixに切り替えて、ドラマを見始めたら、あっという間に時間がたってしまいました。「無人島のディーバ」という韓ドラが面白くて見始めたら止まりません。また、昼ごはんを食べながらNetflixで「チャジャン麺讃歌」という番組を見たら、これまたよだれものでした。炸醬(チャジャン)麺というのはその名の通り味噌ダレのようなもの(醬)を油で揚げ(炸)たものを麺にからませた料理です。日本にはあまりないのでご存知ないかもしれません。マックスバリュにはチャパゲッティというインスタント・チャジャンメン(オリーブオイル風味)が売ってあるので、どんなものか試したいならそれがおすすめです。しかし本物は刻んだ肉と四角に切った玉ねぎを炒めたものが入っており、それが黒いソースに混じってなんとも言えない美味しさがあります。私が、チャパゲッティを作るときは必ず玉ねぎを入れます。

    番組によると、中国の山東省から華僑たちがインチョン(仁川)に移住してきて、中華料理の炸醬麺を作ったのが韓国人に好まれる味に変化したもので、オリジナルの中華とは全然別物になったそうです。また、韓国では卒業式とか引っ越しの際にみんなでチャジャン麺を食べるのが風習のようで、韓ドラを見ていてもそのようなシーンを良く見かけます。私はアメリカにいた頃、ヒューストンにある韓国系中華料理店にジャジャン麺がありはじめて食べたのがとても印象的で覚えています。コロナ前に何度かソウルに遊びに行ったときもソウル駅前を歩いていてたまたま見かけたチャジャン麺屋さんで何度も食べました。黄色いタクワンと切っただけの玉ねぎとキムチが取り放題になっており、玉ねぎって生でこんな食べ方があるんだとショックを受けました。熊本には今の季節超美味しいサラダ玉ねぎがあります。これなんか、水にさらさなくてもザクザク切ってそのまま食べられます。チャジャン麺屋さんの玉ねぎに似せるなら、ちょっと酢をかけて、甜麺醤を塗って食べたらほとんど同じ味になります。

    今日来られた患者さんの血圧や採血データがすごく良くなっており、話を聞いたら酢玉ねぎを毎日食べていると言われていました。やっぱり玉ねぎは体にいいんだなと実感しました。私も真似してみようと思います。

    久木野

  • 若い世代には病名をあえてつけないこともある

    朝はえらく冷え込みましたが、昼はよく晴れて温かい一日でした。また寒の戻りもあるでしょうけどしばし春の陽気を楽しみます。さて、今日は連休明け初日でしたので、午後から随分混み合いました。午前中はまだ寒かったからかそれほどでもなかったので、明日以降も混雑を避けるなら午前中がいいかもしれません。

    当院は内科クリニックにしては患者さんの平均年齢が相当若く、自分でもびっくりします。通常の内科だと70歳でも若い方だと思います。しかし、当院の患者さんは30代から50代くらいもたくさん来られるので、現役世代に選んでいただけてるな、と思っていましたが、最近は中高生もたくさん来るようになりました。風邪や花粉症など通常の内科疾患も多いのですが、最近増えてきたのは朝起きられない、学校に遅刻してしまうという症状で、よく起立性調節障害と診断されているような学生さんたち、それからコロナ後遺症で倦怠感や頭痛などが取れないというような人たち。いずれも、通常あまり有効な治療法がないため、専門に治療している機関は少ないと思われます。当院では漢方を処方して比較的うまくいっている例が多く、だんだんそういった若い患者さんたちが増えてきた次第です。

    私は若い学生さんたちに「起立性調節障害」とか「神経症、うつ病」などの病名をあえてつけないで治療してもいいのではないかと思っています。病名をつけると、前途ある若い人たちがそう言うレッテルを貼られて自分は病気なんだと思ってしまう。私はそう言うケースでは診察でよく「体質の問題でしょう」とか「自律神経のバランスが悪くなっているみたいです」と当たり障りのない説明をして病名をつけないで説明する事が多いです。もちろんカルテには診断名を書かないと薬を使う根拠にならないので病名をつけていますが、本当はあまり病名をつけたくない気持ちで診察しています。

  • 陰極まりて陽生ず

    連休最終日、快晴に恵まれすごく暖かかったですね。なにかいいことありましたか? 昨日、ルーチンでないことにもチャレンジすることで人生の幅を広げよう、と書きました。私の週末のルーチンであるスポーツジムと水春温泉をたまには見直そうと思って、ドライブがてら阿蘇ファームランドまで行ってみました。多分20年ぶりくらいだと思います。行ってみてびっくりしました。連休というのに閑散としていました。ほとんど客はいません。温泉に入ろうとおもったら、誰もいない建物にフロントは開いていました。お風呂は数名の人が入っていましたが、ほとんど貸切状態。サウナも独り占め。阿蘇全体が見渡せる素晴らしい大露天風呂を独り占めなんて、贅沢すぎます。20くらいあるお風呂に一つずつ入ると、子供が小さかったときに一緒に来たのを思い出しました。

    1時間以上ゆっくりお風呂に入ったあと、他の施設はどうなっているんだろうとぶらぶら散歩しました。レストランには人っ子一人いない、と思ったらインド人従業員が4−5名暇そうにだべっていました。あとで調べたらレストランは宿泊客用で、遊びに行った人は食べられないみたい。ただ、宿泊している人もほとんどいないように見えました。土産物屋さんも、オルゴールなどの店も全部閉店していました。むかし人が大勢集まってワイワイガヤガヤ楽しく過ごしていた頃の姿が幻のように蘇ってきます。寂しすぎる。元気の森というアトラクションだけ営業していました。こんな阿蘇の一等地でいい温泉と宿泊施設があるのに客が来ないとは残念でなりません。なんとか頑張ってつづけてもらいたいものです。

    温泉は良かったし、独り占めして満喫できたのですが、寂しくなったので、一旦帰宅したあと、松橋の古保山リゾートまで温泉に入り直しにいきました。こちらは安定の素晴らしいお湯。しばらくしたら何やらパトカーが来て、お巡りさんが10人ぐらいお風呂に入ってきました。どうやら酔っ払って騒いでいる客さんの迷惑行為を通報した人がいたみたいです。温泉は良かったですが、こっちでもちょっと「陰の気」を受けてしまった。こんな日もある。漢方では「陰極まりて陽生ず」と言うし、大凶は明日からいいことが始まる転換点。立春も陰が極まったところで陽に転じるポイントです。今日はそんな一日でした。

    ファームランドの閑散とした駐車場にて

  • 花粉症の季節が始まります

    連休、いかがお過ごしですか?朝晩はまだ冬の冷え込みですが日中は日がさすと温かいです。今週は後半にかけてぐんぐん気温が上がるそうです。春の陽気となりそうです。一方、今週の気温上昇で花粉の飛散が本格的に始まるそうです。当院でも花粉症治療の抗ヒスタミンや点鼻薬などはいつでも処方できます。血圧の薬などを取りに来たついでに必要でしたらご相談ください。

    いつも仕事仕事で時間がない私です。次の休みにはあれをしようこれをしようと考えます。この連休は自分の床屋とゴンのトリミングを予定していました。自分のカットは1時間ほどで終わりますが、ゴンは朝お店に連れて行って夕方までかかります。値段も私の2倍かかります。犬はじっとしていないでしょうから手間がかかるのは人の2倍では済まないと思います。あとはいつものように週末のルーチンでジムに行こうと思いましたが、先日書いたように熊本城マラソン1週間前で調整のために走る人が大勢いるので私はジムでなく近所を長距離散歩することにしました。今日は朝から高森までドライブして白水温泉に入り、夜には嘉島の水春でもう一度サウナに入りました。最近はととのうことを目的とせず、サウナに入ることにしてますが今日はせっかくの連休だったので時間をかけてゆっくりした気分でサウナ>水風呂>外気浴を繰り返したら、久しぶりにととのいました。

    週末のジムと温泉は私のルーチンですが、ルーチンワークというのは日々同じ様にこなす諸々の仕事のことです。私はわりとルーチンが多く、同じ時間に起きてコーヒーを入れてNHKゴガクでハングル講座と中国語講座を聞いて新聞を読んで仕事に行って、と毎日同じ生活です。仕事に行く道順や運転する車線もだいたい同じ。ルーチンワークすることで仕事の効率は上がるし、同じ道を通れば危ないところは最初からわかっています。無意識下にいろいろできるので疲れもすくない。一方、いつもと違う道を通ってみたり、違う食事をとってみたり、いつも行かない店で買い物したりすると人生の幅が広がります。ご存知野球のイチローは一日中ルーチンがあったようです。ルーチンを休まずこなすことで偉大な業績を生むことは彼を見ると実証済みです。しかし一般人にとっては、あえてルーチンでない新しいことにチャレンジすることも大切だと思います。

    根子岳

  • 風邪で熱が出る仕組み(ちょっと難しく解説)

    おかげさまで先日の私の風邪はすっかり回復しました。熱はなく咳だけが一日出ましたが、ひどくならずに良かったです。結局葛根湯などの漢方も入手困難のため飲まず、のど飴とビタミン剤と朝鮮人参エキスで治りました。サプリは通常のビタミンB,C,D,Eなどにくわえてセレン(セレニウム)、オリーブリーフエキス、タウリンを追加して飲みました。ビタミンCは通常2000mgのところ4000mgにアップしました。これでかぜ薬いらずです。今回は熱も出ませんでしたが、熱について少し解説したいと思います。

    風邪のときに熱が出るのは体のウイルスに対する免疫反応でリンパ球からインターロイキン(IL-1, IL-6など)とインターフェロンがでてくるためです。その結果、細胞膜のリン脂質からホスホリパーゼA2という酵素の働きでアラキドン酸が遊離され、アラキドン酸はシクロオキシゲナーゼ(COX)により分解されてプロスタグランディンE2が産生されることで脳の体温中枢が刺激され発熱します。したがって、発熱は感染に対する防衛反応です。体温が上がることで体内の酵素活性が高まり、ウイルスを排除する力が増強されます。濡れた体をほったらかして体を冷やすと風邪をひくし、サウナで温めると風邪が飛んでいくのはこのあたりに関連していると思われます。イブやロキソニンなどの解熱剤はCOXを阻害してプロスタグランディンの産生を抑えるので発熱が抑えられます。よく使うカロナールはなぜ熱が下がるのか詳しいメカニズムが分かっていません。理屈から考えて、防衛反応である発熱を解熱剤で抑えるとウイルスにとっては好都合で風邪は長引くと考えられます。解熱剤の唯一のメリットは熱が下がったほうが元気が出るので食事が取れること。熱が下がったから学校に行くとか仕事をすると言うのはだめです。無理せずゆっくり寝たほうが早く治ります。

    葛根湯などの漢方薬は解熱効果はなく、むしろ体を温めて風邪を治します。一方、インターフェロンなどのサイトカインによる体の過剰な反応を和らげてくれる働きがあるため、頭痛や悪寒が緩和されます。こんな処方を薬草の組み合わせで考えだした2000年前の中国の医者のレベルの高さには驚かされます。