むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • イギリス

    イギリスがEU離脱を決めました。歴史的にも大きな出来事の1日となりました。日経平均は−8%、ダウは−4%近く下落し、数日前にジョージソロスが今週末はブラックフライデーになる、といった予言が的中しました。

    今回の株価下落がこれで治ればいいのですが、リーマンショックを上回るショッキングな出来事だったので、今後大きな不景気にならなければいいが、と心配しています。円高も急激に進み、今後も日本円が買われる状況は当面続きそうです。イギリスでの国民投票が昨日あることはわかっていたし、離脱派が勝った場合のシナリオは色々想定されていたと思いますが、現実になるとはみんなあまり思っていなかったでしょう。これは、アメリカ大統領選挙でも自国の利益を極端に主張するトランプ氏が人気があるという状況にも似たところがあります。みんなトランプ氏が人気だけれど、まさか大統領選挙に勝つとは思っていないかもしれません。しかし、そこは勝った場合を想定して準備しておく必要があります。

    thumb_IMG_0513_1024

    私たちのやっている医療も似たようなところがあります。検査をしてみて、いい方に行った場合、そうでなかった場合など、いろんな方向に行った場合の想定をします。例えばコレステロールが高い人が来院した時、薬を飲んでもらって下げるのは簡単ですが、飲みたくないと患者さんがいう時に飲まなかったら今後どうなるかの予測をします。タバコを吸うのか、太っているか、高血圧や糖尿病はないのか、そういう状況をすべて判断して、コレステロールを下げるべきか、しばらくは薬を使わずに経過を見ても大丈夫かを判断します。勘でやっているわけでなく、10年後の状態を色々考えて、今どう動くべきかを考えるのです。

    写真は曇天の中に田植えが完了したところです。今後の景気が悪くなろうと、きちんと田植えをしておけば秋には米が実ります。先が見えにくい変化の大きな世の中ですが、一喜一憂せず、未来の収穫に向けた行動と、あらゆることを想定した判断が必要です。

  • 在宅医療2

    先週に引き続き、Wクリニックの在宅部門に同行させていただきました。今回は、老人ホームやグループホームだけでなく個人宅にもお邪魔しました。個人宅ではもちろん介護職員がいるわけではないので、お年寄りの世話をするご家族がおられるのですが、やはり通院できない理由があるわけです。90歳代のおばあちゃんのお子さんが70歳代で持病のため車椅子だったりと、どこも大変です。だからこそ、在宅医療というサービスがあるわけです。

    在宅医療はクリニックだけで成り立つものではありません。訪問看護や訪問リハなど多職種が介入します。通院できない患者さんができるだけ自宅で不安ない生活を送れるようなサポート体制があるのです。

    しかし、こういった制度をどうしたら利用できるか、よく知られていません。大きな病院では、このような在宅の医療に対する理解が少ないですから、在宅医療に力を入れているクリニックに相談するのがいいでしょう。また、「ささえりあ」という熊本市の地域包括支援センターがお近くにあると思いますから、そちらで相談に乗ってもらえます。

    ある程度の歳になったら、健康相談ができるかかりつけ医を持ちましょう。気軽に話しやすいドクターでないと意味がありません。また、悩みをしっかり受けけ止めて聞いてもらえないといけません。人生のパートナーを選ぶつもりで、しっかりかかりつけ医を決めることをお勧めします。

    IMG_0508

  • 職員募集について(6/23)

    ひき続き、新規開業に伴い看護師さん(パート)を募集します。午前だけや午後だけなどでも構いません。条件は以前書いた通りです。http://www.murakaminaika096.com/すべて/お仕事/304

    ハローワークにも募集を出していますので、ちょっと話だけ聞いてみたいという場合もお早めにお願いします。

  • 鍼の勉強会

    愛媛県から薬剤師兼鍼灸師さんが熊本に来ました。そこで、同僚の肩こりや腰痛をみんな集まって「私ならこうして治す」という実践勉強会をしました。

    集まったのは、その薬剤師兼鍼灸師さん、漢方を得意とする薬剤師さん、漢方を得意とする精神科ドクター、理学療法士(リハビリ)、そして私(漢方と鍼を実践する)。それぞれが、同じ患者さんを診察して、鍼治療の方法(どのツボに治療するかなど)をディスカッションしたり、リハビリからはストレッチ体操の方法を伝授。私は、鍼に整体の理論を組み合わせたハイブリッド東洋医学を披露しました。

    お互いプロとして、治療実績があるものの、同業者が同じ患者さんに対してどんな治療をするかなんて、めったに見る機会はありません。お互い良い刺激になり、とても勉強になりました。このような他職種カンファレンスは、ありそうでなかなかありません。特に、整形外科にかかっても治らなかったような症例が漢方や鍼に来ることが多いので、東洋医学で治せた時の喜びは大きいです。そして、医師、薬剤師、鍼灸師など職種の垣根を超えて同じような患者さんを治療するプロとしてお互いのことを尊重し、学び合う姿勢が素晴らしい。今後も貪欲にこのような勉強会を開いて、切磋琢磨したいと思います。

    thumb_IMG_0502_1024

  • 梅雨の大雨

    今年の梅雨はしばらく雨も降らずに空梅雨気味だったのに、一転して大雨となりました。地震の後に大雨の被害と、熊本は自然の厳しさにさらされて大変です。

    地震は全くと言っていいほど予測できませんが、雨に関してはかなり天気予報が正確です。特にレーダーの情報を見ると、あと何分ぐらいで雷雨になるか予測できます。日本は島国でレーダー予報があまり発達していませんが、アメリカでは天気図を使った天気予報より雨雲レーダーを使った天気予報の方が盛んでした。おそらく、土地が広大なのでレーダーの情報と降水情報があれば、正確な予報ができるからでしょう。

    地球温暖化で海水温が上がっているため、日本近海の水蒸気量が多く、雨の振り方が従来ではありえないほど猛烈になっています。時間100ミリを超える雨なんてすごすぎます。建築中のクリニックには大きな屋根が付いているので、雨を処理するためにかなり大きなトイが付いているのですが、それでも想定以上の雨が降るということはありえます。そこで、キャパシティーを超える雨が降った際には安全弁から別の方へ雨水を流すルートが二つ作ってあります。今日、現場監督さんに、昨日の大雨だったら、安全弁の方に雨水は行ったでしょうかね、と聞いたら、いいえ、昨日くらいの雨は想定内です、との返事。これには感心しました。

    thumb_IMG_0500_1024