むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 脳疲労を治すには

    日曜朝はTBSの「健康カプセル!ゲンキの時間」を見ることにしています。今日のテーマはスマホ中毒は脳疲労を起こすという話でした。何か仕事や調べ物などでスマホを使うのは仕方ないとして、暇つぶしにダラダラとスマホを使うのは健康によくありません。番組で言っていたのは、スマホの画面には文字情報だけでなく、色情報、写真、広告などいろんな情報含まれ、それらが一気に頭に入ってきて脳の処理能力を超えてしまうそうです。そうすると、頭の中は情報過剰でちゃんと考えられなくなったり、ものを覚えられなくなったりします。

    私のクリニックに来院される患者さんもこのような症状の人が多数います。しかも、スマホが原因ではありません。仕事が忙しすぎるとか、仕事や家庭の悩みが多すぎて頭で処理できない状態になっているのです。中には物忘れが多くなったとか、さっき言われたことを覚えていないので、やばい気がしたといって来院されます。

    番組では、自然の中でリラックスし、スマホは触らないようにする。裸足で地面に立ってみる(アーシング)。単調なリズムの運動をする。そして、焚き火をボーと眺める。このようなことをすると脳が休まるということでした。しかし、忙しいわたしたちはなかなか田舎の自然の中で焚き火を眺めたりする暇がありません。実は、この脳疲労に対してよく効く漢方があります。四物湯や十全大補湯、抑肝散加陳皮半夏などです。